Petition update日本学術会議の「特殊法人」化に反対する署名にご協力を!日本学術会議法案の国会審議が始まります
日本学術会議「法人化」反対署名 事務局Japan
Apr 17, 2025

日本学術会議の「特殊法人」化に反対する署名にご賛同をいただいたみなさま

 今日(4月18日)から,国会で日本学術会議法案の審議が始まります.

 この法案は,憲法23条「学問の自由」を支えるべくつくられた日本学術会議を解体し,学術を政府の統制下に置くものです.

 いまアメリカで起きていることをご存知でしょうか.

 トランプ政権はハーバード大学に対して「DEI(多様性、公平性、包摂性)施策は「逆差別」だから廃止しろ」「ガザの虐殺抗議は「反ユダヤ主義的活動」だから取り締まれ」「教職員・学生の考えを政権が認める第三者に調べさせろ」などと要求しています.これに対してハーバード大学の学長が「学問の自由と大学の自治を侵害する」として毅然として拒否すると,23億ドル〈320億円〉の支援凍結を発表したのです.

 トランプ政権は「大学は連邦資金を受け取っている以上,国家の価値観を遵守すべきだ」とこの権力的な介入を正当化しています.

 それに対してプリンストン大学の学長が「1950年代のマッカーシズム以来,最大の脅威」と非難するなど,全米の大学で反対する声が上がっています.

 大学だけではありません.「国立労働安全衛生研究所の1100人の職員のうち880人が解雇され,鉱山の安全性や化学物質への暴露などに関する研究が行われなくなった」「CDCの環境健康科学部門が廃止され,PFASの毒性研究などが中止された」など,研究機関へのむちゃくちゃな攻撃も行われています.

 学問の自由と独立が踏みにじられるのはこういうことなのだと,私たちは日々,目の当たりにしているのです.

 日本でいま起きている学術会議解体の動きも本質的に同じではないでしょうか.

 アメリカの大学への介入のきっかけはイスラエルによるガザへの攻撃に反対するデモへの規制でした.日本の学術会議への介入のきっかけは軍事研究反対声明です.アメリカで行われているのは,DEIを支持し,ガザ虐殺を抗議する教師や学生を大学から排除する(留学生は強制送還する)というパージです.

 日本では安倍・菅政権が安保法制に反対した学者6名を学術会議からパージしました.

 アメリカではハーバードへの補助金を止めることで言いなりにさせようとしています.

 日本では現在は学術会議の費用は国が負担すると定められています(わずか10億円)が,新法では「政府が必要と認めれば出す」となり,政府に逆らえば金は出さないことも正当化されます.

 アメリカでは政府が認める第三者に教職員や学生の思想チェックをさせます.

 日本では、首相が任命する評価委員が学術会議の活動をチェックします.

 アメリカでは「大学統治の自治、科学研究の公正性、言論の自由の保護」が脅威にさらされていると全米の大学人が声をあげています.

 しかし日本では,すでに大学の自治は形骸化させられ,さらに国立大法人法の改悪により,大学の予算や中期計画を決める「運営方針会議」の委員に財界から多数が入ってしまいました(例えば京都大学では10名中4名が財界関係者).学術会議法に対しても声さえ上げられない状況です.

 憲法23条の「学問の自由」を守る二本柱の一つである大学の自治が破壊され,そして今,もう一つの柱である日本学術会議も解体されようとしているのです.

 だからこそ私たちは市民として今,「学問の自由を守れ」,「学術の権力からの独立を守れ」と声をあげねばと思います.

 残念ながら日本学術会議執行部はこの法案に対してこれまで曖昧な態度をとってきました.

 しかし,4月14・15日の総会で,「日本学術会議法人化法案」の根本的な修正を求める決議と声明を採択しました.

 それに対して林官房長官はすかさず,「政府として修正に応じない」と断言しました.

 政府が学術会議の意志を全く無視する傲慢な姿勢をとるなら,廃案にするしかありません.

 私たちは日本学術会議の総会が開かれた14日に,学術会議の前で市民による「人間の鎖」行動を行いました.

 そして今日から始まる国会審議に向けて,13時から緊急スタンディングを行ないます.

 参加できない方もぜひ,国会での議論を注視してください.

 衆議院本会議の実況中継が下記で見られます(あとでもご覧になれます).

https://www.shugiintv.go.jp/jp/index.php ←「本会議マーク」をクリック

 今日は大臣による趣旨説明の後,立民(いちき伴子 15分),維新(不明 15分),共産(塩川鉄也 5分)の質問とそれぞれへの答弁が予定されています(全体で1時間10分程度).

 政府は20時間ほどの審議で,連休明けにも衆議院で採決することを狙っています。

 学協会や市民団体が「学問の自由と独立を守れ」という声をあげ,大きなうねりにすることが緊急に求められています.

 みなさまのご協力をぜひ,お願いいたします.

 以下の映像もぜひご覧ください

学術会議を守る”人間の鎖”が結ばれる(4月14日,Choose Life Project)
https://www.youtube.com/watch?v=hgif6mXj4bA

【動画】学術会議第194回総会(2日目) 4月15日(火)
https://www.youtube.com/live/mKH-6o05pO4
※学術会議のあり方についての議論は 1:27:00〜
川嶋四郎法学委員長の決議案説明は 1:54:20〜2:04:30
(決議の投票結果の発表は 2:37:35〜)

【動画】学術会議第194回総会(1日目) 4月14日(月)
https://www.youtube.com/live/NNcY02MouC8
※学術会議のあり方についての議論は 5:04:50〜(川嶋氏の説明から)

<2025年4月15日に学術会議が採択した決議と声明>
「日本学術会議法案の修正について」の決議
https://www.scj.go.jp/ja/head/pdf/20250415.pdf
<賛成 102、反対 36、棄権 22 で採択>
【声明】
次世代につなぐ日本学術会議の継続と発展に向けて
?政府による日本学術会議法案の国会提出にあたって
https://www.scj.go.jp/ja/info/kohyo/pdf/kohyo-26-s194-s.pdf
<賛成 137、反対 2、棄権 5 で採択>

重要資料
法案修正に係る議案の提案理由等(第1部法学委員会・川嶋四郎)
https://www.scj.go.jp/ja/member/iinkai/sokai/siryo194-7-1.pdf 

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