いじめを防ぐために、自死した「江川つなぐ」いじめ事件 再調査のために署名を!町民と同じ数 15,000人分を集めたい!

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江川つなぐは、2002年、私の長男に生まれました。中学1年生の時、2014年5月にいじめに遭いました。初めは筆箱を隠されただけのいじめでした。ところが、教師は、犯人探しをはじめます。家族も本人も「犯人を探して欲しい」とは言っていないにもかかわらずに、教師の判断で行われました。長男つなぐは、本来はいじめ被害者です。しかし、誰にも守ってもらえずに、周りの生徒からは、先生に「チクった」人間として特別視され、孤立してゆきます。

教師は、筆箱を隠した犯人探しをはじめます。誰も名乗り出ないと、学年の生徒全体にトイレ以外、クラスを出てはいけないという「禁足」という罰を下します。不満に思った生徒がトイレ等、教師の目につかない場所で、「つなぐ」への不特定多数が悪口を言ったり、問い詰めたり、無視したり、本人を追い詰めました。

先生たちは、ただ一生懸命に犯人探しをするだけです。

彼はめったに愚痴を言いませんでしたが、この時は「嫌なことがある」「つらい」という事を口にしました

やがて本人は、学校に通えなくなります。

学校にゆかなくなった後も、お祭りなどで、町に出ると神社の境内に連れ込まれ、どうして学校に来ないのか?などと他の生徒に詰め寄られます。「お前はずるい」「学校に来い」と暴力的な罵声を浴びせられます。本人は、どんどん追い詰められてゆきます。10月ごろからは、自分であることがわからないように、マスクをして行動するようになりました。自死するまで、知らない人の前でマスクを外すことはできませんでした。夜中に飛び起きたり、叫んだりすることもありました。

理由がわからない人は、あからさまにマスクをする「つなぐ」を「病的」と言いました。彼は、自分を守るために顔を隠していただけです。好奇の目にさらされるうちに、知らず知らずに、自分を大事にできなくなってゆきました。

事件直後から、保護者は学校の対応に強い不信感を持ちながらも、いじめへの課題解決への対応を、求めてゆきました。「教師がいじめ被害者を守らない」権利侵害についても、正面から答えるように学校に求めてゆきました。当時の学校長の言葉は、「受験に不利にならないようにしますから」と、我々の意図と全く筋違いな返事をもらった事を今でも忘れません。保護者は、高校受験のために騒いでいると思ったのでしょう。

 学校を設置する会津坂下町教育委員会、会津坂下町も教師が本来守るべき被害者「つなぐ」を守らず、いじめを引き起こし、広げ、加速させたという事実に対して正面から事実を検証しようとしません。「つなぐ」のいじめのアンケートさえも十分に取られません。今回の事件で教師が生徒にどのような影響力があり、被害生徒が受けた苦しみ、精神的なダメージについては明確にしようとはしません。

 彼が中学3年生の秋に、ようやく会津坂下町教育委員会がいじめの重大事案として認めて、「第三者委員会」を設置しました。中学3年も終わり、ようやくでた調査報告書は、行政からの一方的な調査の後の結論は、本人は中学を終えているので改善する余地はないというあっさりとしたものでした。本人の精神的なダメージや、いじめの構造には何ら言及されていません。

 

今回のいじめの原因は、いじめた生徒の側にあり、その深刻ないじめを引き起こした要因は、教師の側にあります。

 長男つなぐは2019年1月9日に自死をしました。本人から残された言葉は自分自身が「生きるのが向いていない」という言葉でした。その後、出てきた2回目の調査報告書は、本人が受けた、心理的な被害を分析するのではありませんでした。本人が、いじめに抗議する力がなかったことが、「問題」という結論が出され、幼稚園の時におもらしをしたという生育歴を出しています。「本人には嫌なことに反論する力がなかった」と結論づけたのです。この記録だけ読むと、知的障害か発達障害の子どものようにも読み取れます。まるで、いじめられた側にも責任があるというような言い方です。この的外れな報告書を持って、調査が終わりにされています。事実関係も教育委員会や学校の責任を曖昧にしています。

 

現在、このいじめは、子どもにとっても教師にとっても何の教訓も学びもない、学ばれない死として放置されています。

保護者は、長男を大切に慈しんで育ててきただけに、本当にやるせない思いです。親からすれば、なんとか再発を防止して欲しい。我が子の死からたくさんのことを学んで欲しいという気持ちでいっぱいです。

いじめにはそれぞれに、当事者本人を追い詰めてゆくメカニズムがあります。学校での生徒のストレスの高まりは、何によっては増幅するのか?その時、教師は何を大事に対応しなければならないのか?いじめ被害生徒の保護をどのように丁寧に行う必要性があるのか?犯人探しよりも大事な生徒の保護が、なぜ、なおざりにされたのか?このいじめ対応には、多くの学びのポイントが隠されています。自分が辛い思いをしているときに、何も行動しないで無視したり、傍観する生徒の存在が、どれだけ人を傷つけるのか?学年主任が方針を決めると、なぜ他の先生は違和感を感じてもそれについてゆくのか?行動が修正されないのか?教師の行動からも、学ぶことがあります。そこを明確にした原因の究明を保護者は望んでいます。

 

いじめは、直接いじめられているときが一番辛い、死を選ぶ時はその時だと多くの人は思っています。「つなぐ」がいじめられてから、5年あまり経ってからの自死です。直接いじめられた渦中にいたわけではありません。しかし、彼が、マスクが手離せなかったように、何らかの心的な外傷があったと私たちは思っています。今回再調査では、いじめと自死の関係も、長期的な視点で解明してほしいと考えています。また、あらためて、いじめの起こす根深い問題と社会がしっかりと向き合ってゆかないと、同じように自死をする子どもは後を絶ちません。

 

会津坂下町が本当に再発防止の調査しっかり行なっていただきたいと思っています。もう一度、事実に即して被害者の立場でいじめ調査を再び行うことが必要です。多くの子どもたち、保護者に、このいじめ、自死から学んでいただければと思います。

 おきている事実が衝撃的なので、「できるだけ触れないことが家族のためだ」という思い込みや、「時間がもう何年も経っているのに、いつまで同じ事を言っているんだ。」という遺族に寄り添わない声が、事実を究明せずに迷宮入りさせる要因になっています。

保護者の願いは、多くの子どもたちが、悲惨な現実からこそ、たくさんのことを学んでほしいと願っています。