

【ご報告】
たった一人の声から始まった署名が、制度を動かし、国会で問われました。
私は看護師として、そして元・一時保護所の職員として、どうしても見過ごせない現実に向き合っていました。
医療・看護が必要な子どもたちが、一時保護所で、
看護師がいないまま日々を過ごしている。
配置されていても、看護師はひとり。
何十人もの子どもを、ひとりで支える。
それはもう、「できるか・できないか」ではなく、「してはいけないこと」ではないか――。
そう思って、たったひとりで署名を立ち上げました。
■ 広がっていった声
最初は、自分ひとりでした。
けれど、現場を知る医師や助産師の方々が賛同してくれました。
子どもたちを思って活動されている絵本作家さんも、
看護界を牽引してきた先生方も、
そして、母校の先生方も、
「これは必要な声だ」と応援してくださいました。
さらには、海外に住む方々や、日本に暮らす外国人の方たちからも、
「それはおかしい」「声を届けたい」と賛同が寄せられました。
こうして、1,491人の思いが集まりました。
■ 2025年4月7日、子ども家庭庁に提出しました
署名とともに、趣意書も提出しました。
看護師として現場で見てきたこと、感じてきた矛盾、
そして何より、「このままでは子どもたちが守れない」という切実な願いを込めて。
■ そして翌日、国会で質問が
その翌日。
4月8日、衆議院の特別委員会で、本村伸子議員がこの問題を取り上げてくださいました。
「看護師が1人だけでは足りない」
「入所定員に応じた配置基準が必要だ」
「非常勤・低賃金の不安定な雇用では、命を支えるケアはできない」
「現場の声を、政策に生かすべきだ」
──私が届けたかったことを、しっかりと言葉にしてくださいました。
■ 私は、今も書いています
この活動と並行して、私は今、
専門誌『オン・ナーシング』(看護の科学新社)で、連載を続けています。
タイトルは
『イチホのカンゴ!児童相談所イチジホゴショでなぜ看護師が必要か』
現場のリアルと、制度の矛盾と、
看護という営みの意味を、ひとつずつ、ことばにしています。
もしよかったら、読んでみてください。
絵は、画家こうぶんこうぞうさん。子どもたちの空気を、やさしく描いてくださっています。
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■ これは私だけの声じゃない
この署名は、私ひとりが始めたものだけれど、
ここに込められているのは、私だけの声ではありません。
子どもたちのために、何かしたいと願う市民の声
現場で踏ん張っている看護師、保育士、職員たちの声
一度は傷つきながらも、もう一度誰かを信じたいと思っている子どもたちの声
そのひとつひとつが重なり合って、制度を揺らし、国会を動かしました。
■ これからも、問い続けます
子どもたちにとって、本当に必要なケアとは何か。
看護師は、そこでどんな役割を果たせるのか。
制度は、それに応えているのか。
この問いを、私はこれからも社会に投げかけ続けます。
どうか、引き続き見守ってください。
そして、ともに考え、広げてください。
2025年4月
(元・児童相談所一時保護所 看護師)