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江戸川区・西葛西「子供の広場」の公園リニューアルの「基本計画」(令和5年6月発表)には、
「『子供の広場』のにぎわい施設の内部と広場を多くの子どもたちが集う教育の場とする」
と高らかに謳われています。
土の地面をアスファルトで覆い、アルコール提供を主体とした飲食店ばかりが入居している建物を2棟、向かい合わせに配置した公園が、果たして「教育の場」と言えるのか?
この疑問に対し、江戸川区・水とみどりの課・課長は、「『教育の場』を(公園敷地を使った)「イベント」で実践する」と説明しているということを下記「お知らせ」でレポートしました。
前回の有料イベントから約5ヶ月経った2025年9月14日(日)。「子供の広場」で開催された「食育フェスタ」(以降「食育イベント」と記載)の様子を私たちは見てきました。
江戸川区公式サイトには、「食と関係の深い公園として、ご利用いただく皆様に楽しみながら学んでいただき、江戸川区の未来につながる“食育”イベントを開催いたします。」と、記載されていました。
どんなものなのか?行ってみると、「食育巨大すごろく」であるシートがアスファルトの上に敷かれていました。大きなすごろくを振り、目の数に合わせてマスを進み、止まったマスに書いてある文字を読んだり、マスに書かれているクイズに答え、ゴールしたらレスキューキッチンカーで配られるカレーを無料で食べられるというものです。
その巨大すごろくの「クイズ」が、この「お知らせ」の冒頭に掲載した写真です。
「子供の広場で穴子が食べられるお店の名前は、なんでしょう〜〜〜〜?」
スタッフに質問され、黄色いアスファルトの上に広げられたすごろくマットの上で、大きなサイコロを胸に抱えてとまどう表情のお子さん。保護者のかたは、あわてたように、その店の名前をお子さんに教えています。
食育巨大すごろくには、11個のマスがあります。そのうち7つのマスには確かに、「おさらには食べる分だけもりつけよう」「それぞれの食べ物にあった保存をすれば長持ちするよ」など、食育らしい文章が書かれています。
しかし、渡されたサイコロを振って出た目の数だけ進むルールなので、これらのマスには飛ばされていくものもあります。
一方、「お店の名前は?」など、子供の広場の飲食店についての質問が書かれた4つのマスは目の数に関わらず必ず止まって答えなければならない”ルール”です。
このイベントを「食育」と呼んでよいのでしょうか。
※この「食育イベント」の様子は下記ブログで詳報しています。これって「食育」?子供の広場の「食育イベント」は「販促イベント」
「子どもの広場」でやっと行われた、どんな子どもでも参加できる無料の「教育イベント」。それは、事業者の販促に、少し食育らしい文言を混在させて体裁を整えたものでした。「食育」の名が泣く。そんな感じです。
公園はどうあるべきか。何のためにあるのか。その運営について江戸川区は住民と十分に意見交換せず計画を進め、地域の大切な公共空間であった「子供の広場」の半分は、企業の占有地になってしまった。そのことを痛感させられるイベントでした。
※ブログ「子供の広場は子どもの広場」では、リニューアルによりヒートアイランド化した公園の様子を、温度の実測レポートによりお伝えしています。未読のかたは、ぜひ、合わせてお読みいただければと思っております。