

闘病中であるにも関わらず、神宮外苑再開発の工事の中断、見直しを求めて最後の力を振り絞って強烈なメッセージを発信してくださった坂本龍一さんがこの3月28日に逝去なさいました。
「今だけ 金だけ 自分だけ」の真逆の生き方を、世界に対する大きな愛を最後まで身をもって私たちに見せてくれた坂本龍一さんに心からの尊敬と感謝を送ります。
坂本龍一さんからのメッセージを今一度心に刻みます。
「現存する貴重な自然である樹木を伐採する事なく開発する方策を検討していただきたいと思っています。そのために一旦現在の計画を中断し、再開発計画全体を持続可能で地域でこれまで育まれた生物多様性を生かすよう見直してほしいと思います。
もちろん施設の老朽化、耐震、エネルギー供給の整備など更新すべき点は多々あるのだろうと思います。しかし、それらのアップデートを現存する樹木を伐採することなく進める方法は本当にないのでしょうか。
古いものを壊すのではなく、古いものを生かしながら更新する開発や都市計画が今の時代に必要とされているのではないでしょうか。
都知事は「事業主に手紙を出せばいいのでは」とおっしゃったと聴きました。確かにこの度の再開発事業は三井不動産、宗教法人明治神宮、独立行政法人日本スポーツ振興センター、伊藤忠商事によるプロジェクトであり地権者は宗教法人明治神宮であると聞いています。その各法人の皆様、特に地権者である宗教法人明治神宮にはぜひとも計画をご再考いただきたいと思います。
が、それ以前に都市計画のビジョンの元に各地の開発の是非が判断される必要があるのではないでしょうか。住民ひとりひとりが自分が住みたい場所へのビジョンを持ち、そのビジョンが共有されて都市の姿を形づくる 現都知事が神宮外苑をどのような場所にしたいと考えるのか。東京の都市計画についてどのようなビジョンを持つのか。
その事は都民に広く知られるべきではないでしょうか。
文科大臣や文化庁長官にも書簡を宛てたのは、あの地域を「名勝」として指定していただきたいという思いからです。
私のように多少名前が世に知られている者の声ではなく、市民ひとりひとりがこの問題を知り、直視し、将来はどのような姿であってほしいのか、それぞれが声を上げるべきだと思います。日々の生活でたった今、この時に声を上げることが難しい場合でも次の選挙で意向を投影する事は可能です。選挙も消費行動も等しい力を持って一票になると思います。
坂本龍一さんの遺志を胸に、それが形となって神宮外苑に、そして樹木たちの間に未来永劫生き続ける様に 引き続き工事の中断、見直しを求めて活動を続けます。
皆さまの引き続きのご協力、参加をよろしくお願いいたします。
なお、今週の4/05(水) 12:00〜12:30 令和のカチカチ山第二弾決行します。
神宮外苑の、まさにそのお膝元にそびえ立つ伊藤忠商事本社ビル前に集合してください。 前回と同じく何か緑のもの、緑の紙をご持参ください。
集合場所: 伊藤忠本社ビル前 最寄りの駅は神宮外苑前駅です。
時間:12:00〜12:30
社員も幹部も居ない土日にやっても仕方がないので、あいにく今回も平日です。 万障お繰り合わせの上、お出かけいただけますようお願いいたします。
坂本龍一さんのご冥福を心からお祈りします。
坂本さん、ありがとうございました。