令和6年3月1日 江戸川区議会予算特別委員会傍聴記


前回のお知らせでお伝えしましたように、「子供の広場」のリニューアル工事は来月予定していた工事開始を延期することが決定し、近日中に私たち住民側との話し合いが行われます。
皆様に後押しいただいた署名活動が大きな力をもち、3月1日の「江戸川区議会 予算特別委員会」で本件が取り上げられ、この度の区の決定に結びつきました。
私たちはこの会議を傍聴しておりましたので傍聴記録を公開いたします。
区議会の会議録は、下記URLから検索すれば閲覧できますが、令和6年の本委員会分はまだ掲載がなく、私たちの文責において公開させていただきます。本件と直接関連のない発言部分は省かせていただき、欠落、間違いの責任は私たちにあります。
https://www.gikai.city.edogawa.tokyo.jp/kaigiroku.asp
(以下の発言の中にパークPFIという言葉が出てきます。PFIとはPrivate Finance Initiativeの略で、公的施設等の建設・運営を民間に委ねる手法です。
今回江戸川区は子供の広場を含む総合レクリエーション公園の整備をPFI制度の導入で行うことを決めており、民間事業者は大和リースに選定されています。)
中野 ヘンリ議員(国民民主党):子供の広場の問題について意見がある。令和3年の12月から公募などをし、昨年から計画も公表した。現地でも説明会をしていろんな意見が出た。情報公開もちゃんとやっていたと思う。施設の老朽化があるのでリニューアルはしなければならない。江戸川区の高齢化率は23区でも高く、令和4年の65歳以上の区民が5人に1人になった。そのことを考えると、関係人口の流入、地域の活性化、地域づくりの担い手不足、地元の雇用といういろいろな観点からフードコート建設には意味がある。情報発信して進めるべきだ。
区:その件については陳情、区長への手紙、いろいろともらっている。
伊藤てる子議員(公明党)4月から三つの公園で着工の予定になっている。2年以上前から説明会もしたし、現地での説明会も複数回行うなど、とてもていねいに説明してきた。
区:わたしも長くこの業務に携わっているが、現地での説明会までやったのは初めて。
伊藤てる子議員:現在の計画はどのような意見を取り入れて変更してきたものか。
区:パブリックコメントの中で色々な意見もいただいて現計画を作ってきたが、区長への手紙や署名などもいただいて、いま計画を変更している(傍聴者 聞き間違い?)。
伊藤てる子議員:遊び場が減るという意見も聞いている。こう言った声も考慮する必要があるのでは?やはり丁寧に地域の声や園庭のない保育園に丁寧に情報提供し、意見を受け止めてできることはやっていく、情報もわかるように提供する。なによりも区民のためになる計画にしてほしい。リニューアルは、まず第一義としては区民のために、そして区外にも魅力のあるものとしてほしい。
牧野けんじ議員(日本共産党):建築計画を変えているが1回目と2回目で建物の面積は減ったのか。
区:変えていない。今、もらっている意見を活かせるか検討している。
牧野議員:どのようにして。
区:事業者と協議しながらベストを尽くしているところだ。
牧野議員:パークPFIの問題は事業者の利益が区民のメリットより優先されることが問題。今回はスケートボードパークについても違約が発生する可能性がある。議会での議決前に行政は仮基本協定を結んでしまっており、合意プロセスの過程に問題があったと考える。
11月に1回、4月に2日間説明会をしたというが十分だったのか。
区:どこまでやるのか、チラシをどこまでまくか、いろいろと制限があって難しい。先ほども説明したように、現地で説明会をしたのは今回初めてで、使っている人の意見を聞くことができたと思っている。
牧野議員:しかし実際には今年1月に入り、工事の掲示板で気づいたと言っている人がいるのだから、周知が十分であったとは言えないのではないか。
伊藤ひとみ議員(江戸川・生活者ネットワーク):様々な意見を聞いている。2000筆を超える署名が上がっていることは大きい。パークPFI制度の導入により、公園内に許可される建物の建ぺい率が2%から12%に変更されたが、その弊害を最小限にとどめる努力が必要である。
林あきこ議員(日本維新の会):我々はパークPFIには賛成の立場であるが、今後の周知はしっかりしてほしい。区民に極力寄り添った対応を求める。
ます秀行議員(無所属):自分自身はパークPFIを推進する立場である。区としては、区民に対する情報発信は一定程度やってきたと思う。しかし、それが足りなかったから意見がでているのである。今回、署名を出している人たちは、リニューアルそのものには賛成しているが少し変えてほしいと言っているのだ。直前であろうがなんだろうが一度止めてちゃんと反対者と話すことが必要。反対の意見を受け入れる可能性はあるのか?
区:変えてきているしできることをやってきている。これでおわりではない。
ます議員:着工を3ヶ月でも6ヶ月でも一旦止めて、話し合う必要がある。区には変える選択肢があるのかないのか?
区:ない。
(休憩後)
金井たかし議員(自由民主党):子供の広場について私の意見を述べる。着工は4月からでよいと思う。しかし、問題となっている計画の中身について、どの意見に基づいてどのように作られたものかを説明し、そしてどう変えるのか中間案を出し、丁寧に説明すべきだと考える。
以上で子供の広場についての議論は終了となりましたが、この会議後にも区と議員間で議論が行われ、最終的に区は冒頭で述べた結論を出されたと伺っております。
私たちは区議会を傍聴したのが初めてで、このように活発な議論がされていることを恥ずかしながら知りませんでした。これを機会に今後は議会での発言・発信に注目し、次の選挙での投票に活かしたいねと話しながら区議会を後にしました。