「どうか伐られませんように!」
そう祈りながら、毎晩街路樹のところに通います。
いつ千代田区の工事車両がやってきて、無残に街路樹を伐採するか、わからないからです。
☆☆☆
これまでの大まかな経緯を説明します。
千代田区は区道「神田警察通り」の改修を計画してきました。2020五輪までに車道を減らして自転車道を造る事を計画しました。(当会HP)
この通りには計180本以上の街路樹があります。最初は街路樹を残す方針だったのに、なぜか全て伐採する方針に変え、2016年に第1期工事を始めました。
しかし街路樹保全の陳情が相次ぎ、第1期は、イチョウを残すよう設計変更して、2018年第1期工事が終わりました。
その後、区は第2期以降の街路樹は全て伐採する計画を立てました。
歩道内に残るイチョウの街路樹は幹が太く、邪魔になる、というのが理由です。伐採後は、ヨウコウサクラの苗をほぼ同じ場所に植える計画です。
今ある歩道より広くなり、今ある街路樹を残せないはずがありません。実際区は街路樹を残した案も作っており、そちらに何の問題もありません。
区は沿道住民たちではなく、町会長らがメンバーの協議会を決定機関として扱い、イチョウ伐採もサクラ新植も、ここで決定した格好です。ここには女性も若者も含まれていません。
また区は議会からの要請に応えて、沿道アンケートや専門家への聞き取りをしましたが、アンケートは設問が誘導的恣意的で「街路樹を残して整備する」選択肢がないものでした。(報道記事)
専門家への聴取では、意見を一部抽出するなどして、不正確な結論を導きました。(報道記事)このような手段で強引に街路樹伐採にもっていきました。
街路樹伐採計画を、一般市民にはほぼ知らせていませんでした。パブリックコメントなどは行っていません。区報などでも告知していません。
神田の住民は、計画を知ってショックを受けました。そして第1期同様に街路樹を残して整備するよう、正当な方法で、署名、陳情、要望を提出し、区長・所管課・議会・協議会・町会長などへの、心からの問いかけを続けてきました。
しかし去年4月、区は話合いを打ち切って、一方的に工事を強行、実際に2本のイチョウの街路樹(学士会館の向かい側)を伐採してしまいました。
それから、私たちの木守りが始まったのです。
同時に、住民監査請求など、法律の場で裁定を求めることも始めました。
ここまでの経緯を『東京新聞』がまとめています(記事)
住民たちは高齢者が多いのです。木を守るため、80歳になる女性も、雨の日も酷暑の日も木に寄り添っていました。皆が体調を心配したものです。
去年夏、一旦は、千代田区との間で「工事再開時は連絡する」と約束して、夜の木守りを止めたのです。
しかし今年2月、区は何の通知もせず、深夜に6本のイチョウの街路樹(学士会館の向かい側)をさらに伐採してしまいました。
そして仕方なく、また木守りを再開したのです。
今年4月にも明け方に工事車両が来ました。この時は、住民側が話合いを要求し、街路樹は伐られることなく、工事が中断されました。(報道記事)
この2月と4月の深夜過ぎの工事に驚くべき事実がありました。区は、警備員一人あたり5万~8万円の日給を、随意契約で支払っていました。(報道記事)
今年11月、区は住民に対し「歩道・車道に立ち入り禁止」の仮処分申請をしました。ここでも驚くべきことに、552万円で弁護士を募集し、申請を依頼したのです。
にもかかわらず、11月末、夜に工事車両が来て、さらに1本のイチョウの街路樹(神田警察前)を伐採してしまいました。続けて2日間、同じように来ましたが、街路樹は伐られませんでした。
異様だったのは、区職員が何人もビデオカメラを住民に向け続けていたことです。もちろん無断です。撮影が目的だったのでしょうか、住民を犯罪者扱いしているようでした。
私達は12月1日に、記者会見を開き、仮処分申請の異常さを訴えました。(報道記事)
以上が大まかな経緯です。
☆☆☆
これまで、区は住民との話し合いも拒み、伐採に執着し、何が何でも木を伐ろうとします。恐ろしいことだと思います。
私たちは区役所に対し、正当に訴えをしてきましたが、悉く無視されてきました。
樹木は生きており、すべてが健全です。話合いもなく、無碍に伐採されることから私たちの樹々を守るため、木守りをしている次第です。
神田警察通りの街路樹を守る会
ホームページ (https://kandasttrees.wixsite.com/website
X(twitter) フォローお願いします!

