遠野駅舎を壊さないで! 歴史ある駅舎の保存こそ「永遠の日本のふるさと」の使命ではないか?

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JR遠野駅舎が取り壊されることになりました! 早ければ2022年に解体、新築される予定と報じられています。

遠野駅舎、新築案に合意 市建て替え方針で市民団体(2018.06.02 岩手日報)


岩手県遠野市は日本民俗学の夜明けを告げた名著、柳田國男『遠野物語』を生んだ土地として知られ、毎年多くの観光客が日本の原風景や妖怪など“異界”との出会いを求めて訪れます。遠野駅舎は、その重厚で独特な佇まいによって、まさに“異界”にやって来たことを実感できる「遠野の玄関口」として、国内外の多くの旅行者に愛されてきました。また戦後すぐに建った駅舎は、戦後の復興を市民とともに歩み、約70年にわたり世代を超えて市民に親しまれてきた遠野のシンボル的な存在です。これからの未来にこそ遠野駅舎の存在が必要だと私たちは考えます。遠野駅舎を失うわけにはいきません!


私たちは遠野駅舎について、遠野市の掲げる「永遠の日本のふるさと」のイメージを象徴する建物であり、歴史的・景観的価値も非常に高いと考えます。そこで遠野駅舎の保存のため、JR東日本(以下JR)と遠野市に次のことを求めます。


1.JRは解体方針を撤回し、遠野市による保存に必要な建物調査を受け入れるとともに、情報開示に協力してください

2.市は調査を主体的に行い、その内容を公表するとともに市内外の専門家の知恵と技術を結集して保存を実現してください


 以下に理由と経緯を記します。


遠野駅舎は戦後復興の真っただ中、JR釜石線が全線開通した1950年(昭和25年)という記念すべき年に竣工しました。資材不足に直面しながらもドイツやフランスの建築様式を思わせる「コンクリートブロック」による外装や「瓦葺き」の屋根を採用し、かつて城下町だった遠野の街並みにふさわしい外観を目指しました。L字型のブロックを組み合わせた特殊な構造に加え、ブロック自体が現在の規格化されたブロックとは寸法も材質も異なるため、解体すれば二度と再現できません。当時の試行錯誤と創意工夫を伝える建築物として貴重なだけでなく、「コンクリートブロック造瓦葺き」の駅舎は国内で唯一とみられ、国の登録有形文化財に登録される価値が十分にあると考えます。


遠野市は重要文化財千葉家住宅の保存・活用や荒川高原牧場、土淵山口集落といった重要文化的景観の保護、南部曲り家の移築保存などに長年取り組んできました。私たちは「永遠の日本のふるさと」を標榜する遠野市が「古きよきものを継承し、大切に活用する」ことに関して日本を牽引する地域であり、今後もそうあるべきだと考えます。歴史ある駅舎の解体は、その役割と責任を放棄することになると危惧せざるを得ません。


さらに解体決定は市民にとって寝耳に水で、プロセスにも疑問があります。


老朽化などを理由に解体方針を示したJRに対し、遠野市では2015年以降、市長を先頭に保存の可能性を模索してきました。しかし今年6月初旬、約1年ぶりに開かれた市民団体「遠野駅舎の未来を考える会」の会議(開催は遠野市主導)で、初めて遠野市の担当者から解体決定が伝えられました。出席者によると、担当者は「構造が脆弱で保存には大変なお金がかかる」とするJRの説明に基づき「JRに保存の意志がない以上、遠野市も保存を諦めざるを得ない」との趣旨の発言をしました。


建物の構造補強など保存について具体的に検討されたのか、保存と新築のそれぞれの費用はいくらか、市が駅舎を買い取る場合の費用はいくらかなど、市民の判断材料になる情報は最後まで明らかにされませんでした。そのため出席者の1人は「活発な議論にはならず、決議を取るなど会としての賛否を明らかにしないまま会議が終わった」と振り返ります。しかし翌日の地元紙には「市民団体と合意」との記事が掲載されました。


私たちはこの合意について決して会の総意でも、遠野市民の多数の意見でもないと考えます。


JRはこの間、駅舎に関して耐震調査などの資料や内部の図面をほとんど開示せず、遠野市による調査も受け入れていません。本当に保存が不可能なのか、客観的に検証されていないのが実情です。複数の専門家は駅舎の平面が四角く規模が小さいことや、内部に補強個所を作りやすいことを理由に「現状の構造が脆弱であっても補強は可能であり、少なくとも新築程度の費用(またはそれ以下)で済む、莫大な費用がかかるという表現は間違っている」と指摘しています。


この署名は遠野市や市長への批判を意図するものではありません。むしろ3年間の交渉でJRに翻意を迫れなかった忸怩たる思い、「本当は保存したかった」という市長や市民の気持ちに応え、改めてエネルギーを結集して保存を後押しすることが最大の目的です。幸い遠野駅舎はまだ建っています。この歴史ある駅舎を「永遠の日本のふるさと」の象徴として後世に遺しましょう。皆さま、壊される前に、ぜひご署名をお願いします!


 <本活動の賛同人>

赤坂憲雄  学習院大学 教授
赤池円  私の森.jp編集長 / 有限会社グラム・デザイン 代表取締役
赤尾苑香 建築士 / 神山つなぐ公社すまいづくり担当

安宅研太郎 建築家・株式会社パトラック 代表取締役 / 株式会社ノース 取締役
阿部勝司 遠野そばと中華そばの店 ばんがり 伊藤家店 代表
阿部克彦 遠野市民(Uターン)
飯室織絵 長野1166バックパッカーズ 代表
池田史子 クリエイティブディレクター / 株式会社ギフト・ラボ&山ノ家

伊藤照手 編集者
伊藤洋志 ナリワイ 代表
伊藤泰彦 武蔵野大学 教授
市川竜吾 建築家・建築築事務所共同主宰 / 首都大学東京特任助教
石川宗孝 映画配給会社・横浜市在住
今井航大朗 株式会社アネックス 代表取締役社長
今井隆 株式会社アネックス 取締役会長
池端厚 池端精米所
伊勢崎克彦 風土農園
伊勢崎恵子 鳥てつ
伊勢崎まゆみ 風土農園
家冨万里 遠野市民
植木明日子 デザイナー・株式会社ノンブル 代表取締役
植山美里 料理人
惠谷浩子 奈良文化財研究所 研究員
及川俊一郎 有限会社おいひょう 代表取締役
及川敏恵 遠野市民

及川真由美 ランドスケープデザイナー・イーサゴ ナーセリー&ガーデン
及川洋磨 クレマチス育種家・イーサゴ ナーセリー&ガーデン
大河内英夫 東北スタンダード / 株式会社 金入
小山俊壹 遠野民泊協会会員
小山美光 主婦
大橋進 地域史研究家・元県立高校 校長
小時田光美 松竹美容室
恩田博世 ヨット工房夢童
金田充弘 東京藝術大学建築科 准教授
柿島貴志 ギャラリーディレクター・POETIC SCAPE
唐津宏治 東北スタンダード / ドローイングアンドマニュアル株式会社
河内みすず エステティシャン・遠野市在住
菊池みずか エステティシャン・盛岡市在住
菊池哲也 ヘアーRise
菊池洋二 有限会社ツクバ精密 専務取締役
菊池礼子 on-cafe(オンカフェ)
菊池惇 遠野市民
菊池実 有限会社福山荘 代表取締役
菊地類 会社員 

木瀬公二 人間の復興大学 理事
北湯口京子 まるまん じんぎす館 代表取締役
九鬼遊 株式会社日本政策投資銀行
九鬼なつみ 遠野市民
熊谷義弘 常福寺 住職
小玉淳浩 小玉商店
小林伊智郎 株式会社トーノ精密 研究開発 / ISO事務局 係長
小林荒物店
後藤寿和 空間デザイナー・株式会社ギフト・ラボ
佐々木大輔 スマートニュース株式会社 Vice President
佐々木俊尚 ジャーナリスト
真田純子 東京工業大学 准教授
榮智憲 テーオー・インテリジェンス株式会社 代表取締役
佐々木マサ 民宿とおの
佐々木喜和 有限会社福山荘
佐々木淳一 くいしんぼ ちから
霜田亮祐 ランドスケープアーキテクト・千葉大学 准教授
椎野靖浩 経営コンサルタント・株式会社ソマ代表
島津臣志 建築家・島津臣志建築設計事務所代表
島津美樹 建築設計・島津臣志建築設計事務所
柴田真由美 主婦・盛岡市民
柴田亮 会社員・盛岡市民
清水敬示 微気候デザイン研究所 代表
清水聡子 会社員・東京都在住
清水重敦 京都工芸繊維大学 教授

菅原紀子 ピアニスト・NPO事務局長
菅原卓 岩手県立遠野病院 副医院長
菅田幹郎 会社員・遠野市在住
菅井忍 有限会社スガイ 代表取締役
菅井良子 有限会社スガイ
杉原信幸 アーティスト
セキユリヲ デザイナー・サルビア主宰
田瀬理夫 造園家・株式会社プランタゴ代表取締役 / 株式会社ノース代表取締役

田中大介 有限会社モナリザ丸の内店 支店長
多田智美 編集者・株式会社MUESUM 代表取締役
玉村幸子 美術家
高橋強 カーゴ・カルト
高室信也 会社員・遠野市在住
田北雅裕 九州大学大学院人間環境学研究院 専任講師

多田栄治 地域史研究家
多田佳奈恵 食堂喫茶ココカナ
多田久美子 有限会社共栄自工・精工
多田惠一 大徳屋麹店 代表取締役
千原航 グラフィックデザイナー・アートディレクター

棚橋玄 益子アトリエ所属
土屋貴哉 美術家・佐賀大学 准教授
遠山浩司 アルズバー
徳吉英一郎 クイーンズメドウ・カントリーハウス 管理人 / NPO法人 遠野山・里・暮らしネットワーク 副会長
富川岳 富川屋 代表
中村 綾花 帽子作家
中村佑人 株式会社まるかじり 代表
西村佳哲 プランナー・有限会社リビングワールド 代表
新里佳子 上閉伊酒造株式会社 代表取締役
新田千鶴子 Michael's Cafe American
新里栄子 新里豆腐店
新里順一 新里豆腐店
新里庄一郎 新里豆腐店
新里昇子 新里陶器店 代表取締役
似田貝恵 遠野オートセンター
新田力 くいしんぼ ちから
野村浩 美術家
野美山智子 会社員・神奈川県在住
原田祐馬 アートディレクタ・デザイナー・株式会社UMA design farm代表 / 京都造形芸術大学空間演出デザイン学科 客員教授
橋本亮子 橋本デザイン室 代表
林崎俊勝 林崎建築事務所 / 遠野商工会理事
廣瀬俊介 環境デザイナー・風土形成事務所 代表
前田茂樹 建築家・ジオグラフィック・デザイン・ラボ代表 / 大阪工業大学 准教授
益子義弘 建築家・東京芸術大学 名誉教授
松井真平 編集者・ライター
松田克之 有限会社松田種苗店 代表取締役
松田良友 有限会社松田種苗店
松田成人 株式会社north production 代表
松田篤 有限会社テンポ社 代表取締役
松田和重 有限会社松田酒店
松田惠市 まつだ松林堂 5代目
松田学 遠野市民
簑田理香 地域編集室簑田理香事務所主宰 / 大学特任教員
宮田生美 株式会社ゴバイミドリ 代表取締役
宮本拓海 ライター
宮晶子 miya akiko architecture atelier 主宰 / 日本女子大学准教授
三輪良恵 MIWA Atelier
民佐穂 美術家
向坪美保 映画配給会社勤務・渋谷区在住
村田悦子 会社員・渋谷区在住
宗像秀展 益子アトリエ所属
森純平 建築家・PARADISEAIRディレクター / 東京藝術大学助教
茂木利文 茂木クリーニング 代表
山田雅也 縦糸横糸合同会社
八木友治 有限会社川口屋薬局 代表取締役
唯是光裕 ケア・グラント株式会社 代表取締役
若竹千佐子 作家
鷲尾和彦 写真家
Park Jonghye コリアンバル カジャナ 



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