

いつも大変お世話になっております。
10月に入ると毎年体調を崩します。寒暖差に弱いのだと思います。それから日が短くなっていく様がなんだか物悲しく感じてメンタルダウンもします。街を歩いているとハロウィンという自分が子供の頃には無かったカルチャーが街を染め、やがて娘の誕生日があり、クリスマスがあり、今年もあっという間だったなあと毎年思っていました。私にとっては今年ほど苦しく複雑で長い一年はなかった。でも年が明けてもきっと変わらずこの寂しい毎日は続きそうです。こんなに自分ではどうしようもないことがあることを50歳を過ぎて知り、経験することになるとは思っても見ませんでした。一番大切な存在がこの世で一番憎い存在になってしまう。そして宇宙一愛している娘と全く会えなくなった。誘拐とか拉致とかしか表現できない。とてもとても悲しいことです。調停や裁判のように自分の力だけではどうしようもないことに一喜一憂させられるのが嫌で、こうして署名を始めて、あらためて多くの人の人生が壊され、多くの人の心が壊されているのを知って、この片親疎外、連れ去りに一生関わっていこうと思うに至った出逢いがあり、身近にもこの連れ去りで苦しんできた人を改めて認識したり。でもそれを最初に知った時、4,5年前ですが、その時はこんなに深刻な問題だと自分が理解できなかった。想像力の欠如でした。同じように誰かに話しても「会いに行けばいいじゃん」とか「どうにかなるでしょ」とか楽観的な言葉を浴びて、人に会うのが恐くなったり。でも自分だってそんな感覚だったのかもしれない。だから彼にはただただ申し訳なくて、自分のことに蹴りがついたら次は彼をという気持ちでいる。5年前に父を亡くした時、こんなに悲しいことが人生にはあるんだと思ったのに、今のこの状況はその5000億倍以上は苦しくて。何度も死のうと思って、でももし死んで娘が将来自分のせいで死んだなんて考えてしまったらと、思いとどまって。天井の照明にかけた紐を取り外せるほどまだ気持ちが楽になったわけでもなく。現実は全く変わらない。あー、今日は天気のせいで暗い内容ですみません。
「一を知り十を知る」という諺は聖徳太子に由来している言葉だとまたまた勘違いしていましたが、実際は「論語」からきた言葉で、茶道の世界にも似た言葉がありながら意味は違ったり、言葉は本当に面白い。「論語」からきた一般的な諺の意味合いは「一を知っただけで十を知るほど賢明なこと」なんですが、賢明とは程遠い自分にはあまり縁がなかった言葉だったかもしれません。人においては、例えば同じ高校を出た友達もみんな違う個性をしており、それこそ「一を知り十を知る」とはまさに真逆だななどと思います。同窓会にて、すぐに酔うヤツ、やたらと酔ったヤツの世話が好きなヤツ、サラダがくるとすぐに小皿に取ってみんなに配るヤツ、それを当たり前みたいに受け取るヤツ、みんなが楽しんでいるか気を配ってたら自分だけほとんど誰とも話していないことに気がつくヤツ、これ私ですね。
署名を始めて、今週ご賛同者様が300名を超えました。本当にありがとうございます。そして一日で100名様のご署名をいただいての300名越え。一体何があったのでしょう。300名だとまだ何となくお一人お一人のお顔が見えると言うか。勿論お話をしたわけではないのでどんな方かは分かりませんが、お一人お一人に頭を下げてお礼が言えている感覚。当然中には当事者もいるでしょう。一緒に乗り越えていきましょうと言う気持ちをいつも持っていましたが、今週それは起きました。普段仕事中はあまりSNSを気にしたりしていないのですが、たまたま来たメッセージを読んで、私は我慢できずトイレに駆け込んで声を殺して泣きました。20数年後の娘からようやく届いた手紙を受け取ったような。ご本人様のお名前やアドレスは敢えて控えますが、受け取ったメッセージをここに載せていいとご本人様のご了解を得たので掲載させていただきます。
「活動に賛同しました。
片親疎外症候群、初めて知りましたがまさに私がそうでした。
10歳で両親が離婚し理由も聞かされずに父と別れ、関東から突然九州へ引越しました。
生まれ育った大好きな関東で、2歳から続けた習い事も全て辞め、友達も親戚も全てリセット。方言もわからず突然違う人の人生をやり直しさせられているようで正直絶望でした。紐を何度も手に取りました。
母の前では父の話はタブーで連絡を取ることも許されず、小学校の公衆電話から何度か電話をかけましたが父の再婚相手が出て驚いて切りました。大好きだった友達とも離れ二度と帰郷することもできない状況で23年が経ちました。
結婚を機に夫が段取りしてくれようやく父と再会することができました。
でも正しい家族の形がわからずに、定期的に今でも精神的に病むことがあります。
後遺症なんだろうと理解はしていますが、大人になった今でも厄介です。
貴方様は娘さんを護ってあげてください。
どうか先方のご実家や第三者の介入で、早く娘さんとの再会が果たせますように。。。」
ご本人様は今は素晴らしい旦那様の仲介でお母様とも和解されたとのこと、そして文中にある通り、お父様にもお会いされました。
署名活動を始めて、様々な方々からメッセージをいただきました。十人いれば十人違う。ご賛同者様も様々な思いを持ってご署名くださったことを肝に銘じ、これからもお一人お一人と向き合う覚悟で、長く活動して行こうと気持ちを新たにしました。私には「一を知り十を知る」は要りません。メッセージ下さった貴女様、ありがとうございました。一生忘れないと思います。どうかお幸せに。