井口 大介Yokohama, Japan
Aug 19, 2019

本日、19日午前11時より、愛知県本庁舎・文化芸術課長・山口智絵子さんに、8月17日午後5時までの署名26665人とコメントをお渡ししました(PDFデータと共に)。大村知事に必ず渡して頂く事、さらに「中止ではなく再開して下さい。署名の総意です」と伝えました。その後、第2庁舎・県政記者クラブにおいて、約40分ほどの記者会見を行い、それぞれバラバラでありながら、多数の人々の声が展示再開で結ばれた署名である事。決して「文化のテロ」に屈しない事、さらに、このまま中止状態では、愛トリの展示の検閲中止を許した大村知事、津田大介ディレクターとして史実に記述されてしまうこと、その事をなきものにするには、あらゆる手段を講じて展示再開する事の必要性等を述べ、記者との質疑応答となりました。

昨日、愛知・名古屋に入ったので、愛トリの豊田美術館を除く、全ての展示を鑑賞しました。午後8:30を超すハードな鑑賞ですが、海外の美術家の政治・社会的問題(ポリティカルコレクトのみではなく、ジェンダー、歴史、難民問題や、身近な事故をテーマにする事、コミカルなものまで)を内包する表現が、それぞれ多様な形で観る事が出来き、日本側もその事を前提とした表現にいくつか出会いました。やはり、規模は横トリと比べると大きい。しかも、作品強度といい、充実した国際展と思われます。しかし、今回の「表現の不自由その後」展中止について、再開に向けて抗議した展示ボイコット・アーティストがかなりみられ(非常に残念ですが)観ることは出来ません。同時に彼らのアクションは、大村・津田氏等に「明確な検閲だ」と抗議表明・意思表示が明快で素晴らしいと思いました。昨日観た時点で、さらに2組の展示が明日から観る事が出来ません。これは、日本の美術展示としては、過去前例のない極めて異常な光景です。今回の皆様からのご署名は、この展示再開のため、展示ボイコットの意思表示をした海外組と26665名の再開を意とする多数の署名とともに大きな力になる可能性があります。この異常事態を招き、その問題を一番理解していると思われるのが大村知事であり津田さんだからです。

なお、この署名はまだ続いていますので、これからこちらも名古屋へ展示再開連動のため、再度赴く事があると思います。         以下の文面は、大村知事宛、提出したものです。こちら側の勝手な文面ですが、ご理解頂ければと思います。

愛知県知事・大村秀章様 及び愛知トリエンナーレ事務局様

今回の2万6千人を超える人々の署名・change/orgを始めた発起人、井口大介です。

この度の愛知トリエンナーレ「表現の不自由・その後」展の中止を辞めて頂き、一般の人々の観る機会を奪わないで頂きたいという思いから、この署名を始めました。あらゆる美術の展示を観ること、知ること、考えること、議論すること、及び、表現自由は、憲法で定められた通り、私たち多くの署名した人々、並びに、日本の市民の権利です。それを一部の政治家等(河村市長の憲法があっても規制はかまわない、菅官房の検閲と言わざるをえない文化に使われる税金のチェック発言)の発言により、一部の人々による展示中止の脅し、非難、批判は、なぜそのような極端な行動にでてしまうのか、悲しむべきものです。これを仮に、国を挙げた政治的弾圧と捉えるならば、この多くの署名は、展示中止に反対する、可視化された・声・です。この文化へのテロ行為・脅しに屈する前例とならないように、文化テロに屈しないで頂きたい。

署名に付随する多数の人々の声(サイレントヴォイスであり抵抗のマルチチュードです)・コメントを読むと、人々の思いが良く分かります。同時に、この展示に参加した多くの表現者・作家、そして実行委員も同じ思いなのではないでしょうか?

私は、参加作家、実行委員の友人として、この中止判断を辞め、展示再開もしくは、改めて展示を行うことを希望しており、そのことは、多くの署名から同じ思いであることが分かります。あらゆる手段を講じて、限定であっても、短期であっても是非再開して下さい。

今回、署名は、8月3日にはじめ8月16日の夜半の段階で26000人を超えておりますが、まだ署名は続いております。その一部、約26000人分の署名をお渡しします。この署名の声が再開展示に協力しております。

後日、署名を停止次第、全員分の署名をお渡しする予定です。この展示を中止しないでほしいとの声が、愛知県側に届きますよう、展示再開があることを希望しての提出とご理解下さい。

よろしくお願い致します。

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