

看護総合誌『オン・ナーシング』で連載「イチホのカンゴ!」を執筆しています
皆さんは「一時保護所」(略してイチホ)をご存じですか?
ここは、虐待や家庭の問題によって一時的に家に帰れなくなった子どもたちが保護される場です。しかし、看護師がこの場でどのように子どもたちを支え、どのような課題と向き合っているのかは、まだあまり知られていません。
私は、元一時保護所の看護師として、現場で感じた課題や希望、子どもたちとの経験を基に、この連載を書いています。連載では、全国の一時保護所で働く看護師たちへのインタビューを通じて、医療現場とは異なる「ざっくり感」と向き合う日々の試行錯誤や、子どもたちの健康と生活を守るための奮闘をリアルに描いています。
今号のテーマは「子どもたちのセルフケア」
一時保護所に入所する子どもたちの日常生活動作の実態を取り上げています。ネグレクトによって基本的な生活習慣が身につかず、どのような問題が生じるのかを明らかにしました。また、看護師として、子どもたちが生活力を取り戻すために試行錯誤する様子を、自身の経験を交えながら伝えています。この特集は、子どもたちへの支援の重要性を社会全体で考えるきっかけになるでしょう。
併せて掲載されているリレーコラムにも注目を!
今回のリレーコラムでは、30代女性が、自身の子どもが家庭内で実父から受けていた虐待について語っています。特に印象的なのは、子どもがノートに「死にたい。お前の顔はママに似ているから」と書き綴り、その言葉とともに殴られていた事実を通じて、母親が虐待を知る場面です。家庭で守られるべき子どもが心身ともに傷つき、虐待の現実を知った母親が子どもを守るために必死に立ち向かう姿が、静かに、しかし力強く綴られています。
虐待やネグレクトがどれほど子どもたちや社会に深い影響を与えるかを考える一助として、ぜひ本誌を手に取っていただきたいです。「イチホのカンゴ!」とリレーコラムは、一時保護所の現場を多角的に捉え、医療や福祉の分野で働く方々だけでなく、広く社会に知っていただきたい内容となっています。
この機会にぜひ『オン・ナーシング』をお手に取ってみてください。
虐待や支援の現状、そして未来を見つめる子どもたちと支援者たちのリアルな姿に触れてみませんか?
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