Обновление к петиции川崎重工業は、中国出向中に過労自死したエンジニアの遺族に責任を認め、謝罪してください!【プレスリリース】労災認定された川崎重工での過労自死事件、神戸地裁は過労死と認めず。大阪高裁での控訴は結審に。
川崎重工業 中国出向エンジニア過労自死事件神戸市, Япония
11 мар. 2026 г.

2026年3月3日

【プレスリリース】労災認定された川崎重工での過労自死事件、神戸地裁は過労死と認めず。大阪高裁での控訴は結審に。

川崎重工業(株)・中国出向エンジニア過労死事件のご遺族を支える会
川崎重工業(株)・中国出向エンジニア過労死事件 弁護団
海外労働連絡会

【サマリー】

川崎重工業株式会社(以下、川崎重工)のエンジニア・清島浩司さん(当時35歳)は、2013年、中国の合弁会社への出向中に過重労働により自死し、2016年、神戸東労働基準監督署は労災を認めました。妻・験馬綾子さんが会社側の責任を問うため川崎重工を提訴しました。しかし、清島さんが過酷な過重労働下に置かれていたさまざまな事実があるにもかかわらず、一審において神戸地裁は、訴えを認めませんでした。現在、大阪高裁での控訴審が進んでいます。3月4日に結審を迎え、判決を待つなか、一審から現在に至るまで多くの報道機関、メディアに取り上げられ、請願署名は現在5,730筆(3月3日時点)、さらにオンライン署名は8,763人(3月2日時点)と、社会的な注目がますます高まっています。

 

【事件の経緯】

▼ 二重雇用の過重労働、2社からの指示の板挟みに

本件は、川崎重工で働いていた35歳のエンジニア・清島浩司さんが、中国の合弁会社へ出向し、わずか3カ月後の2013年7月10日に、自宅マンションから飛び降り自死した事件です。清島さんは、綾子さんと1歳と5歳のお子さんを日本に残したまま赴任していました。合弁会社に所属していながら、出向元である川崎重工からも業務指示を受け、二重雇用の過重労働であっただけではなく、それぞれの会社の板挟みになっていました。

 

▼ 複雑で過酷な過重労働の実態

清島さんは川崎重工から、セメントプラントの焼成部門の設計者として、中国の合弁会社CKE社に出向しました。しかし、本来業務に加え、川崎重工の設計業務、さらには全く専門外である装置のトラブル対応に追われることに。トラブルに対して両社は意見が対立しており、清島さんは相反する指示を受ける板挟み状態になり、過重労働と強い心理的な負荷の要因となりました。

 

▼ 労災認定にもかかわらず、川崎重工は過重労働を否定

2016年、本件に関して、神戸東労働基準監督署は「業務起因性」を認め、労災が認定されました。川崎重工側は、清島さんの中国での仕事は日本での業務の延長で、「過重なものではなかった」と説明しました。綾子さんが謝罪と賠償を求めたところ、川崎重工は責任を認めませんでした。

 

▼ 想定外の神戸地裁の不当な判決

2022年5月、綾子さんは、会社の責任を問うべく、川崎重工を提訴しました。神戸地裁は会社側の安全配慮義務違反を認めず、訴えを棄却しました(2025年1月15日判決)。川崎重工側は、誤って転落しただけではないか、自死であったとしても業務は過重なものではなく、自死とは関係ないなどと主張し、判決は、自死を認めた一方で業務は過重でなかったとして川崎重工の責任を否定しました。

 

▼ 控訴中の現在。過重労働の実態がより浮き彫りに

一審を受け、2025年1月、控訴。現在進んでいる大阪高裁での控訴審では、清島さんが業務で使用していたパソコンに残っていた作業データをあらためて解析しました。清島さんが二重雇用の状態となっており、相矛盾した命令を受け、苦悩していた実態がよりつぶさに明らかとなりました。

 

▼ 海外で働く人々の命と尊厳を守るために。同じことを二度と繰り返さないための控訴

原告である綾子さんは個人的な感情のみから控訴をしたわけではありません。綾子さんは控訴への思いをこう語ります。

「夫の経験した過酷な環境は、個人の問題ではなく、会社の構造的な問題であったと考えます。私は、この事実を裁判で明らかにすることが、同じ状況に置かれる人を守ることにつながると信じています。一審判決では会社の責任が否定され、深い失望と怒りを覚えました。社員の命を奪ったあとに、遺族とここまで裁判を続けることが、日本を代表するグローバル企業のあるべき姿なのでしょうか。誠実に向き合い、謝罪し、責任を果たすことこそが、社会的責任のある企業の姿ではないでしょうか。この裁判は、私たち家族のためだけでなく、同じように海外で働く方々の命と尊厳を守るためにも、大きな意義を持つものです。外国企業へ出向した労働者に対して、出向元企業の安全配慮義務違反を認めた判決は、まだありません。だからこそ、この裁判が指針となり、同じように働く人々の命と尊厳を守る、一歩になってほしいと願っています。裁判を通して、川崎重工が社員の命と健康を守り、その家族の人生や思いにも誠実に向き合う企業へと変わってくれることを、心から望んでいます。夫が懸命に携わった川崎重工の技術の発展が、これからも社会の役に立ってほしいと願っています。けれど、人の命や心を犠牲にしてまで進めてはいけないと強く感じています」

 

【報道機関の皆様へのお願い】

本件の社会的意義と一審判決の不当性、海外における労働問題、過労死問題などについて、ぜひ貴メディアでのご取材・ご報道をお願い申し上げます。原告や代理人弁護士への取材も可能です。

 

【本件のウェブサイト】

Change.org: https://c.org/qcCHZQ5pw4
海外労働連絡会: https://linjow.org/

 

【本件に関するお問い合わせ先】

川崎重工業(株)・中国出向エンジニア過労死事件のご遺族を支える会
(働くもののいのちと健康をまもる兵庫センター内)
兵庫県神戸市長田区腕塚町 3-2-2 2階
電話:078-611-8638 Fax:078-646-7229
E-mail: inoken-hyogo@mwu-hyogo.net
Change.org 署名ページURL: https://c.org/qcCHZQ5pw4

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