文部科学省による解散命令請求を受けて東京地方裁判所が3月25日、統一教会(世界平和統一家庭連合)について解散命令を決定しました。教団側が即時抗告を行う可能性があり、解散命令はまだ確定していません。しかし、地裁決定だけでも歴史的な出来事です。ひとまず、署名活動の成功を宣言したいと思います。
署名にご賛同してくださった皆様、呼びかけ人等としてご協力くださった皆様、拡散にご協力くださった皆様、様々な形で応援してくださった皆様、ありがとうございます。また、本署名との関係にかかわらず、解散命令決定に向けて尽力された文化庁宗務課の皆様をはじめとする関係省庁、統一教会被害者、信者家族、2世の方々、弁護士や宗教者など被害者支援に取り組んできた方々、そうした人々の活動や声を伝えてきてくださったメディアなど、全ての方面の皆様に、敬意と感謝を表します。
文科省による解散命令請求や東京地裁による決定は法律に基づく手続きや判断です。制度上、ネット署名に左右されることはありません。しかしご賛同・ご協力してくださった皆様の意思表明として、関係各方面への大きな力になったのではないかと思います。
とは言え、現時点で解散命令はまだ確定していません。確定後も、宗教法人の清算に伴う資産の保全、被害者への賠償など、被害者と弁護士の皆様にとっては、まだまだ苦労が続きます。また解散によって統一教会が消滅するわけではなく、宗教法人以外の形態で存続する可能性が高いと思われます。
今回の署名活動では、統一教会に加え他団体出身の2世の方々も呼びかけ人等としてご協力くださいましたが、解散命令が出ても、2世の方々の苦難・苦悩が消えるわけではありません。厚生労働省が児童虐待に関するガイドライン等を発していますが、被害への対応や防止のための社会的な取り組みはまだ整ってはいません。
ひとまず地裁での解散命令は出たものの、課題・問題は山積みです。歴史的な出来事と署名活動の成果を喜びつつ、引き続き皆様に関心を寄せていただければ幸いです。
2025.4.1
取りまとめ担当者:藤倉善郎

