Petition updateこのままでは命の危険! ヤマト運輸は熱中症対策を徹底してください!【3月3日(月)16時〜自販機企業「シグマベンディングス」における熱中症労災死事件の裁判傍聴支援の呼びかけ】
NPO法人 POSSE東京都世田谷区, Japan
Feb 18, 2025

こんにちは。NPO法人POSSE・総合サポートユニオンです。

3月3日(月)16時〜、東京地裁にて、コカ・コーラの下請けである自販機企業「シグマベンディングス」で起きた熱中症労災死事件について、その責任を追及する裁判の第4回期日が開かれます。

日本社会では、2023年度で明らかになっているだけでも、熱中症労災による死傷者数は1106人、死亡者数は31人にものぼります。これは労働者や遺族が労災申請を行ない、労災認定に至った労働者のみであるため、氷山の一角に過ぎません。現実には、より多くの労働者が、職場での熱中症によって倒れたり、命を奪われたりしています。

こうした熱中症労災が起きる原因には、利益追求を優先し、安全対策にコストをかけない企業の存在があります。ヤマト運輸と同様に、シグマベンディングスにおいても、炎天下のなか自販機と自販機の間を歩いて移動させられる、高温となったトラックのなかで2時間以上待機させられるなど、労働者の安全を軽視した労働環境がまかり通っていました。こうしたなかで、一人の労働者が命を奪われるという事件が起きたのです。同じように熱中症労災の危険に晒されながら働いている労働者は、非常に多くいるでしょう。

こうした状況に歯止めをかけるためには、熱中症労災を引き起こした企業の責任を追及し、実際に損害賠償を支払わせるなど、具体的に責任を取らせていくことが非常に重要です。

⚫︎自販機企業「シグマベンディングス」で起きた熱中症労災死事件

 Aさんは、シグマベンディングスで駐車禁止対策をおこなうドライバーとして働いていました。2020年8月13日、Aさんは炎天下のなか一人だけトラックに乗せられずに自販機と自販機の間を歩いて移動させられたり、自販機を補充している間にエアコンを切って高温となったトラックのなかで2時間以上待機させられたりするという、非常に危険な労働環境のもとで働いていました。そして、この日仕事が終わった直後に、Aさんの体温は39℃にも達しており、突然倒れたのです。Aさんは病院に救急搬送され、入院を余儀なくされました。

 重篤な症状が続くなか、Aさんは家族の援助のもとで労働組合(全国一般東京東部労働組合)に加入し、Aさんに代わって妻や兄が企業に対して労災申請の協力を求めて団体交渉をおこなってきました。その結果、Aさんの熱中症の発症は企業の労働環境が原因であると認められ、労災認定を勝ち取っています。しかし、労災認定がされたのちに、Aさんは熱中症の後遺症が原因で亡くなりました。

⚫︎遺族と労働組合の企業の責任を追及する闘い

 その後、遺族である妻と兄が労働組合に加入し、企業に対して熱中症労災を引き起こした責任を追及することを決めました。謝罪・損害賠償の支払い・再発防止策の実施を要求しておこなった団体交渉では、その後企業は「遺族に団体交渉権はない」として要求の回答を拒否してきました。また、総合サポートユニオンも連携しておこなった団体交渉では、企業側は「係争中だから」と繰り返して実質的な回答拒否をおこなったばかりか、誠実に対応するよう求める遺族に対して「同じことばかり言っている」という酷い発言もありました。そのため、皆で怒り徹底的に抗議しました。そして、企業が団体交渉で誠実な対応をおこなわなかったため、遺族は企業に対して責任を追及し続けるために裁判を提起することを決意したのです。2024年3月21日に提訴会見を開きました。

⚫︎これまでの裁判闘争の様子

 これまでの裁判では、安全配慮義務を怠った企業に対して遺族は謝罪や損害賠償の支払いを求めていますが、企業側は「労働者が熱中症を発症したのは仕事が原因ではない」、「労働者の業務は『軽い運動』のようなものであった」などと主張し、熱中症労災を引き起こした責任から逃れようとしています。2024年12月20日に開かれた裁判の第3回期日には、労働組合員、遺族、学生、記者など多くの人々が支援に駆け付け、傍聴席を埋め尽くしました。私たちはAさんが倒れた当日の状況を詳しく知るために、当日現場で働いていたコカ・コーラ社の社員の名前を明らかにするよう要求していました。しかし、企業側は回答を用意してこなかったため、皆で企業に対して誠実に対応するよう強く抗議しました。

⚫︎裁判傍聴支援の呼びかけ

 裁判においては、多くの人々が現場に集まり、誠実に対応しない企業の姿勢を決して許さないのだ、という意思や怒りを示すことが、裁判官や企業に対して圧力をかけ、裁判の結果を左右します。また、裁判中には遺族は企業からの誹謗中傷や、社会からの自己責任バッシングに晒されることもあります。こうした困難のなかでも闘い続けるためには、一人でも多くの人々が一緒に闘うことが必要不可欠です。ぜひご参加ください。

★次回の裁判である第4回期日は、3月3日(金)16時〜、東京地裁522法廷で行われます。

・集合日時:3月3日(金)15時30分 @東京地裁1階

 

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