今回も医師会アンケートで寄せられた反対意見に対してのコメントです。
1. 夜間、休日、日中の一次、二次救急、外来治療を担う医師はどこから賄うのでしょうか?医師会の先生がするのですか?大量の医師、スタッフを常勤として集められる算段あるのでしょうか?大学病院からの派遣は期待できません。(働き方改革で)。
2. 北駿地区の人口に対する病院は相対的に足りているのではないでしょうか?きめ細かな医療をするには十分とは言えませんが、一次は御殿場救急、二次は地区の病院、三次は医療センター、沼津市立病順天堂静岡となっていますが、新規の病院へ医療資源を投入するより既存の病院の充実を図り、三次とは名ばかりの沼津市立や医療センターを充実させることが大事だと思います。医療施設は集約させていくのが流れであり、人口の少ない地区で分散させても採算も合わないし得策ではないと思います。
3. (東京神奈川の医師にとって県東部地区は決して魅力的な場所ではありません。同じく浜松、静岡の医師にとっても)
1. 医師の確保
今回当地区の医療状態調査後、救急医療を中心とした新病院建設が必要という考えに至り病院新設の建設主体を探しました。この時世で半官半民の地域医療機能推進機構、徳洲会、聖隷、日赤、東海大学、南東北グループ等では建設は無理と言う事でした。富士市出身の先生から「おひさまグループ 前田清貴先生」をご紹介いただきました。前田先生についてはHP https://ohisama-g.org/をご覧ください。前田先生は千葉県、神奈川県を主体に病院買収や新設を積極的に実施しています。今までのご経験から医師を集めることはできると言われています。今後は医師会の先生方や市民の皆様と直接話し合うことも厭いません。厚木仁厚会病院の考え方を参考にしていただければ納得いかれると思います
2. 人口に対する病院
先生がおっしゃることは県が書いた駿東田方医療圏の許可病床に示されています。およそ900病床が過剰とされています。そのために新規の病院建設は不可能です。現状はどうでしょうか。北駿地区の一般病院の約250病床が使われていません。北駿地区の総病床数は1137床(一般病床821床)で、30%に相当します。一民間病院が使用することは不可能ですが、地区の住民から国へ依頼して使用を認めることは他の地区でも行われています。(座間市、急性期総合病院240床をキャンプ座間跡地に誘致、JMAを選定
2013/11/19 https://www.sangyo-times.jp/article.aspx?ID=859)北駿地区の急性期や二次救急を担当されている病院の先生方は疲弊しています。2022年に御殿場救命救急センターで入院が必要とされた患者さんの搬送先は北駿地区が36%となっています。二次救急を受けられない当地区の現状です。一次は御殿場救急、二次は地区の病院、三次は医療センター、沼津市立病順天堂静岡となった体制は40年以上前に構築されましたが、明らかな制度疲労を呈しています。詳細は今後述べていきます。既存の病院の充実 を図るようにご努力されているようにみえますが、良くなって無い現状は住民と先生方はが知っています。大変厳しい現実です。
3. 医師の働く場所の魅力は土地だけではないと思います。ある先生のご意見を載せますので参考にしてください。
「少子高齢化とはいえ、医療を志す若い優秀な人材は毎年生まれているはずです。他地域で安住する前に、現在の学生さん達が、「御殿場市に働きがいのある病院が出来るらしい」「ぜひ、新規スタッフで勤めたい。」と思ってもらえるように、「北駿地区の医療を考える会」の理念の啓蒙活動こそが、最優先されるものであるように考えます。」
北駿地区の医療を考える会 副会長 荒川 正一(時之栖・神山クリニック特別顧問)