
みなさん、こんにちは。
署名へのご協力ありがとうございます。NPO法人POSSEです。
私たちのLGBTQの労働問題改善を目指すための活動へ寄付をお願いしたくご連絡致しました。
私たちは、今月からクラウドファンド「LGBTQが安心して働ける社会を作りたい」をスタートしました。
しかし、本日がクラウドファンドの最終日ですが、目標にはまだまだ届いていない状況です。
私たちの活動は、学生や若手社会人が主な担い手となり、寄付や助成金を基本として成り立っています。しかし、LGBTQの取り組みは昨年春から始まったばかりで、さらなる活動の充実のために資金が十分にあるとは言えない状況です。
そこで、クラウドファンド を通じて、相談員の育成・増員、支援体制の充実、相談窓口の周知、啓発イベントの開催等を通じた活動の拡充を行いたいと考えています。
LGBTQの方が抱える労働問題は深刻さを増しており、今後よりいっそうの労働環境の改善が必要です。
私たちの活動へご支援いただけたら幸いです。どうぞよろしくお願い致します。
◆これまでのアウティング事件・履歴書性別欄廃止等の取り組み
私たちは具体的な事件として、昨年春から保険代理店で働く若者へのアウティング事件に取り組んできました。勇気を振り絞って初めて職場でカミングアウトしたところ、すぐに上司が「1人くらいいいでしょ」と同僚へアウティングをしました。ご本人は心身の不調をきたし、休職後退職せざるを得ない状況へ追い込まれてしまいました。
ご本人はなんとか私たちの窓口に相談を寄せ、会社と話し合いを持つことになりましたが、当初会社は「善意でやった」などと問題を認めようとせず、深刻な二次被害も発生しました。それに対して、私たちは行政への通報や記者会見、問題を社会に訴えるデモンストレーションを池袋にて行いました。最終的に会社は事実を認め、謝罪や賠償、再発防止の約束をするという解決を実現することができました(「LGBTQの「アウティング」に全面謝罪 当事者は「制度」をどう活用したのか?」)。
また、私たちはLGBTQへの人権侵害をなくすための社会キャンペーンも同時に進めています。就活で使う履歴書の性別欄廃止を求める社会キャンペーン「履歴書から性別欄をなくそう #なんであるの」を昨年春からスタートしました。法律上の性別と、現在暮らしている性別が異なるトランスジェンダーの人たちは履歴書の性別欄のせいで半強制的にカミングアウトを強いられ面接で落とされています。トランスジェンダーの約9割が就職活動の際に困難を感じたという調査もあります。私たちは、そのような差別的な履歴書を変えるためにネット署名キャンペーンをスタートし、厚労省や経産相、履歴書メーカー等へ署名の提出と申し入れを繰り返しました。
その結果、昨年12月には履歴書メーカー最大手のコクヨが性別欄のない履歴書の販売を始め、今年4月に厚労省が国として初めて性別欄を任意とする新たなモデル履歴書様式を示すなどの大きな変化が起きてきています(「日本の「履歴書」は差別的? 政府が新モデルを提示。国際比較も」)。
◆「LGBTQの労働相談窓口の不在」が大きな課題
国のデータからはLGBTQの労働問題の深刻さがわかります。2020年に厚生労働省が国の事業として初めて職場のLGBTに関する実態を調査しましたが、その調査ではLGB(同性愛や両性愛者)の約4割、トランスジェンダーの約5割が職場で困りごとを抱えているという高い数値が示されました。
そして、働くうえで困ることがあった場合の相談先に関する調査項目については、「相談先がない」という回答が最も高く、レズビアンの30.9%、ゲイの40.7%、バイセクシュアルの37.6%、トランスジェンダーの44.7%に上っています。
以上の調査結果からは、LGBTQは職場で多くの深刻な困難を抱えている現状が確認できるとともに、そのような困難を抱えた際の受け皿になる「相談機関の不在」が社会的課題となっていることは明白です。