

日頃より、貴重なご支援を賜りまして、誠にありがとうございます。
また、ご無沙汰してしまい大変申し訳ございませんでした。
この間行われました、控訴審の経過をまとめさせていただきました。
第1回口頭弁論
2025 年 1 月 15 日、東京高裁にて防衛大いじめ裁判控訴審第1回口頭弁論が行われました。
当日は午前中に新橋駅前で宣伝行動も行い、約 40 名が参加。そして東京高裁101号法廷がほぼ満席となる約 90 名が裁判を傍聴し、裁判官にこの裁判の関心の高さを示すことができました。
「厳しい指導をした可能性はあるが指導の範囲を逸脱しておらず、いじめや違憲性があったとは言えない」とした横浜地裁の不当判決。今回の控訴審では声を発することができなくなった原告の意見陳述を弁護士が代読し「陰湿ないじめやパワハラ行為があったという真実をなかったことにされるのは耐えられない」という原告の切なる訴えを裁判官に届けました。
指導記録の破棄についての問題がクリアにされずこのまま結審をむかえるようなことでは事実の上に立った判断とは言えないのではないでしょうか。次回公判も注視が求められます。
第2回口頭弁論
2025年3月5日、東京高等裁判所で、第2回目の口頭弁論が開催されました。この間、5500を上回る公正な判決を求める署名を届けてきましたが、前回に都築審理の打ち切り、結審で地裁同様の判決がすぐ出される可能性があったため、高裁には60名をこえる傍聴者が集まりました。
原告代理人の田渕弁護士からは「学生の心に(声も出せなくなる)深い傷を残したのは、防衛大で受けた暴力や理不尽な仕打ちのため」と追及が行われました。また、いじめ記録廃棄の問題について、裁判長から「国に添付書類の開示は求めないが、そこは受け止めて判断する」との発言がありました。裁判は、結審・次回判決の可能性もありましたが、裁判長から「次回はいつにしますか」との問いかけがあり、調整の上、5月21日に第3回の口頭弁論が行われることになりました。
裁判後の報告集会では傍聴者の中からは、「継続され、まともな審議になって来た」との声も上がりました。しかし、依然として審議打ち切り・結審となる可能性は消えておらず余談は許されません。
第3回口頭弁論
2025年5月21日、東京高裁にて防衛大いじめ裁判控訴審第3回口頭弁論が行われました。当日は夏のような日差しの中、午前中に新橋駅前で宣伝行動も行い、裁判の傍聴には60人を超える人が集まりました。
4月に裁判官の人事異動があり担当裁判官が交代となったため、今回は「弁論更新」の手続きが行われ、佐藤博文弁護士からは福岡の防衛大人権裁判の原告代理人を務めた経験から、いじめや人権侵害が蔓延する防衛大の構造的な問題について意見陳述が行われました。田渕大輔弁護士からは防衛大の現役教官である等松春夫氏の論考も提示し「裁判所が防衛大の暴力的な指導や理不尽な仕打ちを是として黙認し、お墨付きを与えることあっていいのか」と訴えました。岡田尚弁護士からは指導記録の破棄について、過去の「改ざん」や「隠ぺい」が明らかになった事例などをもとに、指導記録の提出を命じるべきだとの主張がなされました。
はげしいストレスが原因で声を発することができなくなった原告の状況についてPTSDの専門医の意見書も準備して次回公判を10月に予定しています。公正な判断が下されるよう、引き続き注視が必要です。
第4回口頭弁論
10月1日(水)15:00開廷 東京高裁101号法廷
多くの方の傍聴参加をお願い致します。