

報告が遅くなりましたが、先日、三井不動産の取締役、監査役、広報部長、IR担当と神宮外苑再開発担当者に手紙を出しました。
手紙には6月2日に提出した要望書と、日本経済新聞に掲載された三井不動産社長のエッセイについてコメントを加えたカバーレター、そして署名に寄せられた賛同者のコメントも添えました。
直接送ることによって、真摯に受け止められることを希望しています。
カバーレターと要望書は下記にありますのでチェックして下さい。
尚、みなさんも是非直接三井不動産の取締役に手紙を届けましょう。
自分の考えと気持ちを込めた手紙を書いて、送って下さい。
私たち市民がこの計画内容にどれほど反発しているか、きちんと伝えましょう!
リストはこちらです。三井不動産の住所は以下の通り。
〒103-0022 中央区日本橋室町2丁目1番1号
三井不動産へのカバーレター
三井不動産株式会社
菰田正信 様
CC: 三井不動産役員と監査役各位、広報担当者、IR担当者、サスティナビリティ担当者、神宮外苑再開発担当者 様
現在8万4千人以上が賛同しているオンライン署名「神宮外苑1000本の樹木を切らないで~再開発計画は見直しを!」を立ち上げた東京在住アメリカ人経営コンサルタント、ロッシェル・カップと申します。
6月6日の日本経済新聞に掲載された、菰田正信社長の記事「リサイクル都市江戸」を大変興味深く読ませていただきました。
菰田社長が指摘する、「現在の暮らしにこそもったいない精神を」に大いに賛同いたします。
日本文化の素晴らしい美点は、おっしゃる通り、環境問題が深刻になっている今こそ大事にしたい精神です。是非、この精神をプロジェクトに反映して実践していただきたくお願いいたします。
三井不動産が事業者として関わる神宮外苑再開発計画は、今のままでは膨大な「もったいない」が発生します。スマートなリノベーションが可能であるはずの神宮球場と秩父宮ラグビー場を建て替え、約千本の樹木を伐採し、市民が長く愛着を持つスポーツ施設やカフェが廃止になります。
この計画をゼロベースで見直し、市民とともに神宮外苑の固有の環境と樹木、歴史的文化的遺産の保全と再生を可能にする計画を創り上げて下さい。もったいない精神を大事にするのであれば、リノベーションで新たな価値が産み出される施設に「老朽化」のレッテルを貼り、安易なスクラップ&ビルドの理由にする思考を見直していただきたいのです。
今月2日、同封した要望書をすでに御社担当者宛に郵送しましたが、是非菰田社長ご自身に読んで頂きたく、直接送付することに致しました。尚、署名者の賛同のコメントをテーマ別に分類した書類も同封させて頂きます。
8万4千人以上の署名者の声に是非耳を傾けて下さい。
心よりお願い申し上げます。
三井不動産への要望書
私は日本橋浜町の住民です。三井不動産が再開発プロジェクトを手がけた日本橋室町エリアは歩いて行ける距離であり、ふだんよく行く大好きな街です。特に外国から来た友人を連れて行くのが好きです。現代的なデザインと利便性、そして伝統的な「日本」と「日本橋」らしさが見事に融合した都市再開発の好例として、その魅力に惹きつけられています。スマートエネルギーを採用し、環境に配慮した持続可能な方法で行われたプロジェクトは国土交通大臣賞をはじめ、さまざまな賞を受賞していると聞いています。三井不動産が誇るべき素晴らしい作品です。
そのような優れた作品を身近に知っているだけに、御社が主導する神宮外苑地区の再開発事業の内容を知った時には大変驚きました。サスティナブルでもなく、樹木や環境への配慮も感じられず、歴史ある神宮外苑の景観も美観も損なう時代遅れのスクラップ・アンド・ビルドの計画。一般市民が利用するパブリックなスポーツ施設を排除して、収益優先の商業施設を詰め込んだ高層ビル。
環境アセスメント委員会においても、適切に情報公開をしない御社の対応に、委員会は評価の結論を出さず、異例のペンディングになっています。皮肉なことに、審査の最終局面で総括されたのは、環境アセスメントを単なる手続き上のプロセスとして軽んじる御社の姿勢でした。
このプロジェクトの詳細が報道などによって明らかになるにつれ、驚きとともに疑念や不信の高まりはとどまることがなく、本署名も8万人を超えるまでに至りました。そしてこれが本当に三井不動産の事業なのかと、その企業イメージはすでに打撃を受けています。このまま強行すれば、そのブランドイメージがさらに傷つくのは確実です。企業としてこのようなリスクは回避すべきではないでしょうか。
御社のホームページには、SDGsやESGへの取り組みとして「コミュニティへの参画 」が詳しく紹介されています。SDGsにもESGにもそぐわない「コミュニティへの参画」もないままに計画を進めることは、御社の姿勢に反することになるのでは、と危惧しています。
御社は今明確な選択を迫られています。この再開発計画をこのまま強行すれば「神宮外苑を破壊した企業」として皆の記憶に残ります。もし、一旦立ち止まって計画をゼロベースで見直し、全てのステークホルダーが参加できるプロセスで「神宮外苑の未来をコミュニティとともに考える仕組み」を作れば、自ら掲げる持続可能な取り組みの成功モデルとして高く評価されるに違いありません。御社には是非後者の選択をして頂きたいのです。それは、神宮外苑を愛する多くの都民、国民の皆さんと三井不動産双方にとって良い結果をもたらすでしょう。
100年先の未来を見すえて、改めて住民の声に耳を傾け、「コミュニティへの参画 」を取り入れながら、じっくりより良い計画に練り直して欲しいのです。是非、この計画を主導する事業者として、都市計画や環境問題の専門家、そして住民を集めてオープンな協議の場を作って頂きたい。真に持続可能で、真に市民のニーズに応えるプロジェクトを実現して欲しいと願っています。それがこの署名に寄せられた81,422人の賛同者の要望です。