市川市の「人工干潟造成計画」の中止と江戸川放水路に今ある自然干潟の整備を求める署名にご協力ください!

この方々が賛同しました
朝倉 真知子さんと11名の他の方が最近賛同しました。

署名活動の主旨

市川市は、「海は市川の財産だが、市民が直接海に触れることができる場所がないので、海に直接触れることができる場をつくり、市民の環境意識を醸成したい」として、市内塩浜2丁目の塩浜三番瀬公園前面に、幅100m、奥行き50mの人工干潟の造成を計画しています。しかし、人工干潟を作ること自体が環境に対して悪影響であり、全く効果的ではありません。
 渡り鳥を国際的に保護するための“ラムサール条約”では、「今ある湿地(干潟や浅瀬など)が持つ生態的機能を上回るものを人工的に作ることは出来ない。保全を優先する」とされています。

かつての市川塩浜護岸はコンクリートと鋼矢板の垂直護岸でしたが、2001年の三番瀬埋立計画白紙撤回の後、少しでも生態的に機能を持つ大きな石積みの傾斜護岸に工事されました。その護岸前面は最大干潮時にも干出しない深さ数十cmから1〜3m程度の浅海域です。干潟ではありませんが、浅海域も生態的には多様な生物が生息し、高い水質浄化能力を持った海域で、ラムサール条約の「湿地(干潟や浅海域わ含む)復元の原則とガイドライン」では、そのような浅海域は人工干潟のように人が手を入れるのではなく、保全を優先するとなっています。 

 ただし、一部が「澪(みお)」となっていて、溝のように窪んで他よりも少し水深の深いところがあり、低質は砂泥質の上にヘドロ質が堆積しているところもあります。それと、1990年代以降、浅海域に点々と牡蠣礁(かきしょう)が発達してきており、その場所は硬質の牡蠣の殻が集まっているので、「磯的環境」に似て、他の浅海域には見られない魚類も見られます。

 この「澪の一部のヘドロ質の貧酸素状態」と「牡蠣礁周辺の磯的環境と他と異なる魚種」をことさら大きく取り上げて、「人工干潟を造成して、良好な海域に改善を要する」という指摘がありますが、そのような場所は昔から三番瀬の一画にはありましたし、逆に言えば、そういった環境には別の生物が生息していて、生物多様性という視点で見ると、多様性を豊かにする大切な場所とも言えるのです。

人工干潟造成予定地にて、水中ドローンで海中調査を行った際はチチブ、トサカギンポ、オヤビッチャ、マハゼ、シマハゼ、クロダイ、スジハゼなどが確認されました。また、牡蠣礁があるので、マガキもたくさん生息しています。

この海域で行われた環境DNA調査からは、アカエイ、トウゴロウイワシ、サヨリ、メジナ、コノシロ、サッパ、アゴハゼ、ボラ、スズキ、ギマなどの魚類の名が上がっています(三番瀬フォーラム・東京海洋大学 2024)。

人工干潟の造成で、発生すると考えられる問題は3つあります。

⑴税金の無駄遣いになる可能性が高い
 千葉県は同じ場所で、8通りの工法で人工干潟造成を検討しましたが、投入した土砂が流れてしまい、その後も土砂投入が必要となるか、土砂は流れ出ないが生き物が定着しない、という結果となり、県は人工干潟造成を断念しています。

️⑵環境省も人工干潟には否定的
 愛知県の藤前干潟埋立計画が中止になった時に、環境省は、「人工干潟は一時的には、生物が定着したように見えたり、特定の生物が大増殖することはあるが、しばらくするとと造成以前の生態系よりも貧相な生態系になってしまう」と述べています。

⑶身近に人工海浜の失敗例あり
 千葉市は、稲毛から幕張にかけての海岸に、オーストラリアから持ち込んだ白砂を投入して美しい海岸を作りましたが、土砂が潮の干潮、海流の関係で、その白砂が失われて、毎年のように、土砂投入するために税金が投入されたという事例があります。

市民団体は、市川塩浜護岸を改善する場合、どんな方法が良いのかの提案も行っています。

一度埋立や干拓によって海域環境が狭まり、利用価値がなくなるなどして放置されている場合、世界では再び海域環境に戻す「セットバック護岸」という取り組みが行われています。アメリカ、イギリス、イタリア、デンマークなどにその先進事例があるのですが、日本でも、大分県中津干潟、三重県英虞湾などに、とても小規模ですが、このセットバック護岸を実現しています。
特に、英虞湾では、リアス式海岸の小さな湾が堤防で仕切られて干拓地ができ、農地として利用されていましたが、その後農民が撤退して農地が放置されたので、堤防に穴をあけて海水を出入りさせる中で、干潟が再生しました。そこで生物が生息するようになり、合わせて海水の浄化能力が高まり、その周辺の海域の赤潮発生が抑制され、青海苔養殖が生産性を高めているという、素晴らしい例があるのです。

 また、本署名では、江戸川放水路に今ある自然干潟の整備を求めています。市川市民が市川の海に親しみ、近づいて海に降りて、海水、砂、そして生き物たちに触れる場所はすでにあるのです。(下記にYoutubeの動画を添付します)

https://youtu.be/5FwSnCc1ydg
ただし、残念ながらここは駐車場・トイレ・足や手を洗う場所等がありません。また、海に降りる所にはコンクリートの塊が多数転がっていて、整備が必要です。ぜひ、ここを管理している国土交通省江戸川河川事務所と相談して、生物多様性を守りつつ市民が利用しやすい場所にしてほしいと思います。
 市川市は、この人工干潟造成に総額 3.5~7.5 億円の予算がかかると見ていて、来年 2025 年度には、1 億 5400 万円の予算をかけて人工干潟予定地へ市川漁港の航路浚渫土砂を投入する予定です。
 今ある江戸川放水路の自然干潟を整備するなら、こんなに巨額の予算は必要ないのです。
 皆さん、ぜひ、この署名「市川市の“人工干潟造成計画”の中止と江戸川放水路に今ある自然干潟の整備を求める署名」にご協力ください。
 この署名の呼びかけ団体は「市川三番瀬を守る会(会長 谷藤利子)」ですが、私達「市川緑の市民フォーラム」はこの署名の趣旨に賛同して、インターネットでも署名を集めることにしました。
 この人工干潟の造成計画は市川市が進めようとしていますが、人工干潟を作ろうとしている海は、1993年に千葉県が発表した、東京湾最奥部の干潟と浅瀬の海"三番瀬"の740haを陸化する「三番瀬埋立計画」を、2001年に、千葉県民を中心に集まった30万人署名によって白紙撤回して守り抜いた海なのです。ですから、市川市民でなくても、署名の趣旨に賛同いただけるのであれば、ぜひ、署名をお願いします。
 なお、Change.orgでは匿名での署名が可能ですが、本名と住所付きで署名をいただけると幸いです。
 

2025年3月28日にオンライン署名4618筆と手書き署名2706筆、合計7324筆の署名を要望書と共に市川市長宛てに提出しました!

また、今年の秋~冬に再度第2弾の署名を提出する予定ですので、引き続き皆さまのご協力をお待ちしております。

よろしくお願いします。

(2025/4/7追記・編集)

市川緑の市民フォーラム 事務局長 佐野郷美

※この署名は、ちば生物多様青年が上記団体の要請を受けて作成したものです。質問等があれば、ちば生物多様青年Twitterの方でも受け付けますので、該当ツイートの返信欄・DMにてお問い合せください。

 

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この方々が賛同しました
朝倉 真知子さんと11名の他の方が最近賛同しました。

署名活動の主旨

市川市は、「海は市川の財産だが、市民が直接海に触れることができる場所がないので、海に直接触れることができる場をつくり、市民の環境意識を醸成したい」として、市内塩浜2丁目の塩浜三番瀬公園前面に、幅100m、奥行き50mの人工干潟の造成を計画しています。しかし、人工干潟を作ること自体が環境に対して悪影響であり、全く効果的ではありません。
 渡り鳥を国際的に保護するための“ラムサール条約”では、「今ある湿地(干潟や浅瀬など)が持つ生態的機能を上回るものを人工的に作ることは出来ない。保全を優先する」とされています。

かつての市川塩浜護岸はコンクリートと鋼矢板の垂直護岸でしたが、2001年の三番瀬埋立計画白紙撤回の後、少しでも生態的に機能を持つ大きな石積みの傾斜護岸に工事されました。その護岸前面は最大干潮時にも干出しない深さ数十cmから1〜3m程度の浅海域です。干潟ではありませんが、浅海域も生態的には多様な生物が生息し、高い水質浄化能力を持った海域で、ラムサール条約の「湿地(干潟や浅海域わ含む)復元の原則とガイドライン」では、そのような浅海域は人工干潟のように人が手を入れるのではなく、保全を優先するとなっています。 

 ただし、一部が「澪(みお)」となっていて、溝のように窪んで他よりも少し水深の深いところがあり、低質は砂泥質の上にヘドロ質が堆積しているところもあります。それと、1990年代以降、浅海域に点々と牡蠣礁(かきしょう)が発達してきており、その場所は硬質の牡蠣の殻が集まっているので、「磯的環境」に似て、他の浅海域には見られない魚類も見られます。

 この「澪の一部のヘドロ質の貧酸素状態」と「牡蠣礁周辺の磯的環境と他と異なる魚種」をことさら大きく取り上げて、「人工干潟を造成して、良好な海域に改善を要する」という指摘がありますが、そのような場所は昔から三番瀬の一画にはありましたし、逆に言えば、そういった環境には別の生物が生息していて、生物多様性という視点で見ると、多様性を豊かにする大切な場所とも言えるのです。

人工干潟造成予定地にて、水中ドローンで海中調査を行った際はチチブ、トサカギンポ、オヤビッチャ、マハゼ、シマハゼ、クロダイ、スジハゼなどが確認されました。また、牡蠣礁があるので、マガキもたくさん生息しています。

この海域で行われた環境DNA調査からは、アカエイ、トウゴロウイワシ、サヨリ、メジナ、コノシロ、サッパ、アゴハゼ、ボラ、スズキ、ギマなどの魚類の名が上がっています(三番瀬フォーラム・東京海洋大学 2024)。

人工干潟の造成で、発生すると考えられる問題は3つあります。

⑴税金の無駄遣いになる可能性が高い
 千葉県は同じ場所で、8通りの工法で人工干潟造成を検討しましたが、投入した土砂が流れてしまい、その後も土砂投入が必要となるか、土砂は流れ出ないが生き物が定着しない、という結果となり、県は人工干潟造成を断念しています。

️⑵環境省も人工干潟には否定的
 愛知県の藤前干潟埋立計画が中止になった時に、環境省は、「人工干潟は一時的には、生物が定着したように見えたり、特定の生物が大増殖することはあるが、しばらくするとと造成以前の生態系よりも貧相な生態系になってしまう」と述べています。

⑶身近に人工海浜の失敗例あり
 千葉市は、稲毛から幕張にかけての海岸に、オーストラリアから持ち込んだ白砂を投入して美しい海岸を作りましたが、土砂が潮の干潮、海流の関係で、その白砂が失われて、毎年のように、土砂投入するために税金が投入されたという事例があります。

市民団体は、市川塩浜護岸を改善する場合、どんな方法が良いのかの提案も行っています。

一度埋立や干拓によって海域環境が狭まり、利用価値がなくなるなどして放置されている場合、世界では再び海域環境に戻す「セットバック護岸」という取り組みが行われています。アメリカ、イギリス、イタリア、デンマークなどにその先進事例があるのですが、日本でも、大分県中津干潟、三重県英虞湾などに、とても小規模ですが、このセットバック護岸を実現しています。
特に、英虞湾では、リアス式海岸の小さな湾が堤防で仕切られて干拓地ができ、農地として利用されていましたが、その後農民が撤退して農地が放置されたので、堤防に穴をあけて海水を出入りさせる中で、干潟が再生しました。そこで生物が生息するようになり、合わせて海水の浄化能力が高まり、その周辺の海域の赤潮発生が抑制され、青海苔養殖が生産性を高めているという、素晴らしい例があるのです。

 また、本署名では、江戸川放水路に今ある自然干潟の整備を求めています。市川市民が市川の海に親しみ、近づいて海に降りて、海水、砂、そして生き物たちに触れる場所はすでにあるのです。(下記にYoutubeの動画を添付します)

https://youtu.be/5FwSnCc1ydg
ただし、残念ながらここは駐車場・トイレ・足や手を洗う場所等がありません。また、海に降りる所にはコンクリートの塊が多数転がっていて、整備が必要です。ぜひ、ここを管理している国土交通省江戸川河川事務所と相談して、生物多様性を守りつつ市民が利用しやすい場所にしてほしいと思います。
 市川市は、この人工干潟造成に総額 3.5~7.5 億円の予算がかかると見ていて、来年 2025 年度には、1 億 5400 万円の予算をかけて人工干潟予定地へ市川漁港の航路浚渫土砂を投入する予定です。
 今ある江戸川放水路の自然干潟を整備するなら、こんなに巨額の予算は必要ないのです。
 皆さん、ぜひ、この署名「市川市の“人工干潟造成計画”の中止と江戸川放水路に今ある自然干潟の整備を求める署名」にご協力ください。
 この署名の呼びかけ団体は「市川三番瀬を守る会(会長 谷藤利子)」ですが、私達「市川緑の市民フォーラム」はこの署名の趣旨に賛同して、インターネットでも署名を集めることにしました。
 この人工干潟の造成計画は市川市が進めようとしていますが、人工干潟を作ろうとしている海は、1993年に千葉県が発表した、東京湾最奥部の干潟と浅瀬の海"三番瀬"の740haを陸化する「三番瀬埋立計画」を、2001年に、千葉県民を中心に集まった30万人署名によって白紙撤回して守り抜いた海なのです。ですから、市川市民でなくても、署名の趣旨に賛同いただけるのであれば、ぜひ、署名をお願いします。
 なお、Change.orgでは匿名での署名が可能ですが、本名と住所付きで署名をいただけると幸いです。
 

2025年3月28日にオンライン署名4618筆と手書き署名2706筆、合計7324筆の署名を要望書と共に市川市長宛てに提出しました!

また、今年の秋~冬に再度第2弾の署名を提出する予定ですので、引き続き皆さまのご協力をお待ちしております。

よろしくお願いします。

(2025/4/7追記・編集)

市川緑の市民フォーラム 事務局長 佐野郷美

※この署名は、ちば生物多様青年が上記団体の要請を受けて作成したものです。質問等があれば、ちば生物多様青年Twitterの方でも受け付けますので、該当ツイートの返信欄・DMにてお問い合せください。

 

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