全国の書店から差別をなくす会
Dec 8, 2021

本キャンペーンにご賛同くださり、誠にありがとうございます。

この度、11月5日にジュンク堂書店本社へ提出した署名簿と公開質問状につきまして、ジュンク堂書店さんより代表者中川清貴様のお名前でご回答を頂きましたので、ご報告いたします。

まず、署名簿と公開質問状について、「たしかに拝受いたしました。いただいたご意見等は今後の店舗運営の参考にさせていただきます。」とのことでした。

続いて、「反差別に関する弊社の考え」ということで、以下のようなご回答を頂きました。

        ー記ー

・丸善ジュンク堂書店はあらゆる差別を認めず、あらゆる差別行為に対し、これを否定いたします。

・丸善ジュンク堂書店の店舗において、いわゆる「ヘイト本」を積極的に販売することはいたしません。

・丸善ジュンク堂書店では、出版の自由を守ること、販売・購入の機会をできるだけ公平に保つことを書店の第一の使命と考えております。

・丸善ジュンク堂書店では、公的機関による出版差し止め処分や特定の個人の名誉が毀損されることが明らかな場合を除き、お客様に対し、ご自身が買う・買わないのご判断をされる機会を公平に提供すべきであると考え、これに努めております。

以上。

 

なお、こちらからお送りした公開質問状の内容項目は、以下の5点です。

①御社には、差別に関する企業ポリシーやガイドラインはございますか。

②御社で取り扱っている書籍の中に、特定の属性を持つ人々への偏見や憎悪を煽る内容のものがあることを認識していらっしゃいますか。

③特定の属性を持つ人々への偏見や憎悪を煽る書籍を陳列・販売することの社会的影響について、どのように考えていらっしゃいますか。

④特定の属性を持つ人々への偏見や憎悪を煽る書籍の陳列・販売に関する、社内での規定はございますか。

⑤特定の属性を持つ人々への偏見や憎悪を煽る書籍の扱いについて、今後どのように対応していかれますか。

以上。

 

さて、今回こちらの公開質問状に対してご回答を頂けたことは、大きな一歩だったと思います。

また、「あらゆる差別行為を否定する」「ヘイト本を積極的に販売しない」というご回答を頂けたことも、とても大きかったと思います。

ご回答くださったジュンク堂書店様に、心よりお礼申し上げます。

一方で、書籍を通じた差別扇動が行われている市場において、「販売・購入の機会をできるだけ公平に保つ」ことは、反差別という社会正義に照らして本当に公平なのかという問題が残っていると考えます。

また、「お客様に対し、ご自身が買う・買わないのご判断をされる機会を公平に提供すべき」という点について、弊会が要請しているのは「目立つところに置かない」ことであり、陳列や販売自体の取りやめではありません。

弊会の要請は、平積みや面陳(表紙が見えるように陳列すること)をやめて、差別扇動効果を極力抑えた陳列にしていただきたいということです。

こうした陳列への配慮は、顧客が買う・買わないを判断する機会を公平に提供するうえで、果たして問題になるのでしょうか。

そもそも、差別扇動効果のあるヘイト本を平積みや面陳で陳列することは、「あらゆる差別行為」に含まれないのでしょうか。

(ご回答を頂いた後に、本キャンペーン立ち上げのきっかけとなった吉祥寺店さんに伺ったところ、陳列の仕方に変化はありませんでした。)

もちろん、これはジュンク堂書店さんだけの問題ではなく、同様の状況にある他の多くの書店さんの問題でもあり、出版業界全体の問題でもあると思います。

したがいまして、このままジュンク堂書店さんだけにアプローチするのは、「あらゆる書店から差別をなくし、日本社会に反差別規範を築くことに貢献する」という弊会の目的達成には適さないと考えます。

現在、どのように次のアクションを起こしていくかを検討中です。

決まり次第、またご報告させていただけたらと思います。

今後とも、ご支援のほど何卒よろしくお願いいたします。

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