Petition update一時保護所の子どもたちのために!児童福祉法に看護師の規定を追加してくださいたった一人の声が届いた──署名提出と国会質問のご報告
元児童相談所一時保護所 看護師川崎市, Japan
Apr 9, 2025

【ご報告】

たった一人の声から始まった署名が、制度を動かし、国会で問われました。

私は看護師として、そして元・一時保護所の職員として、どうしても見過ごせない現実に向き合っていました。

医療・看護が必要な子どもたちが、一時保護所で、
看護師がいないまま日々を過ごしている。
配置されていても、看護師はひとり。
何十人もの子どもを、ひとりで支える。

それはもう、「できるか・できないか」ではなく、「してはいけないこと」ではないか――。

そう思って、たったひとりで署名を立ち上げました。

 
■ 広がっていった声

最初は、自分ひとりでした。
けれど、現場を知る医師や助産師の方々が賛同してくれました。
子どもたちを思って活動されている絵本作家さんも、
看護界を牽引してきた先生方も、
そして、母校の先生方も、
「これは必要な声だ」と応援してくださいました。

さらには、海外に住む方々や、日本に暮らす外国人の方たちからも、
「それはおかしい」「声を届けたい」と賛同が寄せられました。

こうして、1,491人の思いが集まりました。

 
■ 2025年4月7日、子ども家庭庁に提出しました

署名とともに、趣意書も提出しました。
看護師として現場で見てきたこと、感じてきた矛盾、
そして何より、「このままでは子どもたちが守れない」という切実な願いを込めて。

 
■ そして翌日、国会で質問が

その翌日。
4月8日、衆議院の特別委員会で、本村伸子議員がこの問題を取り上げてくださいました。

「看護師が1人だけでは足りない」
「入所定員に応じた配置基準が必要だ」
「非常勤・低賃金の不安定な雇用では、命を支えるケアはできない」
「現場の声を、政策に生かすべきだ」

──私が届けたかったことを、しっかりと言葉にしてくださいました。

 
■ 私は、今も書いています

この活動と並行して、私は今、
専門誌『オン・ナーシング』(看護の科学新社)で、連載を続けています。

タイトルは
『イチホのカンゴ!児童相談所イチジホゴショでなぜ看護師が必要か』

現場のリアルと、制度の矛盾と、
看護という営みの意味を、ひとつずつ、ことばにしています。

もしよかったら、読んでみてください。
絵は、画家こうぶんこうぞうさん。子どもたちの空気を、やさしく描いてくださっています。

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 出版社ページ:https://kangonokagaku.co.jp/product/32/

 
■ これは私だけの声じゃない

この署名は、私ひとりが始めたものだけれど、
ここに込められているのは、私だけの声ではありません。

子どもたちのために、何かしたいと願う市民の声
現場で踏ん張っている看護師、保育士、職員たちの声
一度は傷つきながらも、もう一度誰かを信じたいと思っている子どもたちの声
そのひとつひとつが重なり合って、制度を揺らし、国会を動かしました。

 
■ これからも、問い続けます

子どもたちにとって、本当に必要なケアとは何か。
看護師は、そこでどんな役割を果たせるのか。
制度は、それに応えているのか。

この問いを、私はこれからも社会に投げかけ続けます。

どうか、引き続き見守ってください。
そして、ともに考え、広げてください。

2025年4月
(元・児童相談所一時保護所 看護師)

 

 

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