本件について公正かつ慎重な審理を求めます

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署名活動の主旨

本件は、知人から1本約200万円から240万円で購入したロレックスの腕時計を、本人が第三者に販売していたことに関する事件です。

本人は、購入した時計について質店で査定を受けるなど、本物であると信じた上で取引をしていたと説明しています。取引では利益が出る場合だけでなく、赤字となる場合もありました。

しかし、その後、時計が偽物であったことが判明しました。本人は、時計が偽物であると初めて知ったのは、逮捕後の取調べで警察から告げられた時だったと一貫して説明しています。

偽物であると認識していた者が、1本につき200万円を超える高額な仕入代金を支払い、赤字となる取引まで継続していたと考えることが合理的なのか、慎重に検討される必要があります。

また、本人に時計を販売し、多額の代金を受け取った仕入先について、時計の入手経路や真贋についての認識が、十分に捜査・検証されたのかという疑問も残されています。

それにもかかわらず、時計を本物と信じて購入していたと主張する本人について詐欺の故意が認定され、懲役5年6月の判決が言い渡されました。

さらに、本人によれば、取調べにおいて黙秘を続けた際、捜査官から、

「このまま黙秘を続けるなら、1件ずつ再逮捕する」
「全部事件にする」
「検事を怒らせない方があなたのためだ」

という趣旨の言葉を繰り返し告げられたとされています。

本人は、自らが真実だと考える内容を話しても調書に反映されず、署名・押印を拒否すると、不安をあおるような言葉を受けたと訴えています。勾留及び取調べの期間中、本人の体重は約1か月で9.2kg減少したとされています。

このような状況で作成された供述調書が、本人の自由な意思に基づくものだったのか、その内容に十分な信用性が認められるのかについても、慎重な検証が必要です。

私たちは、本人を特別扱いすることや、証拠を無視して無罪とすることを求めているわけではありません。

本件について、

時計が偽物であることを本人が認識していたとする根拠
高額な仕入れや赤字取引と詐欺の故意との整合性
時計の仕入先及び入手経路に対する捜査の状況
取調べの任意性及び供述調書の信用性

を証拠に基づいて十分に検証し、公正かつ慎重な審理が行われることを求めます。

一人の人生を大きく左右する事件だからこそ、疑問が残されたまま判断が確定することのないよう、皆様の署名へのご協力をお願いいたします。

事件番号:令和8年(あ)第796号

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