
今月に入り、医学部入試差別問題について新たな事実がたくさん報道されています。
12月10日、順天堂大学は女性受験生や浪人年数が長い受験生を不利に扱っていたことを公表しました。女性を一律に減点していたことについて、「女性はコミュニケーション能力が高い」とし、その「補正」として点数を調整していたと大学は主張しました。
男女に関わらず、多くの受験生が面接に向けて精一杯の準備をし、何度も練習をし、面接に臨んでいます。その努力に伴う面接点の高さが、まさか減点の理由となるなど、受験生は思ってもみなかったでしょう。まさに、受験生の努力を踏みにじる行為です。「補正」などという正当化が許されるはずありません。
順天堂大学は不当な点数調整により不合格となった受験生のうち、二次試験で不合格となった48人のみを追加合格、それ以外は受験料の返還のみとしており、到底納得できるものではありません。順天堂大学に限らず、不正を公表した大学にはその被害を受けた全員に対し、追加合格や金銭的補償など、適切な救済措置を速やかに行う責任があります。
順天堂大学を含め、不正を公表した多くの大学が「不正と認識していなかった」と釈明しています。このことから、第三者による調査、公表が事実解明に不可欠であることは署名趣旨でも主張する通りです。改めて、文部科学省には医学部を持つ全大学の迅速な調査と、不適切な事例に該当する全大学の公表を求めます。
東京医大等差別入試弁護団、医学部入試における女性差別弁護団他、被害救済に取り組む弁護団が複数立ち上がっています。被害に合われた元受験生の皆さまは、ぜひ相談することをご検討ください。
入試差別の撤廃のため、今後も学生としてできることを精一杯していくつもりです。今後とも署名運動へのご支援・ご協力をほどよろしくお願い申し上げます。
2018年12月11日
入試差別をなくそう!学生緊急アピール
参考:
東京医大等差別入試弁護団(https://www.kaesebengodan.com/)
医学部入試における女性差別弁護団(https://www.facebook.com/igakubu.sabetsu/)