
クルーズ船誘致計画で加計呂麻島住民が学習会 瀬戸内町
(2019年3月10日:南海日日新聞)
瀬戸内町が同町西古見への誘致を考えている国の大型クルーズ船寄港地開発計画について、住民主体の「第1回加計呂麻学習会」が6日夜、同町西阿室集落公民館であった。同集落内外の住民約40人が参加。大型クルーズ船の誘致に反対する住民団体「奄美の自然を守る会」の田原敏也代表と畑弘三事務局長を講師に、誘致による同島への利点や懸念材料などを話し合った。住民からは「情報をもらわなければ何もできない」「賛成か反対か決めかねている」などと情報不足による不安や戸惑いの声があった。
学習会は、現在進められている町民主体の「クルーズ船寄港地に関する検討協議会」について、インターネットを利用して視聴できる島民は限られており、「情報を得たい」とする島民からの要望を受けて初開催した。講師の2人は同協議会の委員を務めている。
学習会では、畑事務局長がクルーズ船寄港地誘致計画の発端から同協議会の進捗(しんちょく)状況、非公開とされたロイヤル・カリビアングループによる寄港地開発の説明内容などを解説した。
後半は「クルーズ船客を同町古仁屋や奄美市に行かせないのであれば加計呂麻島に来るのか。自然への影響が心配」「僕は決めかねている。300~400人の雇用があれば町の税収も増える。住民が豊かになるならいいが、50年後はどうか」「議会を傍聴するなど自身で情報を得る努力をするべき」「住民みんなが声を上げることが重要」など、参加者同士で活発に意見を交わした。
田原会長は「今後依頼があれば他集落でも学習会をやっていきたい」と話した。
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