Petition update董郁玉氏の実刑判決に対する日本からの緊急メッセージ董郁玉スパイ事件に関する董郁玉さんのご家族からの10つの質問
阿古 Ako 智子 Tomoko中野区, Japan
Dec 6, 2024

中国の検察と司法機関による董郁玉さんのスパイ事件に対する裁判と判決を受けて、董郁玉さんのご家族は次のような疑問を呈しています。

1.     中国の国家安全部は日本の外務省の国際情報統括官組織を日本のスパイ組織と認定しました。在中国日本大使館の多くの歴代のベテラン外交官がこのスパイ組織のエージェントとされましたが、それではなぜ、長い人では20年以上もの間、スパイ組織のエージェントとして在中国日本大使館で勤務していたというのに、中国政府は彼らに対して何の措置も講じなかったのでしょうか。なぜ彼らを放置し、中国でスパイ活動をさせていたのでしょうか。

2.     中国の国家安全部は元在中国日本大使館大使の垂秀夫氏を日本のスパイ組織のエージェントと認定しました。なぜ中国政府はこのスパイ組織のエージェントである彼が、中国に来て大使を務め、習近平国家主席にその信任状を提出することを認めたのでしょうか。日本のスパイ組織のエージェントが我が国の最高指導者に信任状を手渡すというのは、我が国の恥ではないでしょうか。なぜ董郁玉の事案が発生した後、すぐに垂大使を国外に追放することなく、垂大使が任期満了によって退任することを認めたのでしょうか。

3.     中国の国家安全部は「岡某氏」を日本のスパイ組織のエージェントであると認定していますが、「岡某氏」は2024年9月24日に任命されたばかりの在上海日本総領事(岡田勝氏)を指すと考えられます。なぜ中国政府はこれまでのところ、彼に対して何の措置も講じず、彼を放置し、中国でのスパイ活動の継続を認めているのでしょうか。

4.     中国の国家安全部はいつ、中国の日本大使館のベテラン外交官をスパイ組織のエージェントと認定したのでしょうか。すでに認定している場合は、上記の質問に答えてください。国家安全部が、董郁玉事件が起きて初めてそう認定したのなら、国家安全部ですら、これらの日本の外交官がスパイ組織のエージェントであることを知らなかったということになります。それなのになぜ、一般人である董郁玉が、彼らがスパイ組織のエージェントであることを認識していなければならないのでしょうか。どんなに高学歴で、どれだけの職歴を持ち、どれだけの経験を積んでいても、中国の元首に自ら信任状を手渡した国家公認の在中国日本大使館の大使がスパイであるなんて、思いもしなかったでしょう。董郁玉が修士号を取得しており、30年以上の職務経験があり、何度も海外旅行をしていたという理由だけで、相手がスパイ組織のエージェントであることを把握しているはずだという主観的な推定には説得力がありません。

5.     中国の国家安全部は、日本大使館の外交官の名刺に「外務省国際情報統括官組織」「外務省情報分析官」などと書かれていたという事実をもって、彼らが日本のスパイ組織のエージェントであるとみなしているようです。日本語と中国語の「情報」の意味は異なります。日本語の「情報」は、中国語の「消息、信息」(ニュース、情報)のことであり、諜報(インテリジェンス)によって組織的に収集・分析する情報ではありません。それに、どの国のスパイ組織のエージェントが、自らの身分を名刺に印刷するというのでしょうか。まさか、彼らは自分がスパイであることを他人に知られるのを恐れているというのでしょうか。これは論理的に説明できますか。

6.     検察と裁判所は董郁玉をスパイ容疑で有罪としましたが、董郁玉が日本の外交官との交流において、金銭やその他の非物質的な利益の授受に関与したとは認定しませんでした。では、董郁玉の犯行動機と目的はいったい何だったのでしょうか。なぜ彼は、日本のスパイ組織のエージェントの任務を引き受けたのでしょうか。刑務所に入りたかったとでもいうのでしょうか。この点については、検察と裁判所に論理的かつ合理的に説明していただきたいです。

7.     董郁玉による日本の外交官との会食や意見交換を、スパイ組織のエージェントとしての任務と認定するのであれば、今後すべての外国人との会食や雑談がいわゆるスパイの任務に応じたとみなされるのでしょうか。董郁玉の日本人との会食や雑談が、どのように国家の安全を危険にさらし、国家の安全にどのような具体的な損失をもたらしたというのでしょうか。こうしたことを明確に説明することなく董郁玉を有罪とするのなら、全く説得力がないと言わざるを得ません。

8.     董郁玉の携帯電話と手帳のアドレス帳には、日本の外交官の連絡先が書かれていました。日本の外交官の携帯電話に董郁玉の連絡先情報が入っているのは、普通のことではないでしょうか。董郁玉が日本の外交官を知っており、友人であったことを示すほかに、何が説明できるというのでしょうか。通常の考え方をすれば、お互いに知っていても、携帯電話に相互の情報がないのなら、怪しまれるかもしれません。携帯電話の董郁玉と日本の外交官とのチャット履歴には、日頃の挨拶や、約束の時間や場所の記録が残っていました。これは、ごく当たり前のチャットの記録ではないでしょうか。これらから何が説明できるというのでしょうか。これらを董郁玉がスパイ行為を行った証拠として採用できるというのでしょうか。

9.     中国の法律は、中国の国民が外国人と交流することを禁止していませんし、光明日報社の外事工作管理条例と渉外活動への参加に関わる関連規定は、公的な外国における取材活動など外事活動に関してのみ適用されることになっています。勤務時間外の業務に関係しない範囲での外国人の友人との個人的な交流について、新聞社の外事弁公室に報告する必要はありません。なぜ董郁玉が外国人の友人と会食したりおしゃべりしたりするのに、新聞社の外事弁公室に報告しなければならないのでしょうか。董郁玉が海外に行く際には、毎回、光明日報社の幹部に承認を受けていました。董郁玉は中国の法律にも、光明日報社の外事管理規定にも違反していません。

10.  裁判所に聞きたいです。なぜ、裁判所は家族に書面の判決書を渡さないのでしょうか。量刑は公表されています。家族は董郁玉の弁護を弁護士に依頼し、そのための資金を出しているのですから、判決書を入手する権利があるのではないでしょうか。書面の判決書を出さないという対応は、人情や道理にかなっていると言えるのでしょうか。

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