花街・花魁を美化した、高知市の行事を中止してください!

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 高知市は、2020年12月19日から2021年3月7日、花街や花魁を美化したアートアクアリウム展を、3億5000万円かけて開催しようとしています。男女共同参画の取組みや人権尊重のまちづくり条例の施行など、ジェンダー平等・人権尊重の取組みを推進している高知市が、このような女性の人身売買や遊郭をテーマとする展示に多額の税金を注ぎ込むことに大きな疑問を感じ、ただちに中止することを求めます。

 アートアクアリウム展は、水槽を「江戸の遊郭」、金魚を「花魁」に見立て、さらに豪華絢爛な「大奥」を金魚と照明で再現するそうです。高知市は「金魚の世界と江戸文化を融合、日本ならではの美、和の心の発信」「自由な発想に基づいて表現された芸術作品」と開催意義を強調しています。私たちは制作者がアートとして表現することに異議を唱えるつもりは全くありません。しかし、行政が公的行事として行うべきではないと考えます。

 かつて貧しいがゆえに遊郭に売られた幼女も、15歳には一人前の遊女となり、一夜に十指を超す客と接し、妊娠堕胎を繰り返し、性病に侵されます。「多くの遊女は20代で病死。菰に包まれ三ノ輪の投込寺に投げ込まれ・・」(日本売春史、古谷野敦著)このような女性の哀しい歴史を、無頓着に扱うことは許されないはずです。「現在の売春は否定しても、過去の売春は容認するのか」遊郭研究者のこの声に対し、高知市は、どう反論するのでしょう。

 今、コロナ禍にあって、廃業を余儀なくされたり、収入が断たれて困窮する市民は少なくありません。多額の税金を、きらびやかさで人集めするる行事にではなく、苦しんでいる人々を救援するほうにこそ充てていただきたいと、切に望みます。 

(2020年11月15日高知新聞投書「高知市の人権感覚を疑う」、11月19日発表の高知市女性団体声明より、一部引用)