
署名に賛同して下さった皆さまへ、
『日本三大急流・富士川に設定された、 河川環境保全のための「維持流量」をいち早く実現してください!』のオンライン署名へのご協力、本当にありがとうございます。このたび賛同者が500人を超えました!
呼びかけをはじめて最初の2ヶ月はほとんど数字が伸びず心配していましたが、この1ヶ月足らずのあいだに、それまでよりもずっと多くの方が署名をしてくださいました。この課題について知ってくれる人、そして共感が広がっていることが素直に嬉しく、また協力してくださっている皆さんに感謝申し上げます。オンラインだけでなく、紙ベースでの署名呼びかけをおこなっていますが、その中で次のような意見をいただきました。この意見についての考えを、お伝えしたいと思います。
「水利権を有している企業が悪者になっている」という意見がありました。
そんなつもりは全くありません。歴史的な経緯があっての水利権です。権利を尊重します。私たちが求めているのは、企業が保有するその水利権から、少し水を分けて戻してもらえないか、というお願いです。
それならば、「署名の呼びかけの前に、まずは対話をでは?」という意見もあります。
それは、この課題について、多くの方に知ってもらい、自分の身の回りの自然環境に関心を持ってもらいたい、そういう地域づくりをしていきたい、と思うからです。富士川の維持流量が決定された現在でも、この課題について知らない人も多いようです。〝署名〟という活動を選択したのは、そういった方々にも知ってもらいたい、知ってもらうための活動も同時にやっていこう、という考えからです。そして、多くの人の当事者意識(=共感)がともにあってこそ、価値ある対話が生まれると思っています。決定された維持流量「8.8トン」という数値達成のみが目的ではなく、富士川への当事者意識を、皆さんと共有したいと思っています。
「電気は必要だよね。自然エネルギーとして、水力発電も大切じゃない?」という意見があります。これは、少し詳しい説明が必要かもしれません。
富士川から取水するためのある堰堤では、最大75トン/秒の取水(上流で取水して、山の中の配水管を通る30トン/秒に加えて、この堰堤で取水する分の合計量として)が認められています。この堰堤より下流では、現在は、夏場は5トン/秒、冬場は3トン/秒を流しておけばよい、ということになっています。
2023年3月に決定された「河川維持流量」では、富士川の全区間において、8.8トン/秒と定められました。つまり、この堰堤の下流でも、河川環境の保全のためには、夏場では3.3トン/秒、冬場では5.3トン/秒、これまでより多く流すべき、とされたわけです。
私たちが呼びかけているこの署名の要望では、この維持流量に不足する分の水を戻してほしい、というものです。企業が保有する大きな水利権に比べれば、市民感覚としては、ささやかな要望ではないかと思っていますが、いかがでしょうか。
署名の呼びかけは来年2月までおこないます。紙ベースの署名と合わせて、現在はまだ4000筆といったところで、目標としている2万筆にはまだ遠く及びません。お知り合いやご友人との会話で「富士川」に触れていただくだけでも構いません。これからもご協力お願いいたします。