
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
皆様からの賛同と拡散、change.orgへのご支援のおかげで1月13日現在 21,695名からの賛同をいただいております。
当署名の提出分の賛同募集は終了しましたが、臓器移植について知っていただきたいことや活動の進捗状況をこのお知らせでお伝えしています。
一人でも多くの方にお知らせを読んでいだだき、日本の臓器移植の事を知っていただけたらと思いますので、拡散などにご協力をいただけますと大変ありがたいです。
よろしくお願い致します。
今回のお知らせでは、11月にありました一般社団法人 日本移植会議の公開シンポジウムについてお伝えできたらと思います。
■日本移植会議(https://nihon-ishoku-kaigi.com/) 第2回市民公開シンポジウムで質問をしました
2024年11月30日(土)に日本移植会議主催の『第2回市民公開シンポジウム「救える命を救うために」』が聖路加国際大学にて行われました。
多忙につき開催前にこのお知らせで開催をお伝えすることができませんでしたが、参加し登壇者の方に質問をしてまいりましたので、簡単にその内容についてご報告をさせていただきます。
当日のプログラムについては日本移植会議HPをご覧ください。
→第2回市民公開シンポジウム「救える命を救うために」を開催いたしました https://nihon-ishoku-kaigi.com/
各登壇者の方がおはなしをされた内容については、後日YouTubeで公開されるという事です。是非、公開されましたらご覧いただけたらと思います。
(昨年開催分は公開されており、団体HPからご覧いただけます)
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Ⅰ-①移植経験者の方のお話
後半で移植医療に関する医療費削減のため「未開封・不使用の薬の再利用によって医療費を削減できないか」という提案がありました。
この署名活動を通して強く感じるようになりましたが、当事者自らが移植医療の状況が良くなるようにと考え、提案をする事はとても意義があります。
立場が違うと気付けない事がありますので、このように意見交換がされる場所が増え、オープンに活発に語られるようになるといいなと思います。
Ⅰ-②厚生労働省 移植医療対策推進室の方のお話
資料と合わせて最新の日本の臓器移植の状況についてのおはなしがありました。
→臓器移植対策の現状について 第68回臓器移植委員会 参考資料1 2024.9.18 https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001305094.pdf
お話しの中で、「調査不足だった」という言葉があり、厚労省の認識にようやく変化があったことを感じました。
お話の後、質問させていただきました。
【Q】心臓移植の優先度がいのちの緊急度となることについて、個人的には良かったと思うと同時にいくつか懸念点も感じています。その中で、現在進められている
医療インバウンド強化によって、海外の患者さんが日本で臓器移植を受けたいと並びやすくならないか心配をしていますが、対策は検討されるのでしょうか。
【A】人命を優先していくので、安心してほしい
(しかし、日本での待機者を最優先するというような、断言する言葉はありませんでした)
※医療インバウンド強化とは
医療機関への受診を目的とするインバウンド(訪日外国人)の誘致や外国人介護人材の受け入れ強化のこと
→医療ツーリズムの市場規模|世界・日本で注目を集める理由を解説
https://mediphone.jp/mediphoneblog/medical_tourism_marketsize/
Ⅱ-①、②、③医療現場の方たちのお話
- 今後、多死社会が来ることが考えられる中、メディエーター(終末期ケアに関わる医療者)が医療連携のキーパーソンになる。
臓器提供を増やすためではなく、患者の終末期に家族に寄り添い、患者寄りの立場で家族支援を行い、適切な終末期医療を提供するのがメディエーターで、
その終末期医療の選択肢のひとつとして臓器提供の選択肢提示を行う。
→入院時重症患者対応メディエーターについて http://hmcip.umin.jp/about_hmcip.html - 以前は臓器提供の選択肢提示に躊躇するケースも多かったが、最近は「脳死ってことですか?」とご家族の方から聞かれ、理解されたうえでお答えをいただくケースが多くなった。
というお話があり、私たちが願う臓器移植のかたちで丁寧なケアをして下さっている医療従事者の皆さんに、改めてありがたい気持ちになりました。
お話の後、終末期ケアの体制が整っており、臓器提供の選択肢提示や臓器提供も実際に行われている病院のメディエーターの方へ質問をさせていただきました。
【Q】(臓器提供の選択肢提示による患者や医療従事者の負担を減らす為に)例えば病院によっては初診時の問診票の項目に臓器提供の意思を確認する欄があったり、
入院時に意思確認があったり、「臓器提供の意思が決まっている場合には保険証の裏に書いて下さい」とアナウンスをされている病院がありますが、そのような
取り組みもされているのでしょうか。また、心停止後も臓器提供の選択肢提示が行われているのでしょうか。
【A】取り組みをしています。心停止後も終末期ケアとしてメディエーターが対応をしています。
Ⅲ-①集中治療室の看護師の方のお話
- この方が働かれている病院での移植待機中の死亡率は肝臓が42%、心臓が24%
- 全ての患者が助かるわけではない為、よりよい死を考える必要がある
- 看護師の精神的負担が大きい
待機患者・医療の現場の現実。とくに肝臓移植待機中の死亡率についてはなかなか注目されていませんが、かなり厳しいことがわかるかと思います。
『レシピエントの回復は移植の発展に重要』という言葉に医療の現場の皆さんからの患者への思いを感じました。
Ⅲ-②“いのちの教育”に尽力されている中学校教諭の方のお話
子どものいじめや自殺を減らしたいとの思いで“いのちの教育”に尽力されており、『臓器移植』をテーマにいのちについて話す際の内容について。
- 死ぬ確率は100%(生きているすべての人)である
- 臓器提供については4つの権利「臓器提供する・しない」「移植を受ける・受けない」+まだ決まらないの気持ちを大事にしている
お話の後、質問させていただきました。
【Q】保護者の世代は臓器移植に対してネガティブな印象を持たれていたり、誤解をされている方も多い世代。臓器移植をテーマにして授業をすることに対して、クレームが入ることはないのでしょうか?
【A】以前より減っています。必ず事前に案内でお知らせをさせてもらっていて、臓器提供を勧めるものではないことも但し書きをしています。
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この日本移植会議のシンポジウムは毎年開催予定という事です。
厚労省の方やJOTの方、医療の現場の方や当事者の方などの貴重なお話をお聞きすることができます。昨年は政治家の方も出席をされていました。
こういった機会に参加される方がたくさんいらっしゃることで、当事者や世間から注目されていることを関係者に認識していただいたり、直接意見を伝えることができる場合もあります。
是非、今後もホームページをチェックしていただき、開催される際にはたくさんの方に参加していただけたらと思います。
今回のお知らせは以上です。
引き続きどうぞよろしくお願い致します。