国政の投票方式を自書式から記号式に変えよう!

国政の投票方式を自書式から記号式に変えよう!
このキャンペーンは...
投票の仕方を変えることで、
よりよい政治を実現しよう!
というものです。
どう変えるかというと、
「書く」から「押す」に変える!
ということです。
どういうことでしょう?
これから説明しますね。
投票の仕方の現状
投票の仕方は、法律で決まっています。
公職選挙法という法律です。
その法律の第46条で、国会議員の選挙(国政選挙)では、
投票用紙に候補者の氏名や党名を自書(手書き)しなければならない
と規定されています。
そのため、国政選挙では毎回手書きで記入しなければなりません。
現状の問題点
「手書きの何が問題なの?」
という声、聞こえてきそうですね。
手書きでは困ることがいくつかあるのです。
困ること その1
同じ氏名だと半分になる
例えば、「山田太郎」という人がある選挙区で立候補するとします。
その選挙区で、同じく「山田太郎」という別の人が立候補したとします。
その場合、投票用紙に「山田太郎」と書くと、
それぞれの「山田太郎」に0.5票ずつ配分されるのです。
本当は1票入れたいのに、半分になってしまう。
これってどうなんでしょう?
あらかじめ、どちらかを選ぶような用紙だったらいいと思いませんか?
困ること その2
集計に時間がかかる
投票用紙に手書きするわけですから、
投票箱を開けて、用紙を確認するときに、
なんて書いてあるか確認する必要があります。
それを何千枚も、何万枚も目で確認するので、
大変ですよね。
それを振り分けてから集計するので、
時間がとてもかかります。
これが、はがきの郵便番号のように、
機械で読めるようなものだったら、
集計も早くなりそうじゃないですか?
困ること その3
読めない
みんながみんな、字をきれいに書けるわけではありません。
中にはなんて書いてあるかよくわからないものも。
その場合は、各候補者がお願いした投票立会人(たちあいにん)に、
「この人の票でいいですよね?」と確認してもらいます。
かろうじて読めるならまだしも、
まったく読めないものは、無効票になります。
つまり、投票所に行って投票した意味がなくなってしまうのです。
とても残念ですよね。
これが、字のきれいさに関係なく集計できたら、
確認の手間も減りますし、無効票も減ると思いませんか?
解決策
さて、こういった困ることを解決するために、
「書く」から「押す」に変えてみてはどうでしょうか?
「押す」というのは、
例えば投票用紙に各候補者の名前が並んでいて、
名前の横にそれぞれ枠があるようにします。
投票したい人の枠に、
投票所においてある〇(マル)印をポン、と押すのです。
(これを「記号式」と呼びます)
それで終わりです。
あとは、投票箱に入れるだけ。
こうすれば、
同じ名前の人でも枠が違えば、票を半分にする必要ないですよね。
年齢とか所属とかわかるようにしておけばよいのです。
枠の部分を読めばいいので、機械でも読み込めそうですし、
読めない、ということはほぼなくなります。
集計作業も簡単になりますし、結果も早く出そうです。
ちなみに、集計作業には市町村の職員がかなり動員されます。
大体20時くらいが開票時間ですから、これが減るだけでもいいですよね。
先行事例
「そうだね、なんでそうなってないのかね」
と思いますよね。
実は、地方自治体の選挙では、
すでに「記号式でやってもいいよ」となっています。
始めの方に書いた公職選挙法第46条は国政選挙についてでした。
その次の条の「第46条の2」で、地方自治体の選挙について書いています。
ここでは、「前条第1項の規定にかかわらず」、
自治体が条例で定めれば、記号式で投票してよいと書いています。
原則は手書きなんだけど、
自治体でOKなら記号式でもいいよ、ということです。
実際、記号式での投票をしている自治体もあります。
しかし、採用している自治体は減ってきているのです。
課題1:間に合わない
理由は、「期日前投票に間に合わないから」。
期日前投票というのは、投票日よりも前に投票することです。
期日前投票のために、投票用紙を印刷する必要がありますが、
立候補者がそろうのは告示日(選挙が始まる日)です。
期日前投票は告示日から数日後のことが多く、
記号式では用紙の印刷が間に合わないのです。
そのため、期日前投票では手書き方式とするよう、
公職選挙法で定められています。
課題1への対応
でも、工夫のしようはあるのではないでしょうか?
例えば、立候補締切日と選挙期間を分けるとか。
そうすれば候補者名がそろうのが早くなり、
印刷する時間もできるでしょう。
また、電子投票にすれば印刷せずに済みます。
電子投票というのは、スマホからできる、というのではありません。
どちらかというとATMや駅の切符販売端末のイメージです。
タッチパネルがあって、そこから候補者を選んでタッチ。
この方式であれば、印刷が不要なため、
候補者名をデータで入れておけばOK。
すでに法律上も可能ですが、
設備価格の高さがネックになっています。
あとはインターネット投票を導入するが一番投票しやすいですね。
セキュリティ対策など必要になるとは思います。
いずれにしても、
何らかの工夫でスケジュールの部分は何とかなるのではないでしょうか?
課題2:入りきらない
もう一つ、先行事例でよく言われることは、
「候補者が多いと紙に入りきらない」ということです。
投票用紙は大体はがきサイズくらいですね。
そこに候補者を並べるわけです。
10人くらいならまだよいですが、
40人とかになると、1枚に収めるには字も枠も小さすぎます。
かといって投票用紙を大きくすると、
これまた集計時に大変です。
課題2への対応
やはり、ここでのカギは電子化です。
電子投票かインターネット投票にすれば、
サイズの問題はなくなります。
もしくは段階的に選ぶ形にしてはどうでしょうか。
投票したい候補者が入っている投票用紙を選び、マルをつけて投票する。
ここも工夫次第で対応できると思います。
課題3:あ行が有利
さらによくある話が、
「先頭に名前がある人が有利」ということです。
「投票には行かないとと思うんだけど、誰がいいかとかわからない」
という方、いらっしゃいますよね。
そういった方の中で、「とりあえず先頭にマル付ける」
という方が多いのは事実のようです。
記号式にすると、先頭になった候補者が有利。
人の心理としてはありえることかと思います。
課題3への対応
この課題については、先行事例で対応がされています。
簡単な話で、並び順をくじで選ぶ、ということです。
よく選挙のポスターでも同じことがされます。
選挙のたびに街頭に並んでいる横長の大きな看板ありますよね?
その看板には、はじめ番号が並んでいて、
選挙が始まるとポスターが貼られていきます。
あのポスターを貼る場所は、
選挙が始まった日に抽選で決めているのです。
それもやはり、先頭の人が目立つからでしょう。
それと同じことをすればよいということです。
残る懸念
さて、ここまで長々と書いてきましたが、
まとめますと、
投票用紙を「記号式」に変える。
そのために、日程を見直したり、電子化を導入する。
そういったことを実現していきたい!
というのがこのキャンペーンの趣旨になります。
ただ、残る懸念はお金のこと。
電子化にはお金がかかるんじゃないかということです。
確かに、設備の導入と維持にはお金がかかります。
けれども、投票というのは民主主義における重要な部分です。
民主主義は日本の政治の根幹を成すものです。
そのために必要なコストは払ってもよいのではないでしょうか?
キャンペーンの進め方
投票用紙を「記号式」に変えるには、
法律の改正と、予算が必要になります。
それが出来るのは、内閣と国会議員です。
内閣は、予算案や法律案を国会に提出することができます。
国会議員も、一定の人数が賛同すれば、予算を必要とする法律案を提出できます。
また、国会で予算案や法律案を決めるには、
衆議院、参議院、どちらも過半数の国会議員の賛成が必要です。
しかも、国会議員の多くは政党に属しているので、
政党としての賛成も必要です。
ですので、内閣や国会議員、政党に、
このキャンペーンの趣旨を理解していただき、
法律案や予算案を国会に提出してもらい、賛成してもらう必要があります。
そのため、このキャンペーンは次のような流れになります。
- キャンペーン作成
- 賛同者募集 ←いまここ
- 政党、国会議員に賛否を尋ねる
- 賛成した政党、国会議員を公表する
- 必要な人数になるよう、賛同者を募るとともに、政党・議員に働きかけてもらう
- 内閣、政党、国会議員で法律案や予算案を作ってもらう
- 国会に法律案等を提出してもらう
- 国会で議決してもらう
- 予算化され、各選挙、地域で導入される。
協力してくれる方、大募集
立ち上げたはよいのですが、
私一人では時間もお金も足りません。
そこで、趣旨に賛同していただき、
「ぜひ応援したい!」という方、
ぜひご協力をお願い致します。
ご協力の方法は、Change.orgにあるとおりです。
1,賛同する
2,このキャンペーンをシェアする(facebook,twitter,メールなどなど)
また、
3,政党や国会議員にお知り合いがいらっしゃれば、このキャンペーンを紹介する
それによって賛同してもらえるかもしれません。
みなさんの力が必要です!
今後、随時情報を更新していきますので、
ご協力よろしくお願い致します!