【施設調査協力への御礼と皆様へのお願い】「新臨床研修制度」への自由なご意見をお寄せください😊!!


日頃よりご支援いただいている皆様へ
6月も下旬に入り、北海道と沖縄を除く地域では本格的な梅雨を迎えています。豪雨災害や皆様の健康への影響が出ないことを切に祈念しております。
先週から開始した「血液専門研修/教育施設の実態調査」につきましては、早速多数の診療科からご協力をいただき、深く御礼申し上げます。現在、北海道から沖縄まで全国85診療科(回収率12%)からのご回答をお預かりしておりますが、予備的解析では、やはり地方における医師の高齢化傾向が抽出されています。諸事情により回答が難しいご施設もおありと存じますが、本調査の結果は、厚生労働大臣に提出する基礎資料として非常に重要なものであり、対象とさせていただきました710診療科の全てにお返しいたしますので、引き続きのご協力をよろしくお願いいたします。
さて本日は、皆様に追加のお願いを差し上げたく存じます。医師の地域偏在が進んだ要因として、よく取り上げられている「新臨床研修制度」が、がん治療医や血液専門医の減少に影響を与えているかにつき、皆様からの自由なご意見を募りたいと思いますので、本活動事務局のアドレス(tatsuo.ichinohe@icloud.com )まで【がん治療医育成に新臨床研修制度が与えている影響】というタイトルのメールで、支援者の皆様のご高見をお寄せいただけますとありがたく存じます(短文・匿名で差し支えございません。また送信者のメールアドレスは残さないよう適切に管理することをお約束します。)医療関係者以外の支援者の方々には、あまり知られていないことと思いますが、研修医が必ず経験しなければならない必修項目というものが定められており、その中には「がん薬物療法の実施経験」は含まれておりません。また、内科専門医を取得するための「必修事項」とおいても同様に「薬物によるがん患者の治療経験」は含まれていないのです。
あくまで私見ですが、2004年に同時に起こった「国立大学法人化」と「新臨床研修制度」は、現在のわが国の医療提供体制に多大な影響を及ぼしており、本署名活動を実効性のあるものにするため、支援者の皆様からの「生の声」を集めることが非常に大切と考えております。
なお、すでにお読みになられている皆様も多いことと思いますが、以下に本問題を批判的な立場からわかりやすく解説した参考書をいくつかあげておきます。
1)『崩壊する医師養成制度――新医師臨床研修制度』吉村博邦 / 松本昭彦 編著(医療科学社)
2)『医療格差の正体――日本の医療はなぜここまで歪んだのか』森田洋之 著(ちくま新書)
3)『限界の国立大学 法人化20年、何が最高学府を劣化させるのか?』朝日新聞「国立大の悲鳴」取材班 著(朝日新書)
4)『地方国立大学の崩壊』中山純 著(角川新書)
一戸辰夫(血液内科医:「若手がん治療医・血液内科医を支援する会」発起人)[連絡先:tatsuo.ichinohe@icloud.com いつでも皆様からの建設的ご批判・ご意見をお待ちしています]