
本日、朝日新聞宛に以下の意見を送付しました。
離婚して別居の親、子どもの学校行事に参加できる? 文科省の説明は
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学校行事に関する連絡が取り合えないことには事情があります。参加が難しいことには理由があります。この記事に出てくる別居親の元配偶者に聞くことができるなら、その言い分は、全く違うものだと思います。なぜなら、離婚に至り、離婚後もこじれている父母ですから。同じ景色を共有しているはずがないのです。
「行事に出られない」別居親の言い分だけに基づいた記事は、一方的な主張に過ぎません。目の前にある「行事に出られない」という1つの事象を指して「理不尽」「かわいそう」などということは簡単です。しかし、その理由やそこに至る事情を考慮しないことは、問題の解決やその先にある共同養育を遠ざけ、子どもの不利益となります。ましてや、第三者がその状況を傍から断じることは、厳に慎むべきだと考えます。
また、この記事からは、何よりも重要な子どもの気持ちへの配慮が抜け落ちています。
「別居親の行事への参加が子どもの成長に資する」場合もあれば、そうでない場合もあるでしょう。仮に90%の子どもがそうであっても、我が子が残りの10%に該当するならば、「普通は・・」とか「海外では・・」などと主張することに、全く意味はありません。親であるだけで、「自分は行事に参加する権利がある」「それが子どもの利益に資する」と主張されるなどということがあるのなら、子どもにとっては何と理不尽なことかと思います。
最後に、このような一方的な記事を世間の目に触れさせることにより反論の必要性を生じさせられること自体、DV虐待被害者にとっては二次加害です。
つい先日、私たちの元に、次のような体験談が届いたばかりです。
「元夫から、調停、裁判、損害賠償請求等を次々と起こされるリーガルハラスメントを受け続けています。そんな元夫が先日、子どもの学校行事に勝手にやって来て騒ぎとなりました。翌日から、子どもと私は周囲の偏見に晒されて孤立しています。元夫からのアプローチがある度、子どもが不安定になり、夜はうなされます。」
有益な記事を目指すのであれば、もう一方の配偶者の取材が必須です。同居親への取材をご希望される場合、このような事例に関する同居親の体験談をご希望の場合、ご連絡ください。