2023/08/14
提示しますモノクロ写真は、開園当初の日比谷公園の外周です。(写真は(公財)東京都公園協会ダジタルアーカイブより)
元公園管理所長の高橋裕一さんによると、公園の外柵は、川口の鋳物工場で作られたおしゃれなもので、迎賓館赤坂離宮のようだったそうです。
しかし戦時中の「金属回収」によって、外柵も園内の柵も撤去されてしまいました。
戦後復興で、先人たちが荒廃した日比谷公園を一生懸命、旧状に復元したのです。柵の形状は異なりましたが。
いま、日比谷公園再生整備計画では、「まちとの接続性が弱い」から「バリアフリーのため」と外柵の撤去を計画しています。まるで「金属回収」の時のようです。
外柵も園内の柵も無駄、邪魔なものでは決してありません。それぞれ置かれている意味がちゃんとあるのです。
外柵は人が不用意に植樹帯を踏み荒らすのを防ぎ、道路やビル街では棲めない生物を守ります。公園は人間のためだけにあるのではないのです。
高橋元所長曰く、「日比谷公園は難産の末、国家プロジェクトにより誕生した、国家を代表する公園です。先行し、国の「名勝」に指定された、あるいは「登録記念物」になっている各地の歴史的な公園以上に、歴史の重みのある重要な文化財公園です。市民から不満の声のない公園を大改造するのではなく、文化財的価値を認め、歴史と文化・緑を尊重する施策に取り組んでほしい!」と。
声を届けよう
今すぐ賛同
リンクをコピー
Facebook
WhatsApp
X(旧:Twitter)
Eメール

