拡声器規制条例は国際平和都市・ヒロシマの心を踏みにじる悪法

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広島平和公園はアメリカの原爆投下によって殺された被爆者が地下に眠る場所です。私たちに毎年、市役所主催の式典とは別に、原爆ドーム前で集会を行い、「二度と戦争しない」の誓いを立て、デモ行進を行います。

私たちは「安らかにお眠りください。過ちは繰り返しませんから」と死者に厳粛に誓い、その証として式典に参列した安倍首相に対して、「戦争のために憲法を変えるな」と、抗議の声をあげます。原爆投下は戦争の最も悲惨な帰結だからです。

ところが、松井広島市長は平和式典は「祈りの日」なので、抗議の声は「騒音」になるときめつけて、拡声器規制条例を作ることを明らかにしています。平和式典は祈りだけの日というのは松井市長の勝手な決めつけに過ぎません。憲法前文に明記されているように、「政府の行為によつて再び戦争の惨禍が起こることのないやうにすること」は国民の義務です。貧しい労働者市民学生が、それを実践できるのは、デモ行進とシュプレヒコールです。

松井市長が拡声器規制条例を制定すれば、8月6日平和公園を訪れる人は、すべてこの法の制約下に置かれます。「戦争のために憲法を変えるな」と叫ぶことが犯罪にされてしまうのです。であれば、松井市長は拙速な条例制定を強行するのでなく、広島市民だけでなく、全国と全世界に条例制定の是非を問うべきです。

松井市長は来年2月の市議会には条例を提案すると記者会見で公表しました。ところが、今年の8月6日に突然行われた音量調査の結果については、その全てを明らかにしようとしません。松井市長の音量調査では、私たちの平和公園の川向こうからのシュプレヒコールの音量測定は、「セミの声にかき消された」と市長が弁解するように、シュプレヒコールそれだけを切り分けて測定することはできませんでした。式典会場のざわめき、風の音、セミの鳴き声などに川向こうから聞こえてくるシュプレヒコールを合計しても、60デシベルに達しません。このレベルを騒音とは言いません。

一方、8月6日に実施した「拡声器はうるさいか、うるさくないか」との誘導尋問でのアンケートの集計結果でも、「要請と話し合いの継続」を求める人が42.7%、「条例制定すべし」が32.7%と発表されています。明らかに条例制定よりも話し合いの継続を求める意向が示されています。しかし、松井市長はこの両者を加算して、7割の式典参加者が対応を求めているとして、条例制定を正当化しています。条例であっても、「違反者」とされれば逮捕されるような規則をこんな安易に制定できる社会になれば、表現の自由どころか、批判の心を持つことすら許されないことになるでしょう。国民全てが国際平和都市がこのような杜撰なことをやって良いのかと「拡声器規制条例反対」の声をあげましょう!