鎮守の森・十条冨士塚を次世代に残したい!

鎮守の森・十条冨士塚を次世代に残したい!

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十条商店街から冨士ロードに入ると、前方にみえるのが、この地の鎮守の森、十条冨士塚「お冨士さん」です。

毎年7月に通りを埋め尽くす縁日を通って、冨士塚に参るのがこの辺りの風習です。冨士塚によって地域の絆は強まっていました。

今年のお祭りはありませんでした。そして二度とこの冨士塚でお祭りができないことを知りました。なんと富士塚が壊されるからです!

前を通る「旧岩槻街道」に立派な自転車道と歩道を設けるため、冨士塚をすべて一旦壊すというのです。ここに生える大木たち、ご神木を含め、全て伐採するというのです!

ご神木は樹齢数百年のスダジイです。高さ14.5m、枝幅21m、幹は二本に分かれ、最初の幹の幹周は3.2m、おそらく100数十年前に2番目の幹が伸び、最初の幹が剪定か折れ枝によって受けた障害をカバーするように2番目の幹が伸びています。大変元気な樹木であり、今の環境におけばおそらく1000年以上生きると予想されます。まさにご神木です。

十条冨士塚の土台は古墳だそうです。その小山を利用して、江戸時代に江戸周辺で大流行した富士講が冨士塚を築いたのだそうです。冨士塚としても少なくとも200年以上、古墳時代からすれば、1500年もこの土地の信仰の対象となってきました。

そして冨士塚は日本人が富士山を尊び、憧れを抱いた証拠であり、世界遺産である富士山とともに、日本の風土に根差した伝統文化です。外国人の日本理解にも、日本人の地域史理解にも役立ちます。敬意をもって保存するべきです。

冨士塚を覆う大木たちも、塚と神様を守るだけでなく、周辺地域も環境も守ってきました。あれほどの大木を失うのは、地域の損失です。どうか破壊をやめてください。

打開策はあるはずです。去年、向かいの小学校の廃校が決まりました。冨士塚から北の道路部分の土地取得はまだ済んでいません。冨士塚破壊を急がず、小学校の敷地の一部を利用しながら、道路改修も冨士塚保存も両立できると思います。今一度知恵を絞ってください。

十条駅付近には大きな開発計画がいくつも進んでいます。そこにおいても、貴重な大木が伐られることがないよう、重ねて切に願うものです。