

今回のトピック
①「SDGsに逆行する神宮外苑再開発」シンポジウムのアーカイブ録画をアップしました
② #イチョウの異変を無視した環境アセス のハッシュタグで、神宮外苑の枯れているイチョウの写真をシェアしましょう
③国連人権理事会ワーキンググループが神宮外苑再開発についてヒアリングしました
④「考える建築家のための講座~神宮外苑」のアーカイブ録画がアップされました
①「SDGsに逆行する神宮外苑再開発」シンポジウムのアーカイブ録画をアップしました
8月5日の「SDGsに逆行する神宮外苑再開発」シンポジウムは、神宮外苑再開発問題を多角的にプレゼン、そしてディスカッションする、大変充実した内容です。特に現在起きている「イチョウの重大な異変」に関する石川幹子先生の報告が衝撃的でした。(上の写真は石川先生プレゼンスライドから)。次々に枯れ始めているイチョウ、その事実について報告を受けながら、事業者も東京都も無視し続け、環境アセス評価書では、なんと5年前の古いデータを参考に「イチョウの活力度は良好」と判断しているのです。このような間違った評価のままでは、銀杏並木の保全ができるはずがありません。
リアルタイムで参加できなかった方、是非ご覧下さい。https://youtu.be/HfgPceKSoBs
資料もアップしています:
石川幹子:「外苑イチョウ並木の不都合な真実」https://www.slideshare.net/rochellekopp/pdf-259634360
原科幸彦:「SDGs and Impact Assessment 神宮外苑再開発計画は?」https://www.slideshare.net/rochellekopp/sdgs-and-impact-assessment-pdf
大橋智子:「神宮外苑再開発計画にみる問題――市民の立場から」https://www.slideshare.net/rochellekopp/ss-259652329
加藤なぎさ:「明治神宮外苑再開発において 守られるべき 子どもたちの10の権利」https://www.slideshare.net/rochellekopp/10-259634292
ロッシェル・カップ:「日本とアメリカ、大きく違う計画への市民参加――問われる民主主義 」https://www.slideshare.net/rochellekopp/ss-259634226
② #イチョウの異変を無視した環境アセス のハッシュタグで、神宮外苑の枯れているイチョウの写真をシェアしましょう
8/5のシンポジウムの参加者から「何か私たちにできることはないでしょうか?」という質問がありました。これに対してディスカッションの場から、ひとつの新しいアイデアが生まれました。
実際に神宮外苑に足を運んで、枯れ始めているイチョウの異変を確認して写真を撮り、#イチョウの異変を無視した環境アセス のハッシュタグを付けてSNSでシェアしてください。イチョウの異変と環境アセスの問題を同時に拡散するアクションになります。みんなで神宮外苑のイチョウを調査して見守りましょう。
③ 国連人権理事会ワーキンググループが神宮外苑再開発についてヒアリングしました
8月4日の記者会見では、ジャニーズ問題が中心でしたが、7月26日には、国連人権理事会「ビジネスと人権」ワーキンググループ、ダミロラ・オラウーイ(Damilola Olawuyi)氏、ピチャモン・エオファントン(Pichamon Yeophantong)氏は、神宮外苑再開発問題についても、計画の見直しを求める団体の代表とヒアリングの会合を行いました。
出席者(スピーカー)は以下の通り:
- 大橋智子(建築士、神宮外苑を守る有志ネットメンバー)
- ロッシェル・カップ(Change.org署名「神宮外苑1000本の樹木を切らないで~再開発計画は見直しを!」(現在21万8000人以上の署名)、神宮外苑再開発事業認可取消訴訟の原告団長 )
なお、午後のセッションで地域の子育て世帯からなる、<明治神宮外苑を子どもたちの未来につなぐ有志の会>も参加し、地域の子育て家庭や子どもたちが、開発によって失う可能性のある健やかに育ち幸せに暮らす権利について保護を求めています。
不動産事業の再開発という一見ローカルな問題を、なぜ国連で取り上げるのでしょうか?
それは神宮外苑再開発が、以下に挙げる日本の大規模な再開発計画における人権問題を顕著に表しているからです。
- 市民の利益よりも企業の利益を優先する自治体の行政のあり方。これは特にPFI(民間資金等活用事業)の活用に象徴されます。
- 開発プロジェクトの計画は、事業者、政治家、官僚らの間で密室で行われ、その決定のプロセスに市民の参加や意見を述べる機会はありません。一般市民が計画の詳細を知る時には、すべて決定事項として一方的に告知され、変更を求める余地はありません。
- 日本の環境アセスメントのルールが脆弱です。環境アセスメントは事業認可後、開発ありきで行われるため、環境への深刻な影響が指摘されても、計画を大幅に変更することはできません。また、神宮外苑のケースでは、アセスメント審議委員の発言が軽視され、環境アセスメント評価書の明確な誤りが放置されています。
- 行政的・法的救済措置が不十分。日本には、クリーンで健全な環境を求める権利を守る法的根拠がないため、再開発プロジェクトに対して市民が権利を訴え、訴訟を起こすことは困難です。
神宮外苑再開発計画の内容、そして環境、景観、また近隣住民への悪影響や被害に関して、各スピーカーがミーティングで詳しく伝えました。
東スポの報道:「ジャニーズだけではなかった! 神宮外苑再開発問題で国連がヒアリングした中身」https://www.tokyo-sports.co.jp/articles/-/271947
④「考える建築家のための講座~神宮外苑」のアーカイブ録画がアップされました
7月25日に行われた学習会「考える建築家のための講座~神宮外苑」のアーカイブ録画がアップされました。ロッシェル・カップと建築家横河健先生が、神宮外苑再開発問題について活発な意見交換をしました。ディスカッションに参加した建築家からの意見もとても参考になります。
https://youtu.be/gHe2W0JN9C4