
皆さんこんにちは
皆さんのご協力のおかげで署名数はどんどん伸びています。ありがとうございます。
皆さんからいただいた署名に添えて東京都知事に提出するための要望書を書きました。下に添付いたしますので読んでください。そして何か皆さんの方からの要望などありましたら、要望書テキストに織り込めるか検討いたしますのでお知らせいただければ幸いです。現在の所、東京都知事への提出は3月7日を予定しております。(本日2月28日にアポイントメントを取ります。) 引き続きさらなる拡散をよろしくお願いいたします。皆さんの更なるご尽力が必要です。
要望書
神宮外苑地区の都市再開発計画/神宮外苑の1000本の樹木伐採の中止を求めます。
小池百合子東京都知事さま 2022年3月7日提出
東京都目黒区xxxxx
楠本淳子
去る2月10日に東京都議会で決議されました神宮外苑地区の都市再開発計画の中に神宮外苑の1000本もの樹木伐採計画が織り込まれています。もはや環境問題、自然保護は私たち人間が世界を挙げて必死に取り組んでいかなければいけない深刻な問題であり、今こそ現存する自然を力強く守り未来に繋げていかなければいけないその時にその貴重な自然を破壊して、コンクリートの高層ビルを建てる、そんな計画は時代に逆行した都市計画を装った都市破壊としか思えません。
たったの32人の都議会議員において決議され 都民の意思が一切考慮、反映されていないこの計画に私たちはここに反対の意を唱えます。
東京の類まれな美しさは、人間と自然の共生が東京のような大都市の中で見事に具現化されている事です。例えば原宿と渋谷の間にあれだけ大きな森を抱いた明治神宮が悠々とかつ普通に存在している事から見られるように、近代性と自然、日常と神仰が見事に共存しているところです。海外から訪れる外国人たちがまず感心し魅了されるのは、そんな人と自然の完全な共存が21世紀においてもなおこうして継承されている事です。それは古代から私たちの先祖たちが丁寧に今に繋いできた伝統という名の思いであり、日本の文化です。
神宮外苑の樹木もまた、単なる自然保護の対象に留まらず、東京の歴史においてとても重要な意味を持つ文化遺産です。文化はこれから成長していく子供たちや若者たちの精神の栄養であり、文化を疎かにした国は衰退します。神宮外苑の森を守る事は日本人の文化、アイデンティティそしてそこに暮らす人間の尊厳を守る行為であると考えます。
自然は、今や東京都だけの財産ではなく世界中のみんなで一緒に守るべき地球の宝です。一体どんなビジョンを掲げれば、東京に現存する貴重な緑を破壊しその代わりにさらなる高層タワービルを建て、東京を自然の風が流れない、空の見えない、樹木の落とす木影のない、エアコンから吐き出される澱んだ空気のみ漂う醜い場所に変える都市計画が立てられるのか、疑問です。
東京にもう高層ビルは要りません。
それが大事な自然を壊してでの高層ビルであるのなら、なおさら要りません。
これが今回の署名の数に見られる(カップ氏と私の署名でx x x x筆を超えます)、そしてかつて小池都知事ご自身が都民ファーストと高らかに叫んでくださった揺るぎない「民意」です。
私たちは未来の子供にできる限りの自然を、緑を残したいと考えています。それが戦後、日本の目覚ましい復興を熱望するあまりに都市の近代化、発展にのみ盲進して国土の自然をここまで破壊してしまった私たち大人の責務であり残務です。
子供達に彼らがその日常の中で木々と親しむことなく、緑の風の中で走り回ることなく、木々の落とす涼やかな陰でその汗を乾かす事なく、そこに生息するさまざまな生き物に目を輝かせる事もない、そんな世界を残したくはありません。コンクリートの高層ビルに囲まれ、慈雨の恵みに潤うことのないアスファルトで固められた大地で、子供たちはどんな夢を育めるのでしょうか?
緑の地球を灰色のコンクリートの箱が林立する墓場のような地球にしたくありません。
小池都知事が都知事になられた時、私は私なりに大きな期待をしました。都知事は他の政治家の方たちよりも日本以外の社会をご覧になっています。私は兼ねてから日本ほど自分たちの文化を軽視している国はないと感じていましたから、日本以外の社会やそこで大切にされている文化をご覧になっている小池都知事はきっと東京の文化の重要性をより評価しそれを守りさらに育ててくれると期待していました。女性ならではの細やかさで次の世代の都民も、またその次の世代をも安心して健やかに暮らせる土壌を作ってくださると思っていました。
都市は高層ビルや商業施設、高級ホテルなどのハードウェアで成り立っているのではありません。都市はそこに暮らす人々、そこで学び、働きそしてそこに訪れる人々で成り立っています。今回のこの再開発をどうしても開発と思えないのは、この計画のどこにもその都市に生きるものたちへの愛のある開発の意識が感じられないからです。
日本の社会は病んでいます。それはシックハウス症候群の一種とも言え、自然の大地の息吹をコンクリートやアスファルトで封じ込めている故に起きるのではないかと常々感じています。
何故日本に未成年者を始め自ら命を絶つ人がこれだけ多いのか?何故理由もなく関係のない人を巻き添えにして殺傷する通り魔事件のようなおかしな事件が多いのか?私たちは一度立ち止まって考えてみるべきです。東京都都市計画審議会が今回立ち上げた都市計画のような、東京の緑をさらに根こそぎ破壊し、大地を再びコンクリートの塊で埋め尽くすような計画が進められれば、人々の精神はさらに荒廃し病むであろうと危惧します。
見栄えのよい建物、完璧なまでに整備された交通網、華やかなショッピングモールの様な人目を惹く商業施設で街を飾っても、そこに住む人々が不幸であったら一体何のための都市開発かと私は問います。利便性、効率のみを求める事では人は癒せません。
この行き過ぎた物質主義はもはや人と人との断絶しか産みません。強者が弱者を搾取しその栄華を誇り、他の生き物の暮らしや命を犠牲にしてただ自分たちに都合のいい暮らしを築く、そんな時代は終わりにしなければいけないと考えます。なぜなら、現在人々の不幸は飽和状態であり、世界は、そしてそれぞれの街は大きな方向転換を迫られているからです。
そして、あらゆるものをリスペクトし、互いの健やかな共生を確立し、弱い者には手を差し伸べ、富さえも豊かなところから足りないところへと流れる、そんな都市を形成することこそ21世紀に求められる真の都市再開発計画であると考えます。
そんな都市計画を世界に向けて発信できるのは日本しかなく、日本の首都である東京が世界に先駆けてその新都市を具現化する、そんなプロジェクトを小池都知事率いる東京都都市計画審議会の方々に新たに打ち立てていただきたいと願います。
21世紀の都市開発は、何よりも自然を保護してでのものであり、どんな環境にいる人にとっても安らかな日常を与えるものでなければいけないと考えます。人々が暮らす都市を再開発する、そのためにまず尊重されるべきは民意ではありませんか?
民意は今、神宮外苑を始めとして東京都の樹木をこれ以上伐らないでほしいと訴えています。
東京をもうこれ以上壊さないでください。
東京にもう高層ビルは要りません。
東京都の木々たちをもうこれ以上伐らないでください。
真の都市再開発とは、ただ闇雲にビルやホテルを建てる事ではなく、人間の本質を重んじ自然との共生を促し、時には「そのために」あえて新たに何かを加える、何かを建てると言う行為を止める事であると考えます。
今回の神宮外苑地区の1000本もの樹木を犠牲にして行われる都市再開発計画の中止を求めます。
小池都知事の英断を心から期待します。