就活早期化に歯止めを! 学びと両立できる採用活動にしてください


就活早期化に歯止めを! 学びと両立できる採用活動にしてください
署名活動の主旨
就活早期化を見直し、学びと両立できる採用活動にしてください
「大学生のうちは遊んでおけ」
そんな言葉を聞くたびに、私たちは苦笑いを浮かべざるを得ません。世間のイメージと現実が大きくかけ離れているからです。
いまの大学生は、学業やサークル活動と並行して、早期化・長期化する就職活動に追われています。
就活の入口と化したインターンシップ
以下は、日本若者協議会に寄せられた学生からの声です。
「就活を始める時期が早すぎる」
「平日に入るインターンや選考と授業の両立は無理」
「サークルや学外活動との両立が難しい」
「就活が長期化して留学と重なってしまう」
「マスコミ業界だけ異常に早い」
「大学院進学を考える前に就活が始まり、進路の幅が狭まった」
就職活動は事実上3年生の7月から始まり、その大きな要因がインターンシップです。
内閣府の調査では、学生の約7割が参加し、多くが早期選考につながっています。
本来は「職場体験」であるはずのインターンが、実質的な「参加せざるを得ない選考の入口」となっています。
「早期化」が常態化する就職活動
現行ルールでは広報は3月、採用は6月開始とされています。
しかし実際は3年次終了後に選考が進み、6月までに約9割が内々定を得ています。
更に、文科省が企業を対象に行った調査では、
・広報活動を2月以前に開始した企業は約6割
・採用選考を5月以前に開始した企業は約7割
・5月以前に内々定を出した企業は約6割
と、ルールと現実の乖離がデータとして明らかになりました。
また、就職活動に9か月以上を要する学生は、令和2年度の約3割から令和6年度には約5割へと増加しました。
早期化は長期化を生み、学生は「志望度の高い企業から内々定を得るまで」就活を続けざるを得ません。
「ゼミにほとんど学生が来ない」「内定式直前に辞退された」
その結果、
・約9割の大学で学生が就活を理由に授業を欠席
・面接と授業・ゼミ・研究活動の重複に関する相談が増加
という事態が生じています。
私たちが話を聞いた大学教員は
「ゼミにほとんど学生が来ない日がある」
「インターンを理由とした欠席が増えている」
と嘆いていました。
また、企業の人事担当者からも、
「早期に内定を出しても直前に辞退され、再度採用活動を行うことになる」
という課題が指摘されています。
実際、25年卒では、採用予定数を充足できた企業は3割台にとどまっています。
早期化競争は、学生に過度な負担を強いるだけでなく、企業にとっても安定的な採用を困難にしています。
就活は人生を左右する大切な機会ですが、それ以外の経験も同じく大切です。サークルでは幹部学年を3年生から2年生に引き下げざるを得ない団体も生まれ、就活早期化によって、大学生活そのもののあり方が変わりつつあります。
また、「オワハラ」「オヤカク」などの不適切行為も依然として見られます。現在の就活は、学生が不利になりやすい構造です。
政府には、就活早期化を追認しないルール見直しを求めます
現在、就活ルールの見直しを進める政府は、2029年春入社(現在の大学1年生)からの日程見直しの検討に言及し、実態に合わせた前倒し案も浮上していると報じられています。
しかし、実態が前倒しされているからといって、ルール自体をさらに前倒しすることは、早期化を追認し、固定化することにつながりかねません。
私たちは政府に対しても、
・早期化の実態を追認する前倒しではなく、学生の声を丁寧に聞きながら、学業に専念できる環境を守る方向で見直しを行うこと
を求めます。
最後は、企業の判断次第
しかし、政府のルールに法的拘束力はなく、結局は各企業の判断に委ねられています。
だからこそ私たちは、企業・業界団体に対し、次の点を強く求めます。
・就活早期化の是正
・インターンを事実上の早期選考の場としないこと
・授業と重なるインターンや選考を避け、弾力的な日程調整を行うこと
・「オワハラ」「オヤカク」等の不適切行為を徹底して防止すること
学生の声と実態を踏まえて、学生・企業・大学のいずれにとっても持続可能な就職活動となるよう、学びと両立できる採用活動へと舵を切ってください。
参考資料
・「2027年度卒業・修了予定者の就職・採用活動日程に関する考え方(案)」就職・採用活動日程に関する関係省庁連絡会議(第13回)
・「黄川田大臣記者会見(令和7年12月26日)」こども家庭庁
・日本若者協議会会員が周囲の友人知人を対象にインスタグラム等を用いて募集した就活に関する体験談

116
署名活動の主旨
就活早期化を見直し、学びと両立できる採用活動にしてください
「大学生のうちは遊んでおけ」
そんな言葉を聞くたびに、私たちは苦笑いを浮かべざるを得ません。世間のイメージと現実が大きくかけ離れているからです。
いまの大学生は、学業やサークル活動と並行して、早期化・長期化する就職活動に追われています。
就活の入口と化したインターンシップ
以下は、日本若者協議会に寄せられた学生からの声です。
「就活を始める時期が早すぎる」
「平日に入るインターンや選考と授業の両立は無理」
「サークルや学外活動との両立が難しい」
「就活が長期化して留学と重なってしまう」
「マスコミ業界だけ異常に早い」
「大学院進学を考える前に就活が始まり、進路の幅が狭まった」
就職活動は事実上3年生の7月から始まり、その大きな要因がインターンシップです。
内閣府の調査では、学生の約7割が参加し、多くが早期選考につながっています。
本来は「職場体験」であるはずのインターンが、実質的な「参加せざるを得ない選考の入口」となっています。
「早期化」が常態化する就職活動
現行ルールでは広報は3月、採用は6月開始とされています。
しかし実際は3年次終了後に選考が進み、6月までに約9割が内々定を得ています。
更に、文科省が企業を対象に行った調査では、
・広報活動を2月以前に開始した企業は約6割
・採用選考を5月以前に開始した企業は約7割
・5月以前に内々定を出した企業は約6割
と、ルールと現実の乖離がデータとして明らかになりました。
また、就職活動に9か月以上を要する学生は、令和2年度の約3割から令和6年度には約5割へと増加しました。
早期化は長期化を生み、学生は「志望度の高い企業から内々定を得るまで」就活を続けざるを得ません。
「ゼミにほとんど学生が来ない」「内定式直前に辞退された」
その結果、
・約9割の大学で学生が就活を理由に授業を欠席
・面接と授業・ゼミ・研究活動の重複に関する相談が増加
という事態が生じています。
私たちが話を聞いた大学教員は
「ゼミにほとんど学生が来ない日がある」
「インターンを理由とした欠席が増えている」
と嘆いていました。
また、企業の人事担当者からも、
「早期に内定を出しても直前に辞退され、再度採用活動を行うことになる」
という課題が指摘されています。
実際、25年卒では、採用予定数を充足できた企業は3割台にとどまっています。
早期化競争は、学生に過度な負担を強いるだけでなく、企業にとっても安定的な採用を困難にしています。
就活は人生を左右する大切な機会ですが、それ以外の経験も同じく大切です。サークルでは幹部学年を3年生から2年生に引き下げざるを得ない団体も生まれ、就活早期化によって、大学生活そのもののあり方が変わりつつあります。
また、「オワハラ」「オヤカク」などの不適切行為も依然として見られます。現在の就活は、学生が不利になりやすい構造です。
政府には、就活早期化を追認しないルール見直しを求めます
現在、就活ルールの見直しを進める政府は、2029年春入社(現在の大学1年生)からの日程見直しの検討に言及し、実態に合わせた前倒し案も浮上していると報じられています。
しかし、実態が前倒しされているからといって、ルール自体をさらに前倒しすることは、早期化を追認し、固定化することにつながりかねません。
私たちは政府に対しても、
・早期化の実態を追認する前倒しではなく、学生の声を丁寧に聞きながら、学業に専念できる環境を守る方向で見直しを行うこと
を求めます。
最後は、企業の判断次第
しかし、政府のルールに法的拘束力はなく、結局は各企業の判断に委ねられています。
だからこそ私たちは、企業・業界団体に対し、次の点を強く求めます。
・就活早期化の是正
・インターンを事実上の早期選考の場としないこと
・授業と重なるインターンや選考を避け、弾力的な日程調整を行うこと
・「オワハラ」「オヤカク」等の不適切行為を徹底して防止すること
学生の声と実態を踏まえて、学生・企業・大学のいずれにとっても持続可能な就職活動となるよう、学びと両立できる採用活動へと舵を切ってください。
参考資料
・「2027年度卒業・修了予定者の就職・採用活動日程に関する考え方(案)」就職・採用活動日程に関する関係省庁連絡会議(第13回)
・「黄川田大臣記者会見(令和7年12月26日)」こども家庭庁
・日本若者協議会会員が周囲の友人知人を対象にインスタグラム等を用いて募集した就活に関する体験談

116
このオンライン署名をシェアする
2026年3月1日に作成されたオンライン署名