

イエネコを「防除推進外来種」にしないよう、環境大臣に求めます
署名活動の主旨
イエネコを「防除推進外来種」にしないよう、環境大臣に求めます ――
宛先:環境大臣/環境省
発信:公益財団法人どうぶつ基金
いま、環境省が、イエネコ(あなたの家の飼い猫も、近所の野良猫も)を「防除推進外来種」に指定しようとしています。
そして、それは「今この瞬間」に決まろうとしています。
環境省は、この方針を最終的に決定する“詰めの段階”にあります。すでに国民が意見を出せるパブリックコメントの期間は終わり、
まもなく正式に決まってしまうかもしれません。時間がありません。
「防除」とは、取り除くこと。しかもそれは、被害が出てからではなく、被害が出る“前”に、先回りして取り除くという意味です。
※防除と駆除の違い:「駆除」は現在被害を及ぼしている害虫や害獣を退治して取り除くこと(今いるものを排除する)を指します。一方「防除」は、退治する(駆除)だけでなく、侵入や発生を未然に防ぐ対策(予防)まで含めた総合的な管理を指します。

さくらねこやノラ猫、外に出ることもある飼い猫は、人と共生しています。それでも「そのうち森に入って希少種を絶滅させるかもしれない」。だから、念のため駆除しておく。それを、国が“推進”する。これが防除推進外来種です。
「いつかやるかもしれない」というだけで。「疑わしきは罰せず」という、人には決して破られてこなかった原則が、いま猫には、破られようとしています。
「うちの子は飼い猫だから大丈夫」と安心してる場合じゃない。 “対象外”とされるのは、完全に室内で飼われている猫だけ。
外に出る飼い猫も、地域猫も、さくらねこも、ノラ猫も、すべて対象です。
しかも、掲載を進める検討会の委員自身が、議事概要でこう明言しています

そもそも、猫は「特定外来生物」に指定できない動物です。
イエネコは、遅くとも奈良時代、古い出土例では弥生時代――二千年も前から日本で人と暮らしてきた動物です。環境省自身、外来種対策は「明治時代以降に持ち込まれた生物」が中心だと説明しており、だからこそ猫は、ブラックバスやマングースのような「特定外来生物」には指定されていません。二千年前から人と生きてきた動物を、いまさら"駆除を推進する対象"にすること自体が、環境省自身の「明治以降を中心に対応する」という考え方と、整合しないのです。
公益財団法人どうぶつ基金は、これに強く反対します。私たちは、希少種の保全に反対しているのではありません。反対しているのは、その“やり方”です。
そして、これは「もしも」の話ではありません。イエネコが在来種を絶滅に追い込んだという科学的根拠が確認できないまま、猫を"取り除く"枠組みは、すでに動き出しています。奄美大島のノネコ管理計画では、森林のノネコが環境省によって捕獲され、譲渡できなければ「安楽死」とされています。いま殺処分がかろうじて行われずに済んでいるのは、住民や愛護団体が必死に猫を引き取り続けているからにすぎません。
そして現場では、ノラ猫とノネコの線引きは曖昧です。集落で不妊手術をして戻した猫が、山で「ノネコ」として捕獲されることも起きています(環境省自身がそう記しています)。捕獲の網は森から集落へと連続し、「猫を減らす」対策は島全体に及んでいます。
今回の「防除推進外来種」は、この"猫を取り除く"流れを、日本全国に広げようとするものです。
猫を減らすのに本当に効果があるのは、駆除ではなく、TNR(不妊手術をして元の場所に戻す)です。“取り除く”のではなく、“増やさない”。 希少種の保全も、命を奪う方法ではなく、この人道的で科学的な方法によって進めるべきです。
どうぶつ基金は、1988年から38年間、猫たちのために活動してきました。 環境省動物愛護管理室、そして全国598の自治体やさくらねこサポーター、ボランティアの皆さんと手を組み、これまでに44万頭を超える猫に無料で不妊手術を行いました。もちろん、どうぶつ基金の関係者だけではありません。全国でシェルターや一時預かりボランティアのみなさまが、殺処分前に猫を引き取って育てて、新しい家族を見つけてくれました。
その結果、年間23万頭(2006年度)だった猫の殺処分を、4,866頭(2024年度)へ――約98%も減らしてきました。 これは、駆除ではなく、TNR(不妊手術をして戻す)と里親探しという人道的な方法で成し遂げた成果です。 ※ここには検討会の委員は一人もかかわっていません。
猫の問題の現場を、誰よりも見てきた私たちだからこそ、はっきり言います。
「防除推進外来種」は、間違っています。
どうか、署名で、反対の声を届けてください。
私たちが、環境大臣に求める「4つのこと」
なぜこれが問題なのか――科学的根拠の不在、法制度上の問題、そして環境省・委員自身の発言まで、すべての根拠を「要望書(案)」にまとめています。
生態系被害防止外来種リストの見直しにおける
要望の要旨
当基金は、猫(イエネコ)を外来種対策の対象とすること自体が誤りであると考え、環境省に対し、以下のとおり要望します。
1 イエネコ(飼い猫・野良猫)を「防除推進外来種」として扱うことを中止すること。
2 ノネコを「防除推進外来種」から削除する方針に賛同すること(科学的根拠により在来種を絶滅に追い込む危険が証明され、対応がどうしても必要な場合も、駆除ではなく人道的手法によること)。
3 猫の飼養・個体数管理は、外来種対策ではなく動物愛護管理法に基づく適正飼養とTNR・地域猫等の人道的手法によって行い、屋外の猫・地域猫・TNR・給餌活動の制限や関係者への不当な圧力を行わないこと。
4 猫の取扱いに関わる判断は、動物愛護の専門的知見と当事者(環境省動物愛護管理室、動物保護・愛護団体等)を加えた構成のもとで、改めて検討すること。
▶ 要望書(案)の全文(15の理由・出典リンクつき)はこちら:https://c.org/hCLsLXdbxW
そして、この声を、猫を想うすべての人へ、届けてください。
公益財団法人どうぶつ基金 ▶ https://www.doubutukikin.or.jp/contribution3/

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署名活動の主旨
イエネコを「防除推進外来種」にしないよう、環境大臣に求めます ――
宛先:環境大臣/環境省
発信:公益財団法人どうぶつ基金
いま、環境省が、イエネコ(あなたの家の飼い猫も、近所の野良猫も)を「防除推進外来種」に指定しようとしています。
そして、それは「今この瞬間」に決まろうとしています。
環境省は、この方針を最終的に決定する“詰めの段階”にあります。すでに国民が意見を出せるパブリックコメントの期間は終わり、
まもなく正式に決まってしまうかもしれません。時間がありません。
「防除」とは、取り除くこと。しかもそれは、被害が出てからではなく、被害が出る“前”に、先回りして取り除くという意味です。
※防除と駆除の違い:「駆除」は現在被害を及ぼしている害虫や害獣を退治して取り除くこと(今いるものを排除する)を指します。一方「防除」は、退治する(駆除)だけでなく、侵入や発生を未然に防ぐ対策(予防)まで含めた総合的な管理を指します。

さくらねこやノラ猫、外に出ることもある飼い猫は、人と共生しています。それでも「そのうち森に入って希少種を絶滅させるかもしれない」。だから、念のため駆除しておく。それを、国が“推進”する。これが防除推進外来種です。
「いつかやるかもしれない」というだけで。「疑わしきは罰せず」という、人には決して破られてこなかった原則が、いま猫には、破られようとしています。
「うちの子は飼い猫だから大丈夫」と安心してる場合じゃない。 “対象外”とされるのは、完全に室内で飼われている猫だけ。
外に出る飼い猫も、地域猫も、さくらねこも、ノラ猫も、すべて対象です。
しかも、掲載を進める検討会の委員自身が、議事概要でこう明言しています

そもそも、猫は「特定外来生物」に指定できない動物です。
イエネコは、遅くとも奈良時代、古い出土例では弥生時代――二千年も前から日本で人と暮らしてきた動物です。環境省自身、外来種対策は「明治時代以降に持ち込まれた生物」が中心だと説明しており、だからこそ猫は、ブラックバスやマングースのような「特定外来生物」には指定されていません。二千年前から人と生きてきた動物を、いまさら"駆除を推進する対象"にすること自体が、環境省自身の「明治以降を中心に対応する」という考え方と、整合しないのです。
公益財団法人どうぶつ基金は、これに強く反対します。私たちは、希少種の保全に反対しているのではありません。反対しているのは、その“やり方”です。
そして、これは「もしも」の話ではありません。イエネコが在来種を絶滅に追い込んだという科学的根拠が確認できないまま、猫を"取り除く"枠組みは、すでに動き出しています。奄美大島のノネコ管理計画では、森林のノネコが環境省によって捕獲され、譲渡できなければ「安楽死」とされています。いま殺処分がかろうじて行われずに済んでいるのは、住民や愛護団体が必死に猫を引き取り続けているからにすぎません。
そして現場では、ノラ猫とノネコの線引きは曖昧です。集落で不妊手術をして戻した猫が、山で「ノネコ」として捕獲されることも起きています(環境省自身がそう記しています)。捕獲の網は森から集落へと連続し、「猫を減らす」対策は島全体に及んでいます。
今回の「防除推進外来種」は、この"猫を取り除く"流れを、日本全国に広げようとするものです。
猫を減らすのに本当に効果があるのは、駆除ではなく、TNR(不妊手術をして元の場所に戻す)です。“取り除く”のではなく、“増やさない”。 希少種の保全も、命を奪う方法ではなく、この人道的で科学的な方法によって進めるべきです。
どうぶつ基金は、1988年から38年間、猫たちのために活動してきました。 環境省動物愛護管理室、そして全国598の自治体やさくらねこサポーター、ボランティアの皆さんと手を組み、これまでに44万頭を超える猫に無料で不妊手術を行いました。もちろん、どうぶつ基金の関係者だけではありません。全国でシェルターや一時預かりボランティアのみなさまが、殺処分前に猫を引き取って育てて、新しい家族を見つけてくれました。
その結果、年間23万頭(2006年度)だった猫の殺処分を、4,866頭(2024年度)へ――約98%も減らしてきました。 これは、駆除ではなく、TNR(不妊手術をして戻す)と里親探しという人道的な方法で成し遂げた成果です。 ※ここには検討会の委員は一人もかかわっていません。
猫の問題の現場を、誰よりも見てきた私たちだからこそ、はっきり言います。
「防除推進外来種」は、間違っています。
どうか、署名で、反対の声を届けてください。
私たちが、環境大臣に求める「4つのこと」
なぜこれが問題なのか――科学的根拠の不在、法制度上の問題、そして環境省・委員自身の発言まで、すべての根拠を「要望書(案)」にまとめています。
生態系被害防止外来種リストの見直しにおける
要望の要旨
当基金は、猫(イエネコ)を外来種対策の対象とすること自体が誤りであると考え、環境省に対し、以下のとおり要望します。
1 イエネコ(飼い猫・野良猫)を「防除推進外来種」として扱うことを中止すること。
2 ノネコを「防除推進外来種」から削除する方針に賛同すること(科学的根拠により在来種を絶滅に追い込む危険が証明され、対応がどうしても必要な場合も、駆除ではなく人道的手法によること)。
3 猫の飼養・個体数管理は、外来種対策ではなく動物愛護管理法に基づく適正飼養とTNR・地域猫等の人道的手法によって行い、屋外の猫・地域猫・TNR・給餌活動の制限や関係者への不当な圧力を行わないこと。
4 猫の取扱いに関わる判断は、動物愛護の専門的知見と当事者(環境省動物愛護管理室、動物保護・愛護団体等)を加えた構成のもとで、改めて検討すること。
▶ 要望書(案)の全文(15の理由・出典リンクつき)はこちら:https://c.org/hCLsLXdbxW
そして、この声を、猫を想うすべての人へ、届けてください。
公益財団法人どうぶつ基金 ▶ https://www.doubutukikin.or.jp/contribution3/

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2026年7月4日に作成されたオンライン署名