

3日間10時から4時までのオープンハウスが終わりました。
以下、長いですが、ご報告します。
写真はテントの様子です。左のテントで掲示をし、右のテントでアンケート記入を頼んでいました。(ネット上のアンケートフォーム)
掲示内容は、8月23日にHP上で公開された計画を、2セットプリントして貼り出してありました。「バリアフリー日比谷公園プロジェクト」と「大噴水・小音楽堂周辺の再整備について」です。
「バリアフリープロジェクト」の掲示は、骨子は「10年かけてほぼ全ての施設を壊して造り替える」ということです。
しかし、掲示がシンプルではなく、多くの写真と文字で、暑さの中じっくり読めるものではありません。職員の説明も部分的なものです。
掲示物を見た人に聞いても、「公園全て作り変える事実」はキャッチしていませんでした。
これはどうみても、外部のコンサルが作成したもので、わざわざ昔の施設の写真などを入れ、それぞれの施設の「過去」「現在」「未来」などと内容を増やしています。
おそらく、その意図は、今ある計画を目立たなくさせることでしょう。
歴史を語るなら、歴史だけの掲示をすればいいのです。あまりにも突拍子もない計画で「日比谷公園に相応しくない」という批判をかわすために、今直接は関係ない情報を入れ込んだのでしょう。
過去の写真など情報を示すなら、過去から取材した、過去から学んだ未来像でなければならないのに、ただ過去の写真を置いただけです。何が目的なのでしょうか?
論述の基礎もわかっていない掲示物の作成に、大金をつぎ込まないでください!
メインは「大噴水の造り替え」計画です。
今ある大噴水を一旦全部壊し、ほぼ同じ大きさのものを違う材質で造る、というのです。
ほぼ同じものを造るのであれば、修理や補修で良いのではないでしょうか?
造り替える理由として、水盤内の管が見えないようにする、水盤の縁の人が座る面の角度を変える、でした。
そのために、今の美しい御影石の座面を壊し、廃棄して、コンクリートの縁にするというのです。
それは、既に壊して造り替えた、隣の芝生広場のデザインに合わせるためでしょう。芝生広場には、最近の墓石によく似た、グレーのコンクリート製の無機質の大きなベンチが造られました。それに合わせるとは説明しませんが、絵を見るとまさにそうです。
大噴水については「形状を継承する」と言いながら、大事なことが説明されていません。
大噴水が造られた理由です。現地に看板があり「戦後復興の仕上げに造った」もので、平和の象徴なのです。
日比谷公園の歴史を尊重するなら、この点を無視すべきではありません。「形状」だけを継承するのではなく、この精神を受け継がないといけないのに、そこを空洞化させています。事物の価値と重要性がわからない人が計画を練っているのでしょう。
第二花壇及び大噴水周辺の再開発には、公園の重要な要素が関わります。
「思い出ベンチ」です。一般市民に15万~20万円の寄付を募り、設置されたものです。各ベンチには、寄付者のメッセージが彫られたプレートが取り付けてあります。時代背景、家族愛、友情などが短い言葉の中に込められた「時代を映した詩」と言ってもいいものです。
公園を訪れた人は必ず座る場所です。
第二花壇~大噴水~小音楽堂の破壊と再整備に際して、この周辺にある思い出ベンチは全て壊されます。既に花壇破壊の時に、50基以上が壊され、廃棄されました。メッセージボードは取り外してあるそうです。
思い出ベンチ撤去破壊の計画は説明の中に、一言も書かれていません。
それを責任者に尋ねた所、答えは「絵(完成予想図)をみればわかるでしょう」でした!
このような重要なことを説明しない、オープンハウスであり、HP上の計画説明なのです。
他にも重要な説明の欠落があります。再生整備にかかる費用です。予算規模などお金に関わることが全く書かれていないのです。
職員に聞いても「わからない」と言います。都民の税金を使うということをどう考えているのでしょうか?全くふざけた話です。
オープンハウス・アンケートは、掲示を見た人に対し、職員が促していました。
紙のアンケート用紙に記入する方法と、ネット上で記入する方法(こちら)があります。ただしこのネット上のアンケートサイトはオープンハウスでしか知らせていません。
ネット上では回答期限が、今日8月26日(月曜)の夜までです。ぜひ回答と要望の記入をお願いします。
これは、オープンハウスにやってきたわずかな人だけが、アンケートに答え意見を述べることができるというやり方です。3日間で100~200人程度でしょう。
本当に都民や利用者の意見を聞く気があるのでしょうか?一つの施設で最少10億円、全体で100億円以上の税金を使って、貴重な歴史的公園を改造するのに、わずかな市民の意見しか聞かない、全く間違っています。
電話でご意見を伝える場合は、以下の部署にかけて下さい。
東部公園緑地事務所 03-3821-7334
都庁 都民の声 総合窓口 03-5320-7725
都庁 日比谷公園施設再生担当課 03-5320-5337
オープンハウスのスタッフは、都庁公園緑地部と東部公園緑地事務所の職員が交代で詰め、景品(うちわ)を渡して閲覧を促したり、パネル前に立って、掲示内容を説明したりしていました。
業者さんはテントの設営、扇風機や冷風機の貸出、さらにテント横に立ち、入場者数をカウンターで数えていました。
3日間とも酷暑で、写真をご覧になってわかるように、強い日差しが照り付けていました。
緑陰の下の木のベンチ上でも、気温は36度以上、舗装上の温度は、温度計が壊れて、測れませんでしたが、50度に達していたのではないでしょうか。
「外出は控えるように」と呼びかけがある、このような暑い日を選び、わざわざ暑い所に暑い場所を作って、計画公開をしたのです。
今年は、悪天候対策として、日比谷図書文化館内にも「休憩所」を設けていましたが、そちらでは掲示とアンケートはやっていても、説明をせず、あくまでオープンハウスは屋外でやるとのことでした。
このような悪条件下のオープンハウスは、8月上旬に開催した去年と同じです。
都議会委員会でも、何度か取り上げられ、情報公開の方法として相応しくないと強く指摘されているのに、同じやり方を今年もしたのです。
来場者数を意図的に抑えるためではないか?と勘ぐります。
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