三度目の会見打ち切りと「私物化」について 〜行政法の一般原則逸脱に対する是正要請へ〜

2026年10月28日、兵庫県知事定例記者会見において、またしても信じがたい暴挙が行われました。
記者からの質疑が続いている最中での「三度目となる会見の強制打ち切り・途中退席」です。その後も齋藤知事は、あたかも会見の主導権を握ったかのように振る舞い、質疑を自らの都合でコントロールしようとしています。
県が定める「運営要領」では、司会進行は中立的な立場の広報広聴課長が行うと規定されています。しかし、知事は自ら「対応しているのは私だから、私が仕切る」と言い放ち、司会権限を奪い取って質問を途中で遮断しました。
打ち切りの口実として使われるのは「後の公務(庁内打ち合わせ)」です。しかし、公文書公開請求を行ってみても、公開された資料はごくわずかで、これまで「1時間制限」がかけられた日数を満たすものではありません。実体の検証すらできない公務を盾にして、県民の「知る権利」や報道の自由を封じ込めるなど、到底許されるものではありません。
行政法の一般原則である「適正手続」「信義誠実」「説明責任」「比例原則」「権利濫用の禁止」のすべてにおいて、今回の運営は著しい逸脱と違反状態にあります。追及を受ける当事者自らが「審判」と「プレイヤー」を兼ね、都合の悪い質疑を遮断する姿は、これまでの文書問題とまったく同じ構図・手法であり、ガバナンスの根本的な崩壊を意味しています。
会見打ち切りが再び強行されたことで、悔しさや激しい憤りを感じておられる方も大勢いらっしゃると思います。もちろん、私自身もその一人です。
しかし、この署名活動が失敗したわけでも、意味を失ったわけでも決してありません。
そもそも本署名活動の趣旨である「三度目の会見打ち切りは許されない!」という訴えは、打ち切りの阻止を目指すだけでなく、万が一強行された場合にその不当性を追及・抗議するための退路を断つ取り組み(ダブル・ミーニング)でもあります。知事は会見を打ち切ることで優位に立ったと考えているのかもしれませんが、実際には自ら新たな問題や矛盾を積み上げ、さらに追い込まれているに過ぎません。
この不当な状況を決して放置しません。
公文書公開請求によるさらなる実態解明や、兵庫県議会への請願・申し入れ手続きを通じて、知事の暴挙に対する明確な制度的・政治的ペナルティと是正を強く求めてまいります。
今年も残すところあと僅かとなり、12月定例議会も迫ってまいりました。
どうか引き続き、皆様の温かいお力添えとご協力を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。