Petition update熱帯林をバイオマス発電のために燃やさないで! 〜東京ガス・阪和興業はスラウェシ島の天然林を破壊する木質ペレットの使用をやめてください 〜バイオマス発電関連のパブコメが募集されていますので、みなさんのご意見を提出いただけるとありがたいです!
ウータン・ 森と生活を考える会大阪, Japan
Mar 5, 2026

ご署名ありがとうございます!バイオマス発電関連のパブコメが募集されています。かなりマニアックなのですが…わかりやすく噛み砕くとこんな感じです。数が大事なので、みなさんなりの言葉に直して、提出していただけると幸いです!

【意見の対象】 バイオマス発電のルール(木を燃やして電気をつくるルール)の見直しについて

【意見の要旨】 もともとあった豊かな森を切り開いて作る燃料(木くず)を、地球にやさしい「再エネ」と呼ぶのはやめてください。バイオマス発電は、ゴミとして捨てられるものだけを使い、電気だけでなく「熱」も無駄なく使うものだけに限定してください。

【具体的な意見】

1.「森を壊していない」の基準が甘すぎます

もともとあったジャングルや森を全部切って、新しく「木を植えるための畑」に変えることは、立派な「森林破壊」です。たとえその国の政府が「切っていいよ」と言っていても、一度壊した森はすぐには元に戻りません。もともと豊かな森だった場所から来た燃料は、絶対に認めないでください。

2.木を燃やすときに出るCO2をちゃんと計算してください

木を燃やして電気をつくるとき、実はたくさんのCO2(地球を熱くするガス)が出ています。今のルールでは「木を植えれば、将来CO2を吸ってくれるからゼロになる」と言っていますが、吸い取るまでには何十年もかかります。今すぐCO2を減らさないといけないのに、これでは地球温暖化を早めてしまいます。

3.エネルギーを無駄にしないでください

今の大きな発電所は、電気をつくるだけで、残りの半分以上の熱をそのまま捨てています。これは、せっかくの木の命を無駄にしているのと同じです。電気をつくるだけでなく、そのときに出る「熱」もお風呂や工場の温水として全部使い切るような、無駄のない仕組みだけにしてください。

4.わざわざ木を伐るのではなく、余ったものだけ使ってください

バイオマス発電は、家をつくった後の余りクズや、食べ残しのゴミなど、本当なら捨ててしまうものだけを燃やすべきです。電気をつくるために、わざわざ遠い国の森の木を伐って運んでくるのは、順番が逆です。

5.「マーク(認証)」があるから安心、と思い込まないでください

「これは良い木です」というマークがついている燃料でも、実はこっそり森を壊していたり、そこに住む人たちの暮らしを壊していることがあります。書類やマークだけを信じるのではなく、現地の本当の様子をしっかり調べて、ダメなものはダメだとはっきり言ってください。

 

パブコメ:

(1)林野庁「発電利用に供する木質バイオマスの証明のためのガイドラインの改正案についての意見・情報の募集について」(締切2026年3月17日23時59分)
https://public-comment.e-gov.go.jp/pcm/detail?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=550004279&Mode=0

 

(2)再生可能エネルギー電気の利用の促進に関する特別措置法施行規則の一部を改正する省令案等に対する意見公募(2026年3月9日23時59分)
https://public-comment.e-gov.go.jp/pcm/detail?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=620126003&Mode=0&fbclid=IwZXh0bgNhZW0CMTAAYnJpZBExMGQ3TDBFdVBYbHRKbW53cXNydGMGYXBwX2lkEDIyMjAzOTE3ODgyMDA4OTIAAR4UByLoHXvusE1UqVMTv4QD21MdY4fo4bQoFYQ3Me8mR07pfblFEs5WQ4q69Q_aem_bEN2haa9LyDQGmeUouK9Uw

 

(3)事業計画策定ガイドラインの改正案等に対する意見公募(2026年3月17日23時59分)
https://public-comment.e-gov.go.jp/pcm/detail?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=620226002&Mode=0&fbclid=IwZXh0bgNhZW0CMTAAYnJpZBExMGQ3TDBFdVBYbHRKbW53cXNydGMGYXBwX2lkEDIyMjAzOTE3ODgyMDA4OTIAAR7EW0mrkKgarRn5CNVMXYAOqe2rK4IkkyS0OEZyqfxsKxRTkGVqmKoXcPj9fw_aem_o46YUFTXip9zyhgFH16PSQ

  

記入例:
【意見の対象】 バイオマス燃料の持続可能性確認基準およびライフサイクルGHG算出方法の見直しについて

【意見の要旨】 本案は「天然林の植林地転換」を事実上許容しており、パリ協定や2050年ネットゼロ目標と完全に矛盾する。バイオマス発電を「熱電併給」かつ「他用途のない廃棄物」に限定し、森林減少を伴う燃料はFIT/FIP制度から即刻排除すべきである。

【具体的な批判ポイント】
1.「森林減少(Deforestation)」の定義が甘すぎる

批判: 案では「法的に適切に管理された植林地」であれば持続可能としているが、インドネシア等では「天然林を皆伐して植林地を作る」こと自体が法的に許可されている場合がある。

主張: 法的な手続きの有無に関わらず、「天然林・二次林を伐採して植林地へ転換した土地」に由来する燃料は、いかなる認証があっても制度の対象外とすべきである。

2.ライフサイクルGHG算出における「炭素負債」の無視

批判: 現在の算出式は燃焼時の排出をゼロとし、輸送や加工の排出のみを重視している。しかし、天然林を伐採した際に失われる土壌や樹木の炭素貯蔵量(炭素負債)が考慮されていない。

主張: 土地利用変化(LUC)に伴う炭素放出をGHG算定に厳格に組み込むべきである。石炭火力よりも排出が多い「偽りの再エネ」に、国民の負担である賦課金を投じるべきではない。

3.「熱電併給(CHP)」への限定欠如
批判: 発電効率が30%程度と極めて低い「発電専用」の施設を依然として認めているのは、資源の浪費である。
主張: 貴重な森林資源を燃やすのであれば、エネルギー効率が80%を超える「熱電併給(CHP)」施設、かつ地域熱利用が確立されている案件に限定すべきである。

4.「カスケード利用(廃棄物優先)」の形骸化

批判: 建材や家具に使えるような木材までが、エネルギー利用のために伐採・輸入されている現状を放置している。

主張: バイオマス燃料は、製材端材や下水汚泥、食品廃棄物などの「真の廃棄物」に限定すべきである。発電のために新たに木を伐る(燃料専用の植林)モデルは、資源循環の原則に反する。

5. 第三者認証(特にSBP等)の限界とデューデリジェンスの欠如

批判: 案では第三者認証(SBP、FSC、PEFC、GGL等)の取得を「持続可能性の証明」としているが、認証は万能ではない。特に、木質ペレット業界主導のSBP(Sustainable Biomass Program)認証は、天然林の皆伐を伴う土地利用変化や炭素負債の評価が著しく甘く、欧州の環境NGOからも「森林破壊を隠蔽するラベル」として厳しく批判されている。

現状: インドネシア等の熱帯林地域においては、SBP等の認証取得済み事業地であっても、直前の天然林皆伐や住民の合意形成不備(FPICの欠如)が報告されている事例が明白にある。

主張: SBPを含む特定の認証取得のみをもって「持続可能」と見なすべきではない。行政はこうした「業界寄り」の認証基準に依存せず、衛星データや現地NGO、地域住民の声を独自の審査基準に組み込み、実態を伴わない事業を排除すべきである。

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