「岡山芸術交流」は市民・県民が誇れるものに改善を!総合プロデューサーには専門家を就任させてください。

「岡山芸術交流」は市民・県民が誇れるものに改善を!総合プロデューサーには専門家を就任させてください。

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開始日

この署名で変えたいこと

署名の発信者 川﨑 正博

私たちは「岡山芸術交流を考える市民県民の会」です。岡山市が3年毎に開催する「岡山芸術交流」が今秋岡山市内で開催されます。この事業が地域文化を尊重し、市民・県民にとって誇らしいものとなるよう改革・再生されることを願い活動しています。

 

「岡山芸術交流」とは

「岡山芸術交流」は、国際的に評価の高い海外作家などが参加している国際現代美術展です。石川康晴氏の個人コレクションを展示する岡山市の社会実験が2014年に開催されたのを契機に、岡山市、石川文化振興財団、岡山県などにより実行委員会が組織され、総合プロデューサーに石川康晴氏(ストライプインターナショナル社長:当時)が就任して2016年に第1回が開催されました。岡山城周辺の歩いて行ける範囲を会場とすることを基本コンセプトとし、作品はそのエリア内の美術館やギャラリーなど屋内外に設置されます。第2回の後、石川氏は「セクハラ疑惑の問題」が大きく報道されましたが、第3回も引き続いて総合プロデューサーに就任しています。

 

主催する岡山市の現状

岡山市には、市民の美術活動を支える市立美術館や市民ギャラリーがなく、近・現代の美術を担当する学芸員がいません。市民とアートを繋ぐ活動に取り組む態勢がないにも関わらず開催してきた「岡山芸術交流」は、従って事業者頼みの運営であり、展示作品が難解のこともあり、せっかく海外の著名なアーティストの作品が展示されても市民にとっては関わりようがなく、地域や地域の文化にとって意味のあるものとなっていません。

 

プロデュースの問題

基本コンセプトは地域文化をないがしろにしている

過去2回の開催では、総合プロデューサーの提唱する文化施設の集積した歴史文化ゾーンで開催するという基本コンセプトにより、エリア内にある県民文化の拠点施設「岡山県天神山文化プラザ」のメインの展示室が、秋の2ヶ月間占有使用されました。岡山市には岡山駅に隣接して岡山シティミュージアムがあるにも関わらずそれを使用せず、年間200の展覧会がフルに利用する展示施設を長期間占有して、多くの展覧会の開催に影響が及びました。開催規模の縮小や期間の変更を余儀なくされたり、他の会場に追いやられたり中止に追い込まれたりしています。市内には代替えできる会場は他にありません。

第1回では「岡山県天神山文化プラザ」で、館内の他の施設が稼働しているにも関わらず共有スペースであるピロティーや駐車場を占有し、オープニングとして飲酒の伴うレセプションを開催しています。県民文化の拠点施設でこのような企画がプロデュースされたことは容認できません。

過去2回の開催では、国宝や重要文化財を多数擁し歴史文化ゾーンの要の施設といえる林原美術館を貸し切りで使用し、期間中、観光客など来場者は優れた所蔵品を見ることができませんでした。このプロデュース内容は、岡山文化の価値を削ぐものです。

基本コンセプトに基づく以上のようなプロデユース内容は、県民の権利を侵害し、地域文化を阻害するものです。来場者が作品の鑑賞を通して岡山の街や文化の様々な魅力を広く楽しんでもらうためにも、基本コンセプトは見直し、会場の在り方を改善する必要があります。なお、このエリア内には、総合プロデューサーである石川氏が関わる施設(ホテル、カフェ、ギャラリーなど)が次々と建設されています。

報道された「セクハラ疑惑の問題」は置き去りにされている

石川総合プロデユーサーは、事業の立ちあげに貢献していますが専門家でなく、加えて、自身のセクシャルハラスメント疑惑の問題が大きく報道されています。実行委員会が、報道された内容に関わる説明がないまま第3回も引き続いて石川氏を総合プロデューサーに就任させたことは、この問題を容認していると受け取られ、主催する岡山市や岡山県などのイメージダウンに繋がります。

 

市民・県民が誇らしいと思える事業に改善を!

優れた現代美術の作品が国内外から集まる国際現代美術展であり、市民・県民が誇らしいと思えるものになって欲しいと願います。現状の実施態勢やプロデュース内容は、市民・県民が容認できるものとは言えません。総合プロデューサーに岡山ゆかりで見識や実績のある専門家を就任させ、専門の学芸員を配置するなどにより、地域に受け入れられ浸透するような文化事業となるよう改善することを求めます。

主催する「岡山芸術交流実行委員会」には、岡山市、石川文化振興財団、岡山県以外にも、地元の政財界やメディアが関わっているため、市民・県民が疑問や反感を抱いても、声を上げにくい状況があります。皆さんのご賛同を力にして、「岡山芸術交流」を市民・県民が誇れる国際現代美術展に再生されるよう求めていきたいと思います。ぜひ署名にご協力ください。

 

参考

岡山芸術交流2022の開催について | 岡山市 (city.okayama.jp)

岡山芸術交流を考える市民県民の会facebook

 

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