満開の桜と古い跨線橋~私たちの「南樽駅」の風景を残してもらえませんか?

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 「南樽駅(なんたるえき)」。私たち小樽市民は、JR南小樽駅のことを親しみを込めてこう呼びます。開業以来約140年、「南小樽駅」と改称されてから来年でちょうど100年、現在の駅舎が建てられて60有余年…。毎日3,000を超える人たちが、この歴史ある駅を利用しています。掘割の線路、駅舎とホームをつなぐ跨線橋(こせんきょう)、そして春の満開の桜が織りなす景色は、地元の人々だけでなく観光で訪れる人たちにも、小樽の印象的な風景の一つとして愛されています。

 しかし、現在、その跨線橋を撤去、解体する計画が進められています。

 南小樽駅は、近くに大きな医療機関が複数あり、高齢の方や障害を持つ方の利用も多く、エレベーターの設置などバリアフリー化が長年望まれてきました。JR北海道の計画によると、2021年を目途にエレベーターと新しい跨線橋が設置され、その後、古い跨線橋は撤去、解体されるそうです。 

 私たちは「人の体に優しい」駅のバリアフリー化にはもちろん賛成しています。同時に、長年の風雪に耐え、見事な満開の桜とともに多くの人々にとって大切な風景となっている現在の跨線橋を残すという「人の心と思い出にも優しい」配慮をお願いしたいのです。

 小樽市は、北前船の寄港地として、また鉄道を中心とした「炭鉄港」のストーリーでも日本遺産に認定され、町の歴史や歴史的建造物に改めて注目が集まっています。しかし一方で、石蔵倉庫や古く趣きのある一般家屋が一つ、また一つと消え、駐車場やコンビニエンスストア、アパートなどが歴史ある小樽の街並みを侵食しつつあります。

 ふるさととはなにか、もう一度訪れてみたい街とはどんなところか、未来の世代に残し、伝えたい景色はどんなものか…。様々な課題に直面している今だからこそ、立ち止まって改めて考えてみる必要があるのではないでしょうか。

 私たちは、古い、しかし、長い時を経たからこそ何ものにも代えがたい南樽駅の跨線橋を、過去からの贈り物として未来に引き継ぐために、声を上げます。そして、私たちが暮らす小樽の街並みや風景を、公共の財産つまり「文化」としてとらえ、価値を見い出し、大切に守る感性を市民の間で育み、広く共有していくために行動します。

 南樽駅のバリアフリー化を進めるJR北海道の皆さん、建設費の一部を負担する小樽市役所の皆さん、南樽駅の、あの跨線橋を、どうか残していただけませんか?市民の声を聞いて、ともに知恵を出し合いませんか?

 小樽市民の皆さん、南樽駅を利用したことがある観光客の皆さん、それぞれのふるさとの景色を大切だと思う皆さん、この署名にご協力いただけませんか?

 署名だけでなく、南樽駅の跨線橋にまつわる思い出やエピソードがありましたら、どうぞ教えてください。12月末まで署名を集め、来年早々、皆さんの思いも、JR北海道と小樽市に届けます。

 2019年11月1日 チーム 小樽の放課後 花男(宮田雅斗) 平山秀朋 高橋龍