
12月6日開催 「市民がつくる山下ふ頭の未来検討会」へのご参加応募をまだまだ受け付け中です!
詳しくは下記のページからご覧ください。提案頂いた市民意見も掲載しました!
2025年12月6日開催 ~ 市民がつくる山下ふ頭の未来検討会
また、開催にあたり、 金井利之東京大学法学部教授から、メッセージが寄せられました。
金井先生は、5月31日に開催された神奈川大学法学研究所が主催した、シンポジウム「横浜市山下ふ頭の未来を考える」のパネラーの一人として参加され、発言されました。
その後の状況変化をも踏まえ、「市民がつくる山下ふ頭の未来検討会」の意義について述べられています。
東京大学法学部 金井利之教授からのメッセージ
「このたび、「市民がつくる山下ふ頭の未来検討会」が、市民団体の手によって開催されることになりました。大変に意義のあることだと考えています。このような検討会が開催できる横浜市の市民力に、あらためて敬意を表したいと思います。
本件については、神奈川大学主催によるシンポジウム「横浜市山下ふ頭の未来を考える」が2025年5月31日(土)に開催され、小職もパネルディスカッションに参加した。そのなかで、山下ふ頭は、横浜市民にとっても、市民以外の広い範囲の人びとにとっても、重要な価値を持っていることが再確認されました。横浜港は、市民にとっても市民以外にとっても、横浜の顔であります。そして、この問題について、多くの市民団体や専門家が、活発かつ貴重な提言をしていることを知り、横浜市政関係者と建設的な政策形成が進むことを期待しました。実際、横浜市政は、市民合意の充分ではなかったカジノ構想を思いとどまるなど、市民や専門家に対して耳を傾ける能力があることが、示されていたからです。また、林市長以前の過去に遡っても、横浜市政はそうした市民政府の歴史的蓄積がありました。
さて、その後の状況といいますと、いささか懸念される状況が見受けられます。山下ふ頭開発は、横浜市長選挙での大きな争点とはならず、広い意味での市民の関心を集めてはいません。そのため、市政の示す方向に、広い意味での市民の合意形成をすることに、横浜市政は失敗しています。また、市民団体や専門家は、積極的な意見表明をしていますが、必ずしも横浜市政は建設的な対話になっているわけではなさそうです。
もちろん、市民の合意形成ができていないことを自覚している横浜市政は、市民の声を聴くことを完全に拒否しているわけではなく、「市民意見募集」や無作為抽出の「市民検討会」を行っています。とはいいながら、その結果が公表され、どのように市政内部で検討されたのかもはっきりしないため、「聴いたフリ」になりかねない懸念があります。
先日のシンポジウムでも話題になりましたが、市民参加は、単に、市民を集めて、市政当局が政策を説明して、市民のご意見を頂戴する、というのでは空回りします。下手をすると、市政が広報・宣伝と印象操作をする場になりかねない危うさをも持っています。市民参加をしない市政は論外ですが、表面的に市民を集めても、なかなか建設的な政策形成はうまくいきません。市民の意見を聞くのは、幅広い市民世論の納得を得ることと、同時に、専門家の提言と情報提供に裏打ちされた、市民有志による深い議論に支えられるという、二刀流が求められています。
今日の未来検討会は、現在の横浜市政に欠けている。後者の場に繋がることを期待しています。
最後になりますが、本日の検討会が成功し、横浜市政との建設的な政策論議が展開できることを祈念しております。
2025年12月6日
東京大学法学部教授 金井利之」
多くの方のご参加をお待ちしております!