Petition updateアフターピル(緊急避妊薬)を必要とするすべての女性に届けたい!「手に入れやすくしてほしい」「私たちは守られてない」当事者の声 緊急避妊薬の安全で迅速なアクセスを考える院内勉強会を開催
染矢 明日香Tokyo, Japan
May 17, 2019

ジェネリック薬が発売となり、現在オンライン診療の検討会で議論され注目が集まる緊急避妊薬<アフターピル>。緊急避妊薬の安全で迅速なアクセスの確保の課題について、NPO法人ピルコン(東京都)は、当事者・支援団体、医師、国会議員ら関係者の声を聞き、必要な施策について考える院内勉強会を5月16日に開催。国会議員の他、医療・薬事従事者、学生、報道関係者など、問題に関心を持つ方およそ130名が参加しました。産婦人科医の対馬ルリ子氏、遠見才希子氏、なんでないの。プロジェクト福田和子氏が登壇し、緊急避妊薬のアクセス改善と、医療や性教育など安全に使用するための課題について議論。自民党より木村やよい衆議院議員、公明党より竹谷とし子参議院議員、国民民主党より大西健介衆議院議員といった与野党より3名の国会議員の方にもご参加・ご発言いただきました。

<緊急避妊薬のアクセスを巡る課題の整理>(産婦人科医 遠見才希子氏より)

・緊急避妊薬は、避妊の失敗や性被害の後72時間以内の服用で高い確率で妊娠を防ぐ薬。国内での入手には医療機関での受診・処方が必要で、価格は6千円~2万円程。

・WHO(世界保健機構)は緊急避妊薬について重大な副作用はなく、安全な薬であるとしている。

・2017年には厚生労働省の検討会で市販(OTC)化が話し合われたが見送られ、現在はオンライン診療の適用も同省にて議論されている。

・SNS等で海外の並行輸入品が違法に売買されていることも問題となっている。

・緊急避妊薬の提供に関し、WHOでは「意図しない妊娠のリスクを抱えたすべての女性および少女には、

緊急避妊にアクセスする権利があり、緊急避妊の複数の手段は、国内のあらゆる家族計画プログラムに

常に含まれねばならない」と勧告。
 

■「困っている人が声を上げることが大切」当事者の声に耳を傾けた議論を

本イベントでは、#なんでないの。プロジェクト福田和子氏が約1,500名の回答を得たウェブアンケートの結果を発表(▶ https://www.nandenaino.com/ にてデータは公開予定)。回答者のほぼ全員が緊急避妊薬へのアクセスに障壁があると答え、緊急避妊薬のアクセスを断念したことがある人も約3割いました。その理由として、価格、産婦人科受診の抵抗感、病院へのアクセスの難しさ、知らなかった、などの回答が多く、10-20代の若い世代ほど価格と産婦人科受診の抵抗感を挙げる割合が多い傾向がありました。また、9割以上の回答者がオンライン診療、OTC化に賛成と答え、アクセス改善について600件を越えるメッセージが届いており、「私たちはあまりにも守られていない、当事者の声を大切にしてほしい」と語りました。

また、産婦人科医で対馬ルリ子氏は、女性の生涯のかかりつけ医としてトータルな健康支援に取り組んできた立場から、「困っている人が声を上げることが大切」と、当事者のニーズをくみ取り、寄り添ったヘルスケアが重要であることを強調。避妊を含め、女性の健康を守る政策の実現を求めました。産婦人科医の遠見才希子氏も「医療は人を罰したりジャッジする役割ではなく、健康を守るために安全に平等に提供されるもの」と述べました。

緊急避妊の服用経験のある当事者も発言。避妊を相手にしてもらえず妊娠が不安な中、産婦人科への受診や価格に負担を感じたことから、「自分の体を自分で守る権利はすべての人にあるはず。一日でも早く、全ての女性が自分の体を守るための薬にいつでもアクセスすることができる国になってほしい」と求めました。ピルコン染矢は「緊急避妊薬のオンライン診療の議論をきっかけに、性教育のあり方、普段の避妊を含め女性の健康をどう守るか、という議論に発展していってほしい」と語りました。

■「緊急避妊薬へのアクセス改善に向けた緊急提言」を発表

緊急避妊薬のアクセス改善にむけて、オンライン診療、薬局での薬剤師による販売、価格、その他、性教育を含めた緊急避妊薬が適切・安全に使用されるための環境づくりについて緊急提言を発表し、本会を締めくくりました。

▶全文はこちら:https://goo.gl/e1stXn

 参加者からは、「緊急避妊薬のアクセスには、こんなにもハードルがあると気づき、苦しむ女の子がこれ以上増えないように、できるだけ早く改善されるべきだと感じた」などの感想をいただきました。

\緊急避妊薬のオンライン診療についてのあなたの意見を厚労省に!/
今月末にも緊急避妊薬のオンライン診療の議論が取りまとめと
なると言われていますが、厚労省に国民の声として届けることが
できるオンラインの窓口があります。

当事者の視点がないがしろにされたまま、緊急避妊薬のオンライン診療に
ついての結論が出る前に、ぜひ皆さんの声をこちらに届けて
いただきたいです。
▼「国民の皆様の声」募集(厚生労働省)
https://www.mhlw.go.jp/houdou_kouhou/sanka/koe_boshu/index.html

今後も緊急避妊薬を含めた避妊・女性医療へのアクセス改善や
性教育の充実に向けて、皆様からのお力添えを
いただけますと幸いです。

最後までご覧いただきありがとうございます。

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