Petition updateあなたとあなたの家族の未来を守るために、10万人の声を!:地方でのがん治療医と血液内科医の不足を解消するため具体策を求める

【全国の研修医と指導医を対象とした意識調査が順調に進んでいます】〜卒前医学教育の問題が新たに見えてきました!🧐〜

一戸 辰夫Hiroshima, Japan
30 Oct 2026

私どもの活動をご支援くださっている皆様へ

週末の朝早くのご連絡となり、失礼いたします。

現在、全国の日本血液学会の研修認定施設・研修教育施設の皆様にご協力をお願いしている「血液疾患診療と将来の専門領域選択に関する意識調査」は、おかげさまで開始から約10日間で、指導医105名、初期研修医60名、合計165名の先生方からご回答をいただくことができました。

ご多忙の中、調査にご協力くださっている先生方、また研修医の皆さんへの回答依頼にお力添えくださっている皆様に、心より御礼申し上げます。🙇🏻‍♂️
まだ回答数が限られているため、あくまで予備的な解析ですが、私自身、少々驚かされる結果が見え始めています。

まず、現時点で約7割の研修医が、血液疾患診療を将来の専門領域の選択肢として考えていないと回答しています。
しかも、注目すべきこととして、血液疾患診療を専門領域の選択肢から外す意思決定は、初期臨床研修が始まってからではなく、すでに医学部在学中の段階から始まっていることが示唆されています。
今回、血液疾患診療を志望していない研修医45名について詳しく調べたところ、17名(37.8%)は医学部在学中にすでに進路の選択肢から外しており、さらに15名(33.3%)は、これまで一度も選択肢として考えたことがないと回答していました。
この結果を見ると、血液内科医の不足を卒後臨床研修制度だけの問題として捉えてよいのだろうか、という疑問が湧いてきます。

さらに、固形がんや血液がんの診療についても、それぞれ約半数の研修医が関心を持っていないという結果が得られています。
一方、血液疾患診療を実際に経験した研修医40名のうち、26名(65%)は、その経験によって血液疾患診療の魅力が増したと回答しています。
これらの結果を眺めていると、ひとつの疑問が浮かんできます。
「私たちは、医学生たちに血液疾患診療やがん診療の魅力を十分に伝えることができているのでしょうか?」

実は、今回の調査にご協力くださった指導医の先生から、次のような印象深いコメントも寄せられています。
「私自身は新しい卒後臨床研修制度を経験し、血液疾患診療を専門領域として選択しました。しかし、その後10年以上にわたって指導医を務める中で、初期研修を通じて新たに血液疾患診療を志望するようになった研修医は、わずか1名でした。」
もちろん、このコメントを寄せて下さった先生のご経験であり、これが一般的な傾向であると判断することには慎重でなければなりません。
しかし、今回の調査で見え始めた「医学部在学中から血液疾患診療が進路の選択肢から外されている」という傾向と重ね合わせると、私には大変考えさせられるご意見でした。
私たちは、若い医師たちが専門領域を選択する時期について、これまでの認識を見直す必要があるのかもしれません。

もちろん、現時点では回答者の偏りも考慮する必要があり、早急に結論を出すことはできません。また、すべての医学生が血液内科やがん診療に関心を持つべきだということでもありません。
しかし、今回の調査からは、医師の診療科偏在を考えるうえで、卒後臨床研修制度だけでなく、卒前医学教育のあり方にも目を向ける必要があるのではないかという、新たな課題が浮かび上がってきたように感じています。

今後は、指導医の先生方と研修医の皆さんの認識にどのような違いがあるのかについても、さらに詳しく分析を進めたいと考えています。

私どもの活動は、単に血液内科医を増やすことだけを目的としているわけではありません。若い医師たちが、それぞれの専門領域の魅力を十分に知ったうえで、自分の希望する進路を選び、誇りとやりがいを持って働き続けられる医療環境を実現することが、何よりも大切だと考えています。

引き続き、できるだけ多くの研修医と指導医の先生方のお声を集め、今後の医学教育と臨床研修制度の改善につながる資料に育てていきたいと思います。

現在、ご回答をご準備中のご施設の皆様にも、ぜひお力添えを賜れましたら幸いです。
今後とも、どうぞよろしくお願い申し上げます。

あなたとあなたの家族の未来を守るために、10万人の声を!:地方でのがん治療医と血液内科医の不足を解消するため具体策を求める
署名サイトURL: https://c.org/mSMBPnHMSK

「あなたの病気を診られる専門医が、この地域にはいません」〜国民に必要な医師の育成を求めるための緊急署名!!
署名サイトURL: https://c.org/BYfSxz9bvN

若くしてがんになった人が、安心して治療に専念できる社会へ――AYA世代がん患者さんの休職中における社会保険料免除を求めます!
署名サイトURL: https://c.org/hQMBwd7Hqx

一戸辰夫(「若手がん治療医・血液内科医を支援する会」 代表)
[連絡先: tatsuo.ichinohe@icloud.com  いつでも皆様からの建設的ご批判・ご意見をお待ちしています]

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