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宛先: 愛知県警察本部 本部長 木岡保雅 殿

愛知県美「これからの写真」展、鷹野隆大さんの展示への不当介入の撤回

現在、愛知県美で開催中の展覧会「これからの写真」で、写真家・鷹野隆大さんの作品について、愛知県警から美術館に対して「わいせつ物の陳列にあたる」として、撤去の指示が行われました。

鷹野氏の作品は「人と人が触れあう距離感の繊細さを表す」(作家談)優れた芸術表現であり、公共の場にふさわしくない、暴力的、あるいは露悪的な性描写は一切含まれていません。
また、愛知県美は事前に出展内容を弁護士に相談した上で、観客の感情に配慮して展示室入り口を布で覆い、展示室外側に、展示内容の説明と、閲覧に注意する旨の注意書きを掲示していました。

公共施設である同美術館の、十分に配慮がなされた展示に対して警察権力が一方的に介入することは、公益に反するばかりでなく、日本国憲法第21条第1項で保障された表現の自由を侵害するものです。
愛知県警の今回の措置について強く抗議するとともに、愛知県警に対し直ちに指示を撤回するよう求めます。

文責 新井卓(写真家)

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【鷹野隆大さんからのコメント】

抗議署名に賛同いただいた方々へ:
愛知県警に対する抗議

「表現の自由」という民主主義の根幹にかかわるものが破壊されてしまったら、その先にあるのは恐怖と暴力による支配の世界です。それは、意思表示をすること自体が罪になる世界です。常に互いを監視し合いながら、身近な人を密告し続ける世界です。友達も、恋人も、家族ですら疑いながら生活しなければならない世界です。規制する側だったはずの人間が、いつの間にか規制される側に立っているということが当たり前のように起こる世界です。「権力者」も結局はこの暴力の支配から逃れることはできません。自分は今、こういう世界の入り口に立っているのかもしれない。そう感じています。そして、これが馬鹿げた誇大妄想だったらと、ひたすら願っています。(2014年8月29日、鷹野隆大)

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<賛同人代表(順不同/敬称略)> ※8月16日09:00 現在

・飯沢耕太郎(写真評論家)
・倉石信乃(明治大学教員/写真史)
・管啓次郎(明治大学教員/文化研究)
・会田誠(美術家)
・竹内万里子(京都造形芸術大学教員/批評家)
・光田由里(美術評論家)
・岡村幸宣(原爆の図丸木美術館学芸員)
・佐藤守弘(京都精華大学教員/視覚文化研究)
・楠本亜紀(インディペンデント・キュレーター)
・姫野希美(赤々舎代表取締役)
・鳥原学(写真評論家)
・新城郁夫(琉球大学教員/文学研究)
・高橋朗(ギャラリーディレクター)
・浅田政志(写真家)
・菊池智子(写真家)
・北野謙(写真家)
・藤部明子(写真家)
・鷲尾和彦(写真家)
・高橋ジュンコ(写真家)
・川島秀明(画家)
・藤井健司(画家)
・竹田信平(アーティスト/映像作家)
・荘司美智子(美術家)
・垣谷智樹(美術家)

「これからの写真」出展作家より

・鈴木崇(写真家)
・加納俊輔(写真家)
・新井卓(写真家)

 

・朝日新聞8/13 「美術館展示写真、愛知県警「わいせつ」 一部覆う」
・読売新聞8/13「美術展の写真に「わいせつ」指摘…一部隠す措置」

On Aug 12, Aichi Prefectural Police indicated that 12 images showing male genitalia by photographer Ryudai Takano in the “Photography Will Be” exhibition were in violation of the law and requested their removal.

“Photography Will Be,” which opened on August 1, includes 150 works by nine photographers and artists. Prior to the order by the police, the museum had even consulted a lawyer about the contents and cordoned off the area for Takano’s works and installed a special guard man.

Not only contrary to the public benefit, this unjust intervention by police power in the public museum causes a new suppression of freedom of expression which is guaranteed in Article 21 Paragraph 1 of the Japanese Constitution.

Now we file a protest with Aichi Prefectural Police against the unfair measure. We strongly demand an immediate withdrawal of their order, and claim a clear explanation for their criterion of obscenity in Takano's artwork.

 

August 13, 2014

 

Takashi Arai / Proposer, Photographer

署名は以下の宛先へ届けられました:
  • 愛知県警察本部 本部長 木岡保雅 殿


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