Petition update性的なネット広告ゾーニングしませんか?この署名活動で戦う相手とは
香川 きょうJapan
8 Nov 2024

 賛同いただき本当にありがとうございます。

 

 今回は、この署名活動を行う上で明確にしておきたい考え方について共有していきたいと思います。

 長くなりますが、お時間のあるときにぜひ一読をお願いいたします。

 

 この問題(インターネット上の性的な広告の規制)に関心のある方を仮に、極端な表現の自由派と、極端な規制派と、ゾーニング派に分けるとすると、私たちはゾーニング派の立場です。

 性的な漫画・ゲーム作品と、その広告は分けて考えるべきものですが、一部の方々はもしかしたらそこを混同してしまっているのかも知れません。

 この問題について、「エロ漫画・ゲーム/広告が性犯罪を生み出す!」「作品自体規制すべき!」という姿勢で規制を求めると、表現の自由という概念と敵対することになってしまいます。

 

 私もこの活動をはじめた当初は、規制を求めるのであれば論理的な根拠を示す必要があると考え、無選別に表示される性的な広告(つまりはこども含む誰でも簡単に性的な情報にアクセスできてしまうこと)が性犯罪の増加と関係している可能性はあるだろうか、と考えたこともありました。

 もちろん性的な作品の影響を受けた、と言っている性犯罪者がいることも事実ですが、それは大多数の、犯罪をおかさずただ密かな趣味として性的な作品を楽しんでいる方々を傷つける考え方だと思い至りました。

 

 ただし、極端な規制派が規制を求めるのは、目にしたくなくても目に付くから、という要素もあると思います。適切にゾーニングをしていれば、そういった方々の目にとまり批判されることも減ると思います。

 極端な規制派の方々にとっては、ゾーニングにより性的な広告で心を乱される機会が減ることになります。

 なので、ゾーニングというのはゾーニング派にとってはもちろん、極端な規制派にとっても表現の自由派にとっても、メリットのある話だと思っています。

 

 現在インターネット上の性的な広告の規制が進んでいない大きな要因として、表現の自由は尊重されるべき、という考えがあると思います。

 

 現在の、無選別に性的な広告が表示される状況は「表現の自由」が最も尊重された形になっています。

 個人的には、暴力的な描写を含むものや犯罪行為を娯楽的に扱う作品などは規制してほしい、という思いはありますが、作品自体の良し悪しについて追求し始めるとゾーニングの議論からは遠ざかってしまいます。

 なので今回の署名活動ではあくまで作品自体の表現の自由は尊重しつつ、見たくない人が見ないでいられること、こどもが偏った性知識にさらされないこと、性的な広告に暴露されずに調べたいことを調べられること、または広告ブロッカーにより必要以上に広告の機会を失ってしまっている非性的な広告たちなど、多方面に配慮し、最大多数の最大幸福を目指したいのです。

(それはまさに表現の自由を含む個人の人権を制約する根拠となる「公共の福祉」ですね。)

 

以下参考資料

衆議院トップページ

https://www.shugiin.go.jp › s...PDF

「公共の福祉(特に、表現の自由や学問 の自由との調整)」に関する基礎的資料

https://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_kenpou.nsf/html/kenpou/chosa/shukenshi046.pdf/$File/shukenshi046.pdf

 

セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン

https://www.savechildren.or.jp › ...PDF

子どもに影響のある広告およびマーケティングに関するガイドライン

https://www.savechildren.or.jp/partnership/crbp/pdf/fm.pdf

 

 ここまで、今回の問題の前に立ちはだかっている(と多くの方に誤解されている)表現の自由と規制の話をしてきましたが、それらの問題は非常に奥深く、様々な考えの人がいて当然です。

 ただし、インターネット上で性的な作品の広告が無選別に垂れ流されていることは全く別の問題で、混同して難しい話にするのはナンセンスだと思っています。

 テレビや新聞、公共交通機関の広告などのより公共性の高いものと比べて、インターネットだけ性的な広告基準がゆる過ぎる、ということがすべてなので、シンプルにインターネット広告の基準をより公共性の高いものと同程度まで高めることを目指したいと思います。

(現在性的な広告/作品が適切にゾーニングされているテレビ・新聞などのメディアや18禁コーナーがあるレンタルビデオ店に対して、表現の自由の侵害だ!と思うかどうか、というところ)

 

 そのために、既存の審査機構・インターネット広告の組合(JAROや日本インタラクティブ広告協会)に、形骸化している素晴らしいガイドラインを見直し、きちんと審査して不適格な場合は規制を求める勧告を出すなどの対応をしてもらいたいと思っています。

 国に求めることは、直接作品の良し悪しを判断すること(言論統制につながるとのご意見がある)ではなく、現在個々の会社にゆだねられているインターネット広告の自主規制のレベルを、より公共性の高い広告媒体と同レベルまで引き上げるように働きかけてもらうことです。

 

 以上、長くなりましたが、私たちの考えている規制に向けての道のりでした。

 

 X上で現在行っている小さな活動を適宜アップしているのでご確認をお願いいたします。https://x.com/net_user267

 もし賛同いただける活動があれば拡散をお願いできれば幸いです。(表面化を目指して) 

 

 次回は皆さんに、性的な広告を無選別に出している電子書籍会社やサイトなどに自主規制を求めて直接ご意見を投じていただくようお願いをしようと思います。

 

 長くなりましたが、性的な広告を見なくて良い日を目指して、引き続き一緒にがんばっていきましょう! 

 

 どうぞよろしくお願いいたします。

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