おでかけにも備蓄にも使える便利な乳児用液体ミルクを、日本でも製造してください!

おでかけにも備蓄にも使える便利な乳児用液体ミルクを、日本でも製造してください!

外出にも備蓄にも便利な乳児用液体ミルクを、日本でも!販売されれば、調乳の負担を減らし災害時の安心を確保でき、日本の子育てを少しだけ楽にしてくれるかもしれません。皆さんの声を集めて、企業に法改正に向けて動いてもらいましょう!
※署名がエラーになってしまう場合:
Facebookにコメントいただくかメールにてご賛同ください!
Hi everyone! Please click here for English. http://goo.gl/WiPjn7
現在6ヶ月の乳児を育てているスエナガと申します。
妊娠中に調べたところ、欧米では普及している液体ミルクが日本には無い事を知りました。 とても便利で、災害時の備えにもなる液体ミルクを、日本でも気軽に買えるようになってほしい!
そのためのハードルは主に二つ:行政の認可、そして国内メーカーの製造ライン確立、です。
しかしどちらに働きかけるにも、ニーズがどれくらいあるかを示す客観的な数字が必要だと思い、このたびchange.orgを通じて賛同してくださるかたを募集します。 乳児用液体ミルク、日本にもあったら是非使いたい!という方は、このキャンペーンへの賛同とシェアを是非お願いします。
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液体ミルクについて:
稀釈せずに付属の乳首をつけてそのまま飲ませる事ができる個包装型の液体ミルクは、外出などにとても便利で、海外ではスーパーやドラッグストアなどで簡単に手に入ります。
通常の粉ミルクの使い方は、
哺乳瓶を洗浄→熱湯、薬剤、蒸気などで消毒→ミルクを計量し哺乳瓶に入れる→70度以上のお湯でミルクを溶く→衛生的な水を足して適温に調整
というプロセス。思ったより、手がかかりますね。
出かけるともなれば、消毒済み哺乳瓶を2〜3個、粉ミルク、お湯を入れた魔法瓶、水、の重くてかさばる調乳セットを持ち運ぶことになります。
いっぽう、液体ミルクは個包装なので衛生的ですし、かさばりません。また、調乳済みで手間もかからず、室温のまま飲ませてOK。赤ちゃんが泣いたらすぐにあげられるので、夜間や風邪などしんどい時の授乳にも良さそうです。
そして、あまり知られていない液体ミルクですが、日本でもこの液体ミルクが注目を集めた事があります。それは、災害時。阪神淡路大震災の際に、乳児用ミルクの確保が困難となって注目されたそうです。東日本大震災の際には、海外製の液体ミルクを被災地に送る大規模な運動もあったとの事。
被災した場合に、ストレスや体調不良で母乳が出なくなってしまうケースは多いそうです。そんな中、避難所で、また自宅であっても、水や電力が安定的に使えない状況で哺乳瓶を洗って消毒しお湯を沸かして調乳する作業は、大きな困難を伴うでしょう。中にはそれが叶わずというケースもあったのではないかと推測されます。
赤ちゃんが母乳もミルクも飲めない状況が長く続けば、死に直結します。
地震大国の日本であればこそ、各自治体、各家庭で液体ミルクを一定量備蓄できたら、こんなに安心な事はありません。今後大規模な災害が起きた時、粉ミルクの運用では守りきれない命を、液体ミルクでならつなげる事ができるかもしれません。
また、個人的には、先にも書いたとおり、非常時に限らずお出かけの際に気軽に持ち運べるミルクがあれば、是非普段から使いたいと思っています。
是非、この声をメーカーさんと行政に届けて商品開発に動いてもらいましょう!!
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1つめのハードル、行政の認可について:
さて、液体ミルクが欧米では一般的なのに日本には無い理由として、ネットでは、厚生省の認可がおりないから、という記述が見られました。 しかしその明確なソースが見つからなかったので、厚生労働省の食品衛生課に直接問い合わせてみました。
・食品衛生法の中の乳製品について定めた省令で、乳児用ミルクの品目名が「乳児用調整粉乳」なので、液体ミルクはここに当てはまらない
・かと言って液体ミルクに反対の立場ではなく、今までメーカーや業界団体、輸入業者から要望が無い状態であり、承認品目に加えるべきかどうかの議論自体が未開始である
・ニーズがあり実際に承認申請されると、厚生労働省と消費者庁で検討され、うまく進めば省令改訂などの手続きがされて製造流通可能となる
とのご回答をいただきました。
また、消費者の草の根運動を受けて改訂に至る事も可能ではあるが、メーカー側と商品設計込みで話し合い出来るほうが行政としても何かと動きやすいので、いち消費者として取れるアクションとしては、まずはメーカーさんに問い合わせてみてはと勧めていただき、とても納得できました。
2つめのハードル、国内メーカーの製造について:
上の勢いで、業界最大手である明治乳業さんにも問い合わせてみましたが、こちらは検討するとも商品開発部門に伝えるともおっしゃってもらえませんでした。
メーカーさんとしてはニーズがどれだけあるか不明なので下手に検討しますとも言えないのでしょう。それはそれで誠意ある対応をいただいたのだと思います。
そこで、潜在的なニーズがどの程度あるのかを測るため、change.orgで賛同を募ることにした次第です。
消費者ニーズのあぶり出し←いまココ
↓
メーカー検討
↓
メーカーより行政に承認申請
↓
行政が認可
↓
メーカーが製造
↓
消費者が買える、 という流れが現実的なようです。
長い道のりですが、あったらいいなーという気持ちがその長い道を旅できますように。
英語ページはこちら: http://goo.gl/WiPjn7
2014.12.27追記:
Facebookページを作成しました。シェア用にご活用ください。
また追加のご意見や質問などもFacebookページで受け付けます。メーカーさんへ、より多くの声を届けたいと思いますので、ご意見をぜひお寄せください。
https://www.facebook.com/milkformulajapan
2014.11.15追記:
1メーカー名だけ名指しするのは良くないとのご指摘をいただき、もっともだと反省いたしました。宛先の記載を変更いたします。大変失礼いたしました。ご指摘いただいた井川さま、ありがとうございました。
2014.11.13追記:
液体ミルクについては、震災のときに大規模な寄贈の動きとともに、署名運動や法改正への働きかけもあったようです。(直接は存じ上げず、ウェブ上の情報ですが) その際に活動されていて、その時の状況などをシェアしてくださるかたがいらっしゃいましたら、ぜひご一報ください。