
2015年4月からスタートさせた「学校から解剖実習をなくそう!キャンペーン」。
小・中・高の新しい学習指導要領とその解説が公布されましたが、JAVAが文部科学省に働きかけ続けてきた「解剖」の記述をなくすことは実現できませんでした。
学校でのカリキュラム作成や教科書作成の基準となっているのが、文部科学省の「学習指導要領」と「学習指導要領解説」です。理科の「解説」に解剖を学習方法の一つとして例示していることが、解剖を行う学校がなくならない大きな要因なのです。そのため、JAVAのこのキャンペーンは、「解説」の中の「動物の解剖」「動物を用いた実験」(ともに死体を含む)を学習方法の一つとする記述を削除させることを目的に展開してきました。
原則10年に一度の学習指導要領の改訂。今回は2014年11月~2016年12月の2年をかけて有識者による改訂に関する審議等の作業が行われました。この間JAVAは、いまだ多くの学校で解剖実習が行われていることを広く知ってもらうため、さまざまな方法でキャンペーンを展開し、そして、「解剖をやりたくない!」「解剖をなくして!」という子どもたちをはじめ多くの人の願いを実現するため、文部科学省に働きかけてきました。2018年7月までに文部科学省から、新しい学習指導要領とその解説が公布されましたが、「解剖」や「動物を用いた実験」についての記述は、私たちの努力の甲斐なく削除されませんでした。
改訂の結果やこれまでの取組み等は下記をご覧ください。
http://www.java-animal.org/campaign-kaibou/report/
http://www.java-animal.org/campaign-kaibou/
JAVAではこれまで多くの学校に解剖実習の廃止をさせてきましたが、学習指導要領の改訂を働きかけたのはこのキャンペーンが初めてでした。法律を改正するのと同じぐらい難しいとも聞く学習指導要領。正直なところ、試行錯誤、手探りで取組んできました。多くの皆様にご協力いただきましたのに、力不足で成果を出せず申し訳ありません。
次の改訂まで約10年ありますが、これからも地道に学校への働きかけや動物愛護意識の向上をさせていき、次の改訂を待たずして、すべての学校から解剖実習をなくせるよう活動していきたいと考えています。これからも、ご協力をお願いします!