Petition update8時間働いたら帰る、暮らせるワークルールをつくろう。【総評】「わたしの仕事8時間プロジェクト」労働時間政策における各政党回答への総評
わたしの仕事 8時間プロジェクトJapan
Oct 21, 2017
各党の皆さま、「労働時間・最賃政策アンケート」に丁寧なご回答をいただき、ありがとうございました。内容はそのままネット上で公開し、有権者の皆さまに情報提供しています。 そのうえで、「わたしの仕事8時間プロジェクト」として、各党の政策をどう考えるか、コメントさせていただきます。 ★自民党 時間外労働の上限規制は不可欠とされつつ(Q1)、年720時間(言及されていませんが、休日労働を含めると年960時間)もの残業を認め、指針で「できる限り短く」とする方法には疑問ありです(Q2)。 いわんや長時間労働を促す裁量労働制の対象業務拡大は撤回を要請します(Q7)。 インターバルは重要とされつつ、労使任せでは弱いのでは(Q3)。 労働時間把握の義務付けも、省令でなく法律事項とすべきです(Q5)。夜勤交替制は現状維持とのこと(Q4)、現場の声を聞いてください。 最賃引上げ方針は賛同できますが、1000円では生活できず、過重平均目標では地域間格差の弊害が広がります(Q8)。 ★日本維新の会 今どき上限規制に反対とは驚きました(Q1・Q2)。 過労死・過労自死が蔓延している現実をどうみておられるのでしょうか。 命と暮らしを守るための労働時間規制を、人事評価の在り方の問題とすり替え、裁量労働など規制緩和を推進する方針には反対です(Q7)。 裁量労働は長時間労働を促す傾向があることを知っていただきたいし、夜勤交替制についても厳しい現場の声を聞いていただきたいと思います(Q4)。 最賃の引き上げにも反対とのこと(Q8)。 貴党はかつて最賃制度廃止を公約にしていましたが、そのままの発想でしょうか? 最も労働者に冷たい政党との印象です。 ★共産党 「8間働けばふつうにくらせる社会」を打ち出し、労働時間の上限規制強化とインターバル規制(Q1・Q2・Q3)、夜勤交替制の規制強化(Q4)、労働時間把握・記録の義務化(Q5)、労働行政職員増(Q6)、裁量労働制の拡大反対(Q7)、最賃1500円をめざす政策(Q8)は、「わたしの仕事8時間プロジェクト」のコンセプトに近く、賛同できます。 「労働生産性」向上への圧力が高まり、過密労働の弊害によるメンタル疾患などの健康被害が広がっていますので、長時間労働に加えて過密労働も規制するという方針は貴重です。 過労死は企業にとっても大損害とのご指摘は、もっと強調されてしかるべきと感じます。 ★立憲民主党 裁量労働制拡大に反対し(Q7)、インターバル規制も「わたしの仕事8時間プロジェクト」が強調しているEU指令並みをめざすとの点(Q3)、期待できます。 △のついた時間外労働の上限規制は、導入時措置として例外を設けるとしつつ、過労死ラインの時間外上限には問題意識ありとのことで理解できます(Q2)。 夜勤交替制課題も△ですが、解決の方向性は賛成できる内容です(Q4)。 最低賃金については「だれでもどこでも」という表現で全国一律制度を支持していただいていますが、時給1500円という必要最低生計費の視点に至っていないのは残念なところです(Q8)。 ★社民党 残業代ゼロ制度創設・裁量労働制拡大には断固反対(Q7)。 過労死をうむ上限規制にも反対とのこと(Q1・Q2)、賛同できます。 企業が活躍しやすい国づくりのための「働かせ方改革」でなく、ディーセントワークとワークライフバランス、雇用セーフティネットを重視されている点は、「わたしの仕事8時間プロジェクト」のコンセプトに近いです(Q3・Q4・Q5・Q8)。 最近、政府はILOの原則である「政労使三者構成主義」を軽視し、トップダウン型の政策決定が目立ちます。 その点、貴党が労働者代表の参画を打ち出していることは重要です。
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